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iPhoneの文字変換がおかしいのはなぜ?原因と対処法を徹底解説 | スマホスピタル

iPhoneでメールやカレンダーに文字を入力する際に、「文字変換がおかしくなった!」という経験があるユーザーも多いのではないでしょうか。文字変換がおかしくなるのは、何かしらの原因があります。

原因を突き止めて適切な方法で対処すれば、これまで通りの文字入力が可能になるケースがほとんどです。この記事では、iPhoneの文字変換がおかしくなる原因と対処法をわかりやすく解説します。

「ユーザー辞書」で文字変換をカスタマイズする方法も併せて解説するので、この記事を読むと通常では変換されない単語や文章などもスムーズに入力できます。

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iPhoneの文字変換がおかしくなる原因と対処法

iPhoneで文字を入力する際に、おかしな変換になる原因はおもに次の通りです。

  • 原因その1:予測変換機能が間違った学習をしている
  • 原因その2:iOSに問題が発生している
  • 原因その3:ストレージがいっぱいになっている
  • 原因その4:iPhoneが乗っ取られている

原因によってはセキュリティ面でのリスクが高いため、文字変換がいつもと異なる場合はまず原因を突き止めることが大切です。ここでは、iPhoneの文字変換がおかしくなる原因と対処法を解説します。

原因その1:予測変換機能が間違った学習をしている

iPhoneの文字変換がおかしい場合、標準搭載されている予測変換機能が間違った学習をしている可能性が考えられます。

予測変換機能は、過去に入力した文字をiPhoneが学習し、入力した文字に対して予測される単語や文章を候補としてあげてくれる機能です。

この機能が搭載されているのは、文字を入力できるパソコンやタブレットなどさまざまです。iPhoneの場合、過去に入力した単語だけでなく、文章の内容や書き方の癖、safariの閲覧履歴などのさまざまなデータから予測されます。

しかし、入力する機会が多いすべての単語や文章に対応している訳ではないため、ユーザーの思い通りに学習されないケースもあります。予測変換機能で候補にあげて欲しい単語や文章がある場合、ユーザー辞書を活用すると便利です。

なお、ユーザー辞書の詳細は「ユーザー辞書」で文字変換をカスタマイズする方法」で解説します。

【対処法1】予測変換機能をリセットする

iPhoneの文字変換がおかしい場合、まずは予測変換機能のリセットを試してみましょう。予測変換機能をリセットする手順は、次の通りです。

  1. 「設定」を開く
  2. 「一般」をタップ
  3. 一覧から「リセット」をタップ
  4. 「キーボードの変換学習をリセット」をタップ
  5. パスコードを入力
  6. 赤字で表示される「変換学習をリセット」をタップ
  7. 予測変換機能のリセット完了

なお、予測変換機能は個別に設定できないため、一度リセットするとこれまでに候補としてあがっていた単語や文章も振り出しに戻ります。

【対処法2】予測変換機能をオフにする

予測変換機能が必要ない場合は、過去に入力した単語や文章をiPhoneが学習しないようにオフにするとよいでしょう。ただし、日本語入力の予測変換機能はオフにできません。予測変換機能がオフにできるのは、英語入力に限られます。

英語入力の予測変換機能をオフにする手順は、次の通りです。

  1. 「設定」を開く
  2. 「一般」をタップ
  3. 「キーボード」をタップ
  4. 「英語」の「予測」を左にスライド
  5. 予測変換機能の切り替え完了

これまではメールアドレスやURLが英単語として候補にあがっていても、予測変換機能をオフにすると認識しなくなります。

原因その2:iOSに問題が発生している

iPhoneの文字変換がおかしい時には、iOSにトラブルが発生している可能性が原因として考えられます。iOSに問題が発生していると、文字変換に何かしらの影響を及ぼすことがあります。

このような場合、iPhoneの再起動またはiOSのアップデートで症状が改善されるケースも多いです。まずはiPhoneを再起動し、それでも改善されなければiOSのアップデートを試してみましょう。

【対処法1】iPhoneを再起動する

iPhoneに何かしらの不具合が発生している場合、再起動すると改善されるケースも少なくありません。iPhoneを再起動する手順は、モデルごとに異なります。

【iPhone X・iPhone 11・iPhone 12・iPhone 13シリーズの場合】

  1. 「電源ボタン」と「音量を上げるボタン」または「音量を下げるボタン」を同時に長押し
  2. 電源オフスライダが表示
  3. スライダをドラッグ
  4. 30秒程度で電源がオフ
  5. 「電源ボタン」をAppleのロゴマークが表示されるまで長押し
  6. 再起動完了

【iPhone 6・iPhone 7・iPhone 8・iPhone SE(第2世代)の場合】

  1. 「電源ボタン」を電源オフスライダが表示されるまで長押し
  2. スライダをドラッグ
  3. 30秒程度で電源がオフ
  4. 「電源ボタン」をAppleのロゴマークが表示されるまで長押し

【iPhone 5以前・iPhone SE(第1世代)シリーズ】

  1. 「電源ボタン」を電源オフスライダが表示されるまで長押し
  2. スライダをドラッグ
  3. 30秒程度で電源がオフ
  4. 「電源ボタン」をAppleのロゴマークが表示されるまで長押し

【対処法2】iOSをアップデートする

再起動しても文字変換がおかしい場合、iOSを最新バージョンにアップデートすると症状が改善されることがあります。iOSを最新バージョンにアップデートする手順は、次の通りです。

  1. 「設定」を開く
  2. 「一般」をタップ
  3. 「ソフトウェア・アップデート」をタップ
  4. 「今すぐインストール」または「ダウンロードしてインストール」をタップ
  5. iOSのアップデート完了

iOSのアップデートは、正常に処理を完了させるために予めWi-Fiに接続してから行いましょう。

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原因その3:ストレージがいっぱいになっている

iPhoneの文字変換がおかしい場合、ストレージを圧迫していることが原因のひとつとして考えらえます。ストレージには上限があり、容量を圧迫すると動作が重くなったり、アップデートが正常に完了しなかったりなどの症状が現れます。

文字変換にも影響を及ぼす可能性もあるため、不要なデータやアプリなどを削除してストレージに余裕を持たせましょう。

【対処法1】不要な動画や写真を削除する

iPhoneのストレージを圧迫すると文字変換だけでなくさまざまな不具合が発生するため、不要な動画や写真は削除します。今後も動画や写真がストレージを圧迫しないように、定期的に不要なものを整理する習慣をつけるとよいでしょう。

iPhoneで不要な動画や写真を削除する手順は、次の通りです。

【ひとつずつ削除する場合】

  1. 写真Appを開く
  2. 「ライブラリ」タブの「すべての写真」をタップ
  3. 削除したい写真や動画を選ぶ
  4. ゴミ箱マークをタップ
  5. 「写真を削除」をタップ
  6. 削除完了

【複数をまとめて削除する場合】

  1. 写真Appを開く
  2. 「ライブラリ」タブの「すべての写真」をタップ
  3. 削除したい複数の写真や動画を選ぶ
  4. ゴミ箱マークをタップ
  5. 「写真を削除」をタップ
  6. 削除完了

また、動画や写真はiCloudに保存すると、iPhoneのストレージの圧迫を軽減できます。iCloudはクラウド上にさまざまなデータを保存できるサービスで、5GBまでのデータであれば無料で利用できます。iCloudに動画や写真を保存する手順は、次の通りです。

  1. 保存したい写真や動画を選ぶ
  2. 画面左下の「↑」マークをタップ
  3. 画面を下にスクロール
  4. 「ファイルに保存」をタップ
  5. 「iCloud Drive」をタップ
  6. 保存したいフォルダを選ぶ
  7. 「保存」をタップ
  8. iCloudへの保存完了

【対処法2】不要なキャッシュを削除する

iPhoneのストレージを確保するためには、不要なキャッシュを削除するのも手段のひとつです。キャッシュとは、一度開いたWebサイトやアプリなどのデータを一時的に保存し、次回からアクセスしやすいようにするための技術です。

キャッシュによってストレージを圧迫しやすいデータには、safariや電子書籍、動画などのコンテンツが挙げられます。データによっては数百MBを超えることもあるため、定期的にキャッシュを削除する習慣をつけるとよいでしょう。

safariのキャッシュを削除する手順は、次の通りです。

  1. 「設定」を開く
  2. 「safari」をタップ
  3. 「履歴とWebサイトデータを消去」をタップ
  4. キャッシュの削除完了

【対処法3】不要なアプリを削除する

iPhoneにインストールしているアプリの中で、不要なものを削除するとストレージに余裕ができます。ゲームアプリの中には、容量が数GBを超えるものも少なくないからです。アプリを削除する際には、次の手順でストレージを確認しながら行うとよいでしょう。

  1. 「設定」を開く
  2. 「一般」をタップ
  3. 「iPhoneストレージ」をタップ

iPhoneストレージでは、データの種類ごとの使用済み容量が確認できます。アプリの場合、赤色で表示されている部分が使用済み容量です。

原因その4:iPhoneが乗っ取られている

文字変換がおかしい場合、第三者にiPhoneを乗っ取られている可能性があります。しかし、iPhoneの乗っ取りで文字変換に影響が出るのは稀なので、上記で紹介した対処法を試しても症状が改善されない場合に疑われるケースです。

iPhoneが乗っ取られている場合、Apple IDのパスワードを変更したりApple社のサポートに連絡したりして対処しましょう。

【対処法1】Apple IDのパスワードを変更する

iPhoneが乗っ取られるおもな原因は、Apple IDの流出です。Apple IDが第三者に知られてしまうと、勝手に有料サービスを利用されたり見られたくないデータが漏洩したりなどのさまざまなリスクがあります。

しかし、速やかにApple IDを変更すれば第三者による操作は不可能になります。Apple IDのパスワードを変更する手順は、次の通りです。

  1. 「設定」を開く
  2. 「ユーザー名」をタップ
  3. 「パスワードとセキュリティ」をタップ
  4. 「パスワードの変更」をタップ
  5. 現時点でのパスワードまたはパスコードを入力
  6. 新しいパスワードを2回入力
  7. 「変更」または「パスワードの変更」をタップ
  8. Apple IDのパスワード変更完了

【対処法2】Apple社のサポートに連絡する

iPhoneの乗っ取りが疑われる時にApple IDの変更ができなかった場合、速やかにApple社のサポートに連絡しましょう。

iPhoneが乗っ取られると予期せぬトラブルに巻き込まれる可能性があるため、Apple IDのパスワードは第三者から推測されにくいものに設定しておくと安心です。

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アルファベット変換がおかしくなる時の原因と対処法

iPhoneで文字を入力する際に、何らかの理由でアルファベットの変換がおかしくなることがあります。

この場合、自動修正機能が働いている可能性が高いため、設定をオフに切り替えると改善されることがほとんどです。

原因:iPhoneの自動修正機能が働いている

iPhoneには、文字を入力する際に便利な予測変換機能の他に自動修正機能が標準搭載されています。自動修正機能とは、英語のスペルを誤って入力した際に自動で正しいスペルに修正してくれる機能のことです。

正しいスペルが不明確な時には便利な機能である一方で、ローマ字入力する際には少し邪魔になります。例えば兵庫県の姫路を「Himeji」と入力したい場合、自動修正機能が働くと「HomeKit」に変換されてしまいます。

ユーザーは正しいローマ字で入力したと思っていても、自動修正機能で誤った文字列に変換される可能性があるため、メールの本文にローマ字を入力する際には注意が必要です。

【対処法】自動修正機能をオフにする

iPhoneの自動修正機能が不便だと感じる場合は、オフに切り替えるとローマ字入力がスムーズになります。自動修正機能をオフに切り替える手順は、次の通りです。

  1. 「設定」を開く
  2. 「一般」をタップ
  3. 「キーボード」をタップ
  4. 「自動修正」を左にスライド
  5. 自動修正機能オフの切り替え完了

また、iPhoneには、自動修正機能で修正されたスペルを入力するたびに表示できる機能もあります。この機能を利用するためには、次の手順で設定可能です。

  1. 「設定」を開く
  2. 「一般」をタップ
  3. 「キーボード」をタップ
  4. 「予測」を右にスライド
  5. 設定完了

「ユーザー辞書」で文字変換をカスタマイズする方法

iPhoneの予測変換機能は、ユーザーが過去に入力したすべての単語や文章に対応している訳ではありません。予測変換を希望する単語や文章がある場合、「ユーザー辞書」を活用すれば文字変換を自由にカスタマイズできます。

ここでは、ユーザー辞書の特徴と設定手順などを解説します。

ユーザー辞書とは

ユーザー辞書とは、ユーザーが頻繁に使用する単語や文章を予め登録できる機能のことです。文字入力できるパソコンやタブレットなどのさまざまな機器にも、ユーザー辞書機能が搭載されています。

ユーザー辞書のメリットは、一度登録しておくと少ない文字の入力で必要な単語や文章を入力できる点です。頻繁に使用する住所も登録できるため、入力する際の手間が省けます。

例えばビジネスシーンでメールを送信する機会が多い場合は、挨拶文や定型文をユーザー辞書に登録しておけば、仕事の効率アップが期待できます。iPhoneの予測変換機能だけでは物足りないと感じているユーザーは、ぜひユーザー辞書を試してみてください。

ユーザー辞書を使用するには

ユーザー辞書の魅力は、予測変換機能では学習されない単語や文章にも対応していることです。ユーザー辞書を使用するためには、予め単語や文章などを登録しておく必要があります。

ここではユーザー辞書の登録や削除手順を解説するので、すぐにでも使用してみましょう。

ユーザー辞書に語句を設定する手順

iPhoneでユーザー辞書に単語や文章を登録する手順は、次の通りです。

  1. 「設定」を開く
  2. 「一般」をタップ
  3. 「キーボード」をタップ
  4. 「ユーザー辞書」をタップ
  5. 画面右上の「+」をタップ
  6. 登録したい単語と読み仮名を入力
  7. 「保存」をタップ
  8. ユーザー辞書の登録完了

ユーザー辞書に設定した語句を削除する手順

iPhoneのユーザー辞書に登録した単語や文章は、削除することも可能です。ユーザー辞書に登録した単語や文章を削除する手順は、次の通りです。

  1. 「設定」を開く
  2. 「一般」をタップ
  3. 「キーボード」をタップ
  4. 「ユーザー辞書」をタップ
  5. 画面左下の「編集」をタップ
  6. 一覧から削除したい文字や文章を選ぶ
  7. 「-」をタップ
  8. 「削除」をタップ
  9. 「終了」をタップ
  10. ユーザー辞書の削除完了
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スマホに不具合が見られる場合はスマホスピタルへ

iPhoneの文字変換がおかしくなる原因は、予測変換機能が間違った学習をしている場合やiOSに問題が発生している場合など多岐にわたります。正常な文字変換に戻すためには、原因に対して適切な方法で対処することが大切です。

そのため、まず取り掛かるのは文字変換に異常を来している原因を探ることです。最悪の場合、iPhoneを乗っ取られている可能性があるため、速やかにApple IDのパスワードを変更したりサポートに連絡したりしましょう。

また、予測変換機能だけでは不便だと感じている場合は、ユーザー辞書を上手く活用すると便利です。iPhoneの変換機能を使いこなして、文字入力へのストレスを軽減させましょう。

iPhone本体にトラブルが発生した場合は、スマホスピタルへご相談ください。スマホスピタルでは、液晶交換やバッテリー交換などのさまざまな修理に対応しています。修理しても写真やアプリなどのデータは消えないため、安心してお任せください。

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2014年より、日本PCサービス株式会社にて、年間700件以上のパソコン・スマホ・タブレット修理およびお困りごと解決を行うフィールドエンジニアとして活躍した後、IT人材の育成や事業責任者として業界に従事。2021年11月、同社取締役に就任。
同年12月よりスマホ・iPhone修理のスマホスピタルを運営する株式会社スマホスピタル 取締役として、全国のスマホ修理事業を統括。
2023年5月、特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事に就任。リテラシー格差、使い方やトラブル時の正しい対処法など、スマホの正しい知識の普及のためスマートフォン整備士検定の構築に携わるなど、スマホ・パソコンをはじめIT関連業界に10年以上従事。

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