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iPhoneの画面焼けはなぜ起こる?原因や確認・予防方法を解説 | スマホスピタル
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iPhoneのディスプレイで画面焼けが起こる理由とは
iPhoneで発生する画面焼け(焼き付き)とは、ページやアプリの表示が残像として残ったり、画面がピンク色がかったりすることを指します。
この症状はiPhoneの中でも「有機ELディスプレイ」を搭載しているモデルで起こるもので、画面が見辛くなる厄介なものです。
そんな画面焼けが起こる原因には、どのようなものがあるのでしょうか?
まずは、iPhoneの有機ELディスプレイで画面焼けが発生する理由について、見ていきましょう。
長期使用によるディスプレイの劣化
iPhoneのディスプレイが劣化することによって、画面焼けが発生することがあります。
長く使い続けている本体で、かつ白色など明るい発光を続けている場合に発生するリスクが高まります。
他にも、直射日光の下で長時間使用している場合も、画面焼けが発生するリスクがあります。
紫外線に酔って発光素子が劣化しやすく、直射日光の下にiPhoneを置いていると、劣化を早めてしまう可能性があるためです。
同じ画面を長時間表示し続ける
画面焼けは、同じ色を長時間発光していることが直接的な発生の原因です。
とくにありがちで危険なのが、スマホアプリのゲームやサイトを開き、止まった画面のまま長時間放置する状況。
同じ色を長時間表示し続けることになるため、画面焼けのリスクがとても高い行為です。
一度画面焼けが発生してしまうと、基本的には画面交換修理を行わなければ自然に直ることはありません。
無理に使用し続けていると、視力や眼精疲労などにも影響する可能性があり、放置して使い続けることは身体にも悪影響があります。
iPhoneで有機ELディスプレイを搭載している機種

有機EL(OLED)ディスプレイを搭載しているのは、iPhoneの中でも一部、いわゆる「ハイエンドモデル」と呼ばれる機種です。
実際に有機ELディスプレイを採用している機種には、以下のようなものがあります。
iPhone X
iPhone XS
iPhone XS Max
iPhone 11 Pro
iPhone 11 Pro Max
iPhone 12 mini
iPhone 12
iPhone 12 Pro
iPhone 12 Pro Max
iPhone 13 mini
iPhone 13
iPhone 13 Pro
iPhone 13 Pro Max
iPhone 14
iPhone 14 Plus
iPhone 14 Pro
iPhone 14 Pro Max
iPhone 15
iPhone 15 Plus
iPhone 16
iPhone 16 Plus
iPhone 16 Pro
iPhone 16 Pro Max
たとえば、iPhone 11 Proは有機EL搭載機種ですが、iPhone 11は液晶ディスプレイを搭載しています。
2020年に販売が開始されたiPhone SE(第二世代)も、液晶パネルを使用しています。
画面焼けや焼き付きが起きていないかを確認する方法
iPhoneに画面焼けが発生していないかを確認する手段として「真っ白な画面を表示する」方法があります。
ネット上で白い画像を検索して保存し、それを画面全体に表示させるというやり方が、もっとも手軽ですぐに試せます。
また、PhotoshopやGraphic Converterといったアプリがあれば、それを利用して真っ白な画面を表示させることもできます。
画面焼けが発生していると、真っ白な画面を表示したときに全体的にピンク色がかっていたり、一部に残像が残っていたりします。
どの部分に画面焼けが発生しているのかが一目でわかるので、画面に違和感を感じたら、一度試してみてはいかがでしょうか。
iPhoneの画面焼けを予防する方法5選

iPhoneの画面焼けをできる限り防ぐためには、普段の使用時から画面の劣化を意識して防ぐことが大切です。
では、どのようなことに注意して使用していれば、画面焼けの予防に繋がるのでしょうか?
ここからは、画面焼けを防ぐための具体的な対策方法を5つ、ご紹介します。
画面を付けっぱなしにしたり同じ画面のまま放置しない
画面を長時間付けたままにしていると、劣化するスピードが早くなってしまいます。
そのため、こまめに画面を消すことや、画面の自動ロック機能の設定時間を短くするなどの工夫が有効です。
また、静止画などの同じ画面を長時間表示することも、画面焼けが発生する原因になります。
アプリやサイトの画面を開いたまま、長時間放置することは避けましょう。
直射日光を避ける
紫外線は、お肌だけでなく有機ELディスプレイにとっても天敵です。
直射日光の当たる場所に置かないように注意するのも、画面焼けを防ぐ方法として有効な手段になります。
また、どうしても屋外で使用する機会が多い方には、なるべく日陰で操作したり、UV対策フィルムを画面に貼るなどの対策もおすすめです。
画面の輝度・明るさを低くする
画面の明るさを低くしておくことも、画面焼けの予防効果が期待できます。
日頃から明るさを抑えておくことに加え、明るさの自動調節機能をオンにすることや、低電力モードをオンにするのも有効です。
使用場面や使用頻度、画面の見やすさなどを基準に、ちょうどいい設定ができるといいですね。
背景や待受画面を暗色系の画像にする
明るい色の表示が画面の劣化に繋がるため、画面に表示している画像そのものの色を暗色にしておくのも、有効な予防方法の1つです。
とくに、暗色系の背景を使用することは、消費電力を抑えられるメリットもあります。
OSのアップデートは早めに行う
iPhoneの開発元であるAppleも、画面焼けの問題に対してはさまざまな対策を行っています。
ソフトウェアレベルで画面焼けの軽減対策も盛り込まれているあるため、iOSはできるだけ最新の状態にしておくことが大切です。
軽減策が盛り込まれているにも関わらず、iOSのアップデートを行わないままにしていると、せっかくの軽減効果が得られなくなってしまいます
iPhoneの画面焼け・焼き付きの修理はスマホスピタルまで
iPhoneの画面焼け、焼き付きは、一度発生してしまうと自然に直ることはありません。
画面交換を行うことでしか、修理できないのが現状です。
画面焼けや日常のiPhoneの利用に大きな支障をきたしますので、なるべく早くの画面交換がおすすめ。
2014年より、日本PCサービス株式会社にて、年間700件以上のパソコン・スマホ・タブレット修理およびお困りごと解決を行うフィールドエンジニアとして活躍した後、IT人材の育成や事業責任者として業界に従事。2021年11月、同社取締役に就任。
同年12月よりスマホ・iPhone修理のスマホスピタルを運営する株式会社スマホスピタル 取締役として、全国のスマホ修理事業を統括。
2023年5月、特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事に就任。リテラシー格差、使い方やトラブル時の正しい対処法など、スマホの正しい知識の普及のためスマートフォン整備士検定の構築に携わるなど、スマホ・パソコンをはじめIT関連業界に10年以上従事。

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