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iPhoneがカーオーディオへのUSB接続で認識原因と対処方をご紹介 | スマホスピタル

iPhoneはLightningケーブルでカーオーディオにUSB接続して音楽を再生できます。しかし、Lightningケーブルで接続しても、カーオーディオがiPhoneを認識せず、iPhoneで再生する音楽をカーオーディオから流すことができないことがあります。

この記事では、カーオーディオにiPhoneをUSB接続しても認識しない原因と対処法、カーオーディオへiPhoneをUSB接続するときの注意点などを詳しく解説します。

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カーオーディオがiPhoneのUSB接続を認識しない7つの原因

カーオーディオがiPhoneを認識しない際に考えられる、主な7つの原因について解説します。

iPhone本体のロックがかかったまま

カーオーディオがiPhoneを認識しないのは、ロックがかかっているせいかもしれません。iPhoneにロックがかかっていると、カーオーディオはiPhoneを自動で認識することができないためです。

音楽が再生できない場合、まずはロックされているかどうかを確認してみましょう。

iPhoneの動作の不具合

iPhone側に何らかの原因があり、カーオーディオがiPhoneを認識できない可能性があります。

特に故障や不具合といったことではなくても、iPhoneのバックグラウンドで動作しているアプリが多すぎて、メモリ容量を圧迫していることなどが原因の場合もあります。iPhoneのアプリはホーム画面に戻っただけでは完全に終了せずにバックグラウンドで起動し続けるためです。

バックグラウンドで動作しているアプリが多すぎたり、メモリを大量に使用するアプリを起動していることが原因となりっている可能性もあります。

iPhoneのiOSとの相性

iPhoneは年に1回、iOSの機能そのものが大規模に変更されるメジャーアップデートが行われます。また、細かい修正やセキュリティの強化のための小規模なマイナーアップデートも年に数回行われています。

iOSのアップデート直後は、カーオーディオのプログラムがiPhoneの新しいiOSのプログラムに追いつかずに、一時的に認識できない状態になってしまうことがあります。

iPhoneのアップデートは、カーオーディオなどよく使う周辺機器の対応状況を調べた上でおこなうほうが安心でしょう。

カーオーディオに未対応の音源

一口に音楽ファイルと言っても、開発したメーカーなどによってさまざまなファイル形式が存在しています。現在、iPhoneで再生できる音楽のファイル形式は10種類程度ですが、そのすべてのファイル形式に対応しているカーオーディオはありません。

再生したい音楽のファイル形式が、カーオーディオで再生できるファイル形式とは違う形式のものであった場合には、その音楽を再生することはできません。

再生できる音楽ファイルの形式は、カーオーディオの機種によって異なります。カーオーディオのマニュアルで確認しましょう。

USB接続する場所の間違い

カーオーディオの種類によっては、iPhoneとの接続はBluetooth接続しかできないものもあります。Bluetooth接続しかしないのにUSB端子がある場合、それはスマホやタブレットの充電用として用意されたものの可能性が高いです。

また、カーオーディオに複数のUSB端子がついている場合には、オーディオ再生用の端子の他に、充電専用の端子が用意されている場合もあります。

どちらの場合でも、充電専用の端子にUSB接続してしまった場合には、その端子からは充電しかできません。音楽ファイルのデータのやり取りができない端子なので、カーオーディオはiPhoneを認識できません。

カーオーディオに非対応のケーブルを使用

カーオーディオがiPhoneを認識しないときには、USB接続しているLightningケーブルがそのカーオーディオに対応していないケーブルの可能性があります。

Lightningケーブルには、データを双方向でやり取りできるものの他に、充電専用のケーブルがあります。充電専用のケーブルでUSB接続していたら、カーオーディオはiPhoneを認識できません。

また、カーオーディオの機種によってはiPhoneと接続するためにカーオーディオ専用のケーブルが必要な場合もあります。カーオーディオ専用ケーブルが必要な場合には、パソコンと同期できるApple社の認証を受けたLightningケーブルを使っていても、カーオーディオが認識しません。

コネクタの不具合

今まで問題なくiPhoneをUSB接続していたのに、突然カーオーディオがiPhoneを認識しなくなってしまった場合には、iPhoneを接続するためのコネクタに不具合が生じてしまった可能性があります。

Lightningケーブルを使ってUSB接続する場合、iPhone側もカーオーディオ側も何度もケーブルの端子をコネクタに差したり抜いたりすることなります。長年使っていると、iPhone側のLightningコネクタも、カーオーディオ側のUSBコネクタも劣化していきます。

コネクタの不具合の場合には、コネクタの部分の部品交換が必要となり、修理に出す必要があります。

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USB接続でカーオーディオにiPhoneを認識させる6つの対処法

iPhoneをカーオーディオに認識させるための6つの対処法を解説します。

iPhoneのロックの解除

iPhoneをカーオーディオに接続したときに画面のロックしたままであれば、まずはロック解除をしてみましょう。iPhoneのロック解除の方法は、iPhoneの機種やパスコードの設定の有無によって違います。

パスコードを設定している場合には、ホームボタンを押すかiPhoneの右サイドにある電源ボタンを押すと、パスコードの入力画面が表示されます。自分が設定したパスコードを入力するとロック解除できます。

指紋認証のTouch IDを設定している場合には、ホームボタンに指紋認証した指を置くことでロック解除できます。顔認証のFace IDを設定している場合には、iPhoneの画面に自分の顔を向けることでロック解除できます。

カーオーディオに対応したUSBポートへ接続

カーオーディオに複数のUSB端子がある場合には、充電専用端子ではなくカーオーディオ専用端子へ接続できているか確認しましょう。端子のところに雷のようなマークなど、電気をイメージさせるようなマークが付いている場合には、充電専用のUSB端子の可能性が高いです。

音楽ファイルのデータを通信できるUSB端子には、USBを表す三つ又に分かれたケーブルのようなマークが表示されています。USB端子の種類をよく見分けて、正しい方へ接続するようにしましょう。

どの端子が音楽を再生できるUSB端子かよくわからない場合には、カーオーディオのマニュアルで確認してください。

iPhoneの再起動

iPhone側の不具合が原因の場合には、iPhoneを再起動することで解決することが多いです。

iPhoneを再起動する方法は、iPhoneの機種によって違います。それぞれお使いの機種に沿った再起動方法で再起動してみましょう。

  • iPhoneX、11、12、13の再起動方法
  1. iPhoneの右側にある電源ボタンと音量ボタン(上げると下げるのどちらでも可)を同時に押す
  2. 電源オフスライダが表示されたら離す
  3. スライダをドラッグしてしばらく待つ
  4. iPhoneの右側にある電源ボタンをAppleのロゴが表示されるまで長押しする
  • iPhone SE (第 2 世代)、8、7、6の再起動方法
  1. iPhoneの右側にある電源ボタンを長押しする
  2. 電源オフスライダが表示されたらスライダをドラッグしてしばらく待つ
  3. iPhoneの右側にある電源ボタンをAppleのロゴが表示されるまで長押しする
  • iPhone SE (第 1 世代)の再起動方法
  1. iPhoneの右上にある電源ボタンを長押しする
  2. 電源オフスライダが表示されたらスライダをドラッグしてしばらく待つ
  3. iPhoneの右上にある電源ボタンをAppleのロゴが表示されるまで長押しする

USB接続するケーブルの確認

iPhoneとカーオーディオを接続するためのLightningケーブルがカーオーディオに対応しているものかどうかを確認しましょう。カーオーディオの機種によって、Apple社の認証を受けたMFi認定ケーブルであれば利用できるものもあります。しかし、カーオーディオ純正ケーブルしか対応していない場合もあります。

カーオーディオのマニュアルで、どのようなケーブルであれば対応しているのか確認して、できる限り正規品のLightningケーブルを用意するようにしましょう。

カーオーディオ対応の音源だけiPhoneに入れる

カーオーディオに対応しているファイル形式の音源だけをiPhoneに用意するようにしましょう。汎用性の高いWMAやMP3などのファイル形式であれば、ほとんどのカーオーディオに対応しています。どのようなファイル形式の音楽を用意すればいいのかは、カーオーディオのマニュアルでご確認ください。

iPhoneやカーオーディオの修理

USB端子の不具合の可能性が高い場合には、自分では対応することができません。iPhoneのLightning端子の不具合であればiPhoneの修理業者へ、カーオーディオ側のUSB端子の不具合であれば車を購入したディーラーかカー用品店へ相談します。

iPhoneを修理する場合、スマホキャリアの保証サービスに加入しているのならまずはキャリアに問い合わせましょう。保証サービスに加入していない場合には、お近くのiPhone修理の専門店へ相談してみましょう。

全国各地に提携店舗のあるスマホスピタルでは、iPhoneのLightning端子の修理を承っております。熟練したスタッフが大切なiPhoneを丁寧に修理いたします。Lightning端子の接続に不安を感じるようであればぜひご相談ください。

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iPhoneとカーオーディオはBluetoothでも接続可能

iPhoneとカーオーディオは、USB接続以外にBluetooth接続でも可能です。

Bluetoothを利用するメリット

Bluetoothとは無線通信の規格の一種類です。Wi-Fiよりも転送できるデータ量は少なく、無線マウスや無線イヤホンなどで主に利用されています。10m以内で接続できるので、カーオーディオとiPhoneとの接続には問題なく利用できます。

Bluetooth接続のメリットは、iPhoneをかばんやポケットに入れたままでも接続できる点です。ケーブル無しのワイヤレスで利用できるので、ケーブルで接続する煩わしさもなくなります。

BluetoothでiPhoneを接続する手順

カーオーディオとiPhoneをBluetooth接続する手順を見ておきましょう。

  1. iPhoneの設定アプリの「Bluetooth」を開く
  2. 「Bluetooth」をいったんオフにする
  3. 5秒たったら「Bluetooth」をオンにする
  4. カーオーディオ側のマニュアルに従ってBluetooth接続を行う

Bluetoothレシーバーは後付け可能

カーオーディオがBluetooth対応ではない場合でも、Bluetoothレシーバーを使うことでBluetooth接続で音楽を楽しめるようになります。Bluetoothレシーバーとは、Bluetoothに対応していないカーオーディオでBluetoothの電波をキャッチできるようにする機器です。

3.5mmイヤホンジャックに差し込むものと、FMラジオの電波に変換するBluetoothトランスミッターがあります。Bluetoothトランスミッターはカーオーディオにイヤホンジャックがない場合でも使えます。どちらも2,000円から4,000円程度、カー用品店などで購入できます。

Bluetoothトランスミッターの使用方法は次のとおりです。

  1. Bluetoothレシーバーをカーオーディオのステレオミニプラグに接続する
  2. カーオーディオの設定をAUXにする
  3. iPhoneの設定アプリの「Bluetooth」を開きレシーバーとペアリングする

以上の操作でスマホの音楽を簡単にカーオーディオで再生できるようになります。

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iPhoneをカーオーディオで楽しむ際の注意点

カーオーディオでiPhoneの音楽を楽しむときにはいくつか注意したほうがいい点があります。iPhoneをカーオーディオに接続するときの4つの注意点について解説します。

音質にこだわるならカーオーディオシステムも見直し

iPhoneへ保存する音楽の音質にこだわって楽曲を保存している人も多いことでしょう。しかし、iPhoneへ高音質の音楽を保存していても、カーオーディオのシステムが高音質再生に対応していなければ、良い音質を楽しめません。

音質にこだわりたいのならカーオーディオシステムの全般的な見直しが必要なこともあります。

iPhoneは車内で固定

USBケーブルで接続したiPhoneを、ダッシュボードやドリンクホルダーにおいている人もいますが、ダッシュボードやドリンクホルダーではiPhoneが固定されずに運転中に動いてしまいます。

運転中にiPhoneがUSBケーブルが抜けてしまったり、下に落ちて壊れてしまったりする可能性もあります。カーオーディオでiPhoneの音楽を楽しみたいときには、専用のスマホホルダーを使ってiPhoneを固定することをおすすめします。

認定外のケーブルはリスクあり

iPhoneとカーオーディオを接続するケーブルは必ずMFi認証を受けているものを利用しましょう。MFiとは「Made for iPhone / iPod / iPad」の略で、iPhoneで利用できる製品としてApple社が他のメーカーから発売されるiPhoneの周辺機器に対して与える認証のことです。

MFi認証の製品はApple社が正式に認定している製品なので安心して利用できます。MFi認証を受けていない製品でも、カーオーディオで利用できるものもありますが、iOSのアップデートに対応できない場合があります。

カーオーディオで利用するLightningケーブルは、カーオーディオ純正のものがあればカーオーディオ純正のものを、カーオーディオ側で指定されたものがない場合でもMFi認証のものを利用しましょう。

音量のばらつきはiTunesで調整

iPhoneに保存されている楽曲ごとに音量がバラバラで、カーオーディオで再生すると聞きにくいことがあります。その場合、iPhoneの設定アプリで調整することができます。音量の調整方法は次のとおりです。

  1. iPhoneの設定アプリを開く
  2. 「ミュージック」を開く
  3. 「音量を自動調整」をオンにする
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iPhoneをカーオーディオが認識しないときには原因を特定しよう!

カーオーディオにiPhoneをUSB接続しても認識しない、再生できないときには必ず原因があります。まずは原因を特定して対処することが大切です。原因が故障などで自分ではどうしても対処できない場合には、修理も視野に入れて対処法を検討しましょう。

カーオーディオ側に原因がある場合にはカー用品店などに相談してみましょう。iPhone側の原因を解決できない場合には、専門業者に相談してみるのが一番早いでしょう。スマホスピタルではiPhoneの不具合や様々なお悩みの相談に対応できます。気になることがある方はぜひお気軽にご相談ください。

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2014年より、日本PCサービス株式会社にて、年間700件以上のパソコン・スマホ・タブレット修理およびお困りごと解決を行うフィールドエンジニアとして活躍した後、IT人材の育成や事業責任者として業界に従事。2021年11月、同社取締役に就任。
同年12月よりスマホ・iPhone修理のスマホスピタルを運営する株式会社スマホスピタル 取締役として、全国のスマホ修理事業を統括。
2023年5月、特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事に就任。リテラシー格差、使い方やトラブル時の正しい対処法など、スマホの正しい知識の普及のためスマートフォン整備士検定の構築に携わるなど、スマホ・パソコンをはじめIT関連業界に10年以上従事。

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