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iPhoneの画面が割れたら交換!自分で行う手順を紹介 | スマホスピタル

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【自分で交換する前に】iPhone画面の基礎知識を知る

iPhoneの画面は、フロントガラス・タッチパネル・液晶・バックライトの4層構造になっており、総称して「フロントパネル」と呼ばれています。

フロントガラスはiPhoneの画面を保護する役割があり、特殊な素材を混ぜて強化されているので、簡単には傷つきません。

ただし、高いところから落としたり、勢いよくぶつけたりすると割れてしまいます。

タッチパネルは指の動きを感知して基板に伝える役割があり、その結果を表示するのが液晶です。バックライトで照らすと、明るくなるだけでなく、色も表現できるようになります。

これらは表面のフロントガラスだけが破損していても、基本的にフロントパネルごとの交換になります。

自分で画面交換をするには、特殊な道具や時間が必要です。iPhoneの画面は、のりで圧着されているため、剥がすには特殊な工具も必要になります。また、分解する工程も複雑です。

基礎知識をしっかりと付けてから画面交換に挑みましょう。

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【必要な道具】iPhone画面交換の準備

自分でiPhoneの画面を交換するには、新しいフロントパネルと専用の工具が必要です。

インターネットの通販サイトでは、iPhoneの画面を交換できるキットが機種ごとに販売されており、これらがセットになっています。

・極細の精密ドライバーが数種類(星型、Y型、プラス型など)

・ヘラが数本…隙間をこじ開けたり、接着部分やコネクターを剥がしたりするときに必要です。

・吸盤吸盤…フロントパネルを本体から離すときに使います。

ほかにも、細かい部品をつまむためのピンセットがあると便利です。先端が細いもの、カーブになっているもの、ギザギザになっているものなど、数種類用意して使い分けると作業が楽になります。

また、外したネジや部品は紛失しないように、仕切りのついたケースに入れておくと安心です。糊を温めて緩めるためのドライヤーも用意しましょう。

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【手順】iPhone画面交換の大まかな流れ

ここからは、iPhoneの画面を自分で交換するときの大まかな流れを説明します。

1.フロントパネルを取り外す

まずは、iPhoneのデータをバックアップし、完了したらシャットダウンして、SIMカードを外しましょう。修理中にデータが消失したり、SIMカードが破損したりするのを防ぐためです。

次に、iPhoneの底面を見て、コネクターの両脇にあるふたつのネジを、星型のドライバーで外します。星型のネジ山は簡単につぶれてしまうため、慎重に回しましょう。

ネジが外れたら、吸盤をホームボタンに近い側に貼り付けて、フロントパネルをゆっくり持ち上げます。ホームボタンに近い側に貼るのは、スピーカーやインカメ側でケーブルとつながっているからです。

少し隙間ができたら、ヘラでこじ開け、また吸盤で持ち上げるのを繰り返しましょう。吸盤だけで開けようとするのは破損の原因です。

2.本体と画面のケーブルを取り外す

フロントパネルが十分に持ち上がったら、本体と接続されているケーブルを外します。接続箇所はプレートで覆われているので、ネジを回してプレートを外しましょう。その後で、ヘラを使って4本のケーブルをコネクターから外します。

これで、本体からフロントパネルが離れました。

3.インカメやスピーカーなどを取り外す

フロントパネルには、さまざまな部品が取り付けられており、これらは交換しても引き続き使うので、外さなければいけません。

フロントパネルの裏面にある上部のプレートにはインカメやスピーカーやセンサー、下部のプレートにはホームボタンが、それぞれ格納されています。

中央の大きなプレートには熱を逃がすヒートシンクの役割があり、これも必要です。

まずは上部のプレートのネジをドライバーで回して外します。スピーカーはインカメを起こすだけで簡単に取れますが、インカメやセンサーはヘラで糊を剥がしながら、ゆっくり外しましょう。それぞれにカバーがあるので、これらも忘れずに外します。

4.ホームボタンなどを取り外す

次は下部のプレートです。同様にネジを回して外しましょう。ホームボタンはフロントパネルとケーブルで接続されています。ヘラを使ってコネクターから外しましょう。

ケーブルが糊で接着されていますが、外すのは後回しです。

この状態でホームボタンを表側から押せば取れるのですが、糊で接着されているため、無理すると破損する恐れがあります。

ドライヤーで糊を緩めながら、傷つけないようにゆっくりと外しましょう。精密機器なので、外れないからといって温め過ぎるのはNGです。

ホームボタンが取れたら、ケーブルの糊をヘラで剥がして、フロントパネルから外します。

5.画面裏のプレートを1枚取り外す

最後に中央の大きなプレートを外しましょう。ネジを回しても、糊で接着されている箇所があるため、ヘラを使って少しずつ剥がします。

これで新しいフロントパネルでも引き続き使う部品が、すべて外れました。

6.部品を新しいフロントパネルに取り付ける

続いて、新しいフロントパネルに、先ほどとは逆の順番で部品を取り付けていきます。

まずは中央の大きなプレートをネジで留めます。

ひとつのネジを一気に留めるのではなく、複数のネジを少しずつ回しながら、留めていきましょう。ひとつのネジに力がかかったり、ネジ穴がずれたりするのを防げます。

ホームボタンは、ケーブルを貼り付けてボタンを固定し、コネクターに差し込むという順番です。その上に、下部のプレートをネジ留めして覆います。

上部は、インカメやセンサー、それぞれのカバー、スピーカーを取り付け、プレートで覆うという流れです。ネジで仮留めをしたら、位置がすれていないか確認しましょう。問題が無ければ、ネジを回してしっかり留めます。

7.本体にディスプレイを取り付ける

すべての部品を取り付けたら、フロントパネルと本体をケーブルで接続しましょう。コネクターを間違えないようにケーブルを差し込み、プレートで覆います。

ケーブルを接続できたら、フロントパネルを本体にはめ込み、隙間が無いのを確認して底部のネジ2本を留め、完了です。SIMカードを戻して電源を入れ、正常に動作するか確認しましょう。

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【失敗するキケン!】自分で修理・交換には注意!

自分でiPhoneの画面を交換する方法を紹介してきましたが、難しい作業であるため、あまりおすすめできません。専門の業者に修理してもらうほうが無難です。

素人の修理は故障のリスクが高い

iPhoneの画面交換では、引き続き使う部品が多く、作業の際にこれらを破損する恐れがあります。

そうなると、ますます自分で修理するのは困難になります。途中で修理を依頼しても、画面を交換するだけより高額になる可能性があります。

専門の業者であれば、工具も揃っていますし、交換にも慣れているので、作業中に破損する心配はありません。

総務省登録修理業者のスマホスピタルなら画面交換も安全

スマホスピタルは、総務省登録の修理業者です。修理後も技術基準に適合するよう、総務省の審査をクリアした手順で作業を行っています。そして、交換する部品も総務省の審査をクリアしたものです。

Appleに修理を依頼すると、数日の間はiPhoneが戻ってこないことがあります。また、Apple Storeや正規サービスプロバイダーが近くになければ、宅配便で送らなければいけません。

一方でスマホスピタルは基本的に予約不要で、空き状況によっては最短30分での修理が可能です。

また、Appleの修理ではiPhoneが初期化されてしまいますが、スマホスピタルはデータそのままで修理します。急な修理でバックアップを取っていなくても安心です。

画面を交換したいときは、ぜひお近くのスマホスピタルにご相談ください。

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まとめ

iPhoneの画面を自分で交換するときは、専用の工具が必要です。精密機器なので、破損したり、ケーブルを断線したりしないように、慎重な作業が求められます。専門の業者に依頼すれば、少ない待ち時間で確実に交換できるでしょう。

2014年より、日本PCサービス株式会社にて、年間700件以上のパソコン・スマホ・タブレット修理およびお困りごと解決を行うフィールドエンジニアとして活躍した後、IT人材の育成や事業責任者として業界に従事。2021年11月、同社取締役に就任。
同年12月よりスマホ・iPhone修理のスマホスピタルを運営する株式会社スマホスピタル 取締役として、全国のスマホ修理事業を統括。
2023年5月、特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事に就任。リテラシー格差、使い方やトラブル時の正しい対処法など、スマホの正しい知識の普及のためスマートフォン整備士検定の構築に携わるなど、スマホ・パソコンをはじめIT関連業界に10年以上従事。

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