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膨張したスマホのバッテリーは危険!原因と対処法を詳しく解説 | スマホスピタル
何となく「スマホが膨らんでいる?」と感じたら、それはバッテリーが膨張していることが原因かも知れません。
バッテリーが膨張しているのはかなり危険な状態で、安全もスマホも守るためにはすぐにでも適切な対処が必要です。
今回は、Androidスマホのバッテリーが膨張した際の症状や原因、必要対処法について解説します。
バッテリーの膨張を疑っている方は、ぜひ確認してください。
スマホのバッテリーが膨張すると見られる症状
スマホのバッテリーが膨張している可能性があるのは、下記の症状が出ている場合です。
【バッテリーが膨張した際によくある症状や異常】
・スマホが膨らんでいる
・画面が内側から押されるように浮いている
・タッチの誤作動が起こる
・スマホ決済が使えなくなる
・スマホから異臭がする
・フレームが変形する
iPhoneの画面はネジで固定されているため、バッテリーが多少膨張しても画面が浮きにくい構造になっています。
一方Androidスマホは、一般的に画面がネジで固定されておらず、粘着テープで留められているだけ、という機種もあります。
そのため、内部のバッテリーが膨張すると画面が外れやすいという特徴が見られます。
そういった理由からAndroidスマホは、バッテリーの膨張が画面に症状として出やすい点がポイントです。
Androidスマホのバッテリーが膨張する原因は
それでは、なぜスマホのバッテリーは膨張するのでしょうか?
下記のように、複数の原因が考えられます。
・バッテリーの劣化
・回路のショート
・落下などバッテリーへの強い衝撃
・充電器の故障や規定値外の電流での充電などによる過充電
・保管場所・環境が高温
・バッテリーの製造不良
いずれの場合も、バッテリー内の電解質が酸化し、内部にガスが発生することで、バッテリーが膨らみます。
同じバッテリーであっても、使用状況や充電回数によって、バッテリーの膨張が発生する場合もあれば、膨張しない場合もあります。
バッテリーが膨らむと危険な理由
スマホのバッテリーは、少し膨らんだ程度であれば大きな危険はありません。
しかし、バッテリーの膨張を放置しておくと、下記のようなリスクがあります。
・バッテリーの膨張による圧力で基板や内部部品が損傷する
・バッテリーが異常な高熱をもつ
・バッテリーが爆発する
・液漏れによって炎上する
基板や部品が損傷することで、スマホが使えなくなったり、データが消えたりする可能性があります。
また、酸化したガスは可燃性で、爆発したり、炎上したりして死亡事故につながる恐れがあります。
これまで、Galaxy Note7が世界中で発火してリコールされた事案や、死亡事故に至ってしまったケースもあります。
スマホのバッテリー膨張を防ぐ使い方と保管方法
危険な状態を回避するためには、普段から注意してスマホを使用・保管することが大切です。
ここからは、バッテリーの膨張を防ぐ方法を紹介します。
低品質の充電ケーブルを使わない
スマホの普及にあわせて、さまざまなメーカーが充電ケーブルを販売していますが、その価格にはバラつきがあります。
どの充電ケーブルを使っても充電自体はできるため、安価なアイテムを選んでいる方も多いでしょう。
しかし、低品質の充電ケーブルは、充電時の電圧が不安定で内部のチップが損傷する、回路にダメージが溜まってしまう、といったデメリットもあります。
充電時にスマホが熱を持ちすぎると、バッテリーが膨張・爆発するリスクがあるため、できるだけ有名なメーカーのケーブル、もしくは正規品を使うようにしましょう。
バッテリーへの負荷を減らす
バッテリーの膨張を防ぐためには、バッテリーをできるだけ劣化させないように使うことも大切です。
そのため、「長時間にわたる充電”過充電”を避ける」「電池残量が0%で放置する”過放電”を避ける」「充電しながらスマホを使わない」ことに注意しましょう。
スマホを充電して寝る、電池がないのを忘れて長時間放置する、といったケースはよくあることです。
しかし、過充電・過放電はバッテリーへの負担が大きくなるためできるだけ避けましょう。
また、充電しながらスマホを使用すると、バッテリーが熱を持ち、劣化を早めてしまうため、使うか充電するかのどちらか一方にしてください。
高温・多湿な場所に保管しない
バッテリーは熱に弱い特性を持っています。そのため、高温になる場所に置くのは控えましょう。
同様に、水気や湿気にも弱いため、湿度が高い場所も避けてください。
車内は、季節問わず高温になりやすい場所なので注意が必要です。
直射日光が当たるとスマホ、バッテリーの温度が上がり、バッテリーが劣化したり、膨張したりするリスクが高くなります。
とくに春から秋にかけての暑い日は、要注意です。
その他、直射日光が当たりがちな窓辺、高温多湿になりやすい浴室に置くのも控えましょう。
枕元で充電しながら寝る方も多いでしょうが、枕や布団の下にスマホがもぐりこんでしまうと熱がこもりやすくなるため、おすすめはできません。
バッテリーが膨張したスマホはどうしたらいい?
スマホのバッテリーが膨張したら、修理店でのバッテリー交換が必要になります。
できるだけ早く修理店に持ち込む
放置すれば爆発や炎上など重大な事故につながる可能性があるため、できるだけ早く修理に出してください。
自分で交換できないわけではありませんが、失敗すればバッテリーの爆発を誘発してしまったり、関係ない部品を壊してしまったりするリスクがあります。
安全のためにも、スマホ修理店に持ち込みましょう。
膨らみが小さい場合は、念のためバックアップだけ取っておくのがおすすめです。
一方で、画面のパネルが浮いてしまうほどバッテリーが膨張している場合は、早急に修理店でバッテリーを交換、修理してください。
すぐに修理店に持ち込めない場合
すぐに修理に持っていけない場合は、これ以上膨張させないよう応急処置を行います。
スマホの充電を避け、換気の良い涼しい場所に保管します。
爆発や炎上の恐れもあるため、コンクリートのフロアや周りに燃えるものがない場所を選びましょう。
リチウムは水と反応すると引火の原因となるため、水がかかりそうな場所もNGです。
膨張したバッテリーはスマホスピタル新橋で交換を
バッテリーが膨張したら、すぐに修理に出すのが鉄則です。
しかし、キャリアの修理に出すと、修理に1~2週間程度かかる可能性があります。
これは、キャリアショップが修理工場との仲介をしているためで、修理する時間に加えてスマホを配送する時間がかかるためです。
また、本体が交換になる場合もあり、バックアップが取れていないとデータがすべて消えてしまう可能性も。
バッテリーの膨張が激しい場合、バックアップの操作を行うのもリスクを伴います。
スマホスピタル新橋ならAndroidスマホもデータそのまま即日修理!
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異常が見られるパーツのみを修理するため、ほとんどのケースで中のデータが消えることはありません。
万が一修理ができないほど破損がひどい場合でも、スマホスピタル新橋ならデータ復旧サービスでデータだけを取り出せる可能性があります。
飛び込みの修理も大歓迎ですが、事前にご予約いただければ、機種に合ったパーツをご用意できるので、即日修理・当日お渡しも可能。
スマホのバッテリー膨張でお困りの方、ぜひスマホスピタル新橋にご相談ください!
2014年より、日本PCサービス株式会社にて、年間700件以上のパソコン・スマホ・タブレット修理およびお困りごと解決を行うフィールドエンジニアとして活躍した後、IT人材の育成や事業責任者として業界に従事。2021年11月、同社取締役に就任。
同年12月よりスマホ・iPhone修理のスマホスピタルを運営する株式会社スマホスピタル 取締役として、全国のスマホ修理事業を統括。
2023年5月、特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事に就任。リテラシー格差、使い方やトラブル時の正しい対処法など、スマホの正しい知識の普及のためスマートフォン整備士検定の構築に携わるなど、スマホ・パソコンをはじめIT関連業界に10年以上従事。
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