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iPhoneのワイヤレス充電ができない原因は?ケースごとの対処法を紹介! | スマホスピタル

2017年に発売されたiPhone8から対応可能になったワイヤレス充電も、現在ではごく当たり前になりました。多くのiPhoneユーザーが日々利用している機能のひとつではないでしょうか。

ついさっきまで利用できていたワイヤレス充電が突然できなくなると困るものです。そこで今回は、iPhoneのワイヤレス充電の仕組みや方法を踏まえて、ワイヤレス充電ができない原因と対処法を解説します。

iPhoneワイヤレス充電のしくみ

ここでは、iPhone8から搭載されたワイヤレス充電の仕組みと充電方法をおさらい程度に紹介します。

ワイヤレス充電とは

iPhoneの従来からある充電方法は、付属の充電アダプターにケーブルをつなげてiPhoneの充電ポートに挿して充電します。

しかしiPhone8以降の機種では、Qi規格のワイヤレス充電器を別途購入すると、iPhone本体を置くだけで充電が可能になるのです。

ケーブルの抜き差しする手間が省かれ断線しやすい充電ケーブルを守ることにも役立ちます。しかし、有線で直接充電するよりも、いったん磁界を発生させなければならないワイヤレス充電の充電速度は遅いです。

Qiはワイヤレス充電のオープン国際標準規格のことで、Qi対応の機種であればiPhoneのみならずAndroid機種にも使用できます。

ワイヤレス充電の方法

ワイヤレス充電器には、スタンドタイプのものやパッドタイプのものが販売されています。充電器の形状に合わせて置くだけで、ワイヤレス充電がスタートする仕組みです。ワイヤレス充電器を、iPhoneとペアリングさせる必要もありません。

付属のケーブルを電源アダプターとワイヤレス充電器につないだら、あとはiPhoneを置くだけなので、充電ケーブルの破損や充電ポートの破損、感電の危険性がない充電方法といえるでしょう。

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再起動で改善するケースもある

iPhoneでなにか不具合が起きた場合に、最初に試してほしいことが本体の再起動です。再起動とは、iPhoneの電源をいったん落としてもう一度電源を入れることを指します。

再起動をすることで、メインメモリであるRAMをリセットすることができるのです。メモリがリセットされて不具合が直ることがあるので、ワイヤレス充電ができなくなった場合も「まずはiPhoneの再起動」と覚えておいてください。

iPhoneの再起動方法は、

1.ボリュームアップボタンを押して、すぐ離す
2.ボリュームダウンボタンを押して、すぐ離す
3.サイドボタン(電源ボタン)を長押しする
4.Appleのロゴマークが画面に表示されたら、サイドボタンを離す

この手順で、強制再起動できます。

再起動が完了したら、ワイヤレス充電できるか試してみてください。

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iPhoneでワイヤレス充電ができない原因と対策

iPhoneがワイヤレス充電できない原因には、充電器への置き方の問題やiPhoneに付けているケースやカバーの問題、出力の問題などさまざまです。

再起動しても症状が改善されなかった場合は、これらの原因に当てはまっていないかを確認してみましょう。

iPhoneが充電器からずれている

ワイヤレス充電は、iPhone側のコイルと充電器側のコイルに磁界を発生させて充電する、電磁誘導の原理という仕組みで充電されています。そのためコイル同士がずれていると、上手く充電ができなくなることがあるのです。

充電器メーカーが推奨している位置を確認し、中央付近からiPhoneがずれて置かれている場合は、もう一度iPhoneを置き直して充電できるか確認してみましょう。

自分では正しい位置に置いていたつもりでも、通知のバイブレーションの振動などでiPhoneの位置がずれてしまうこともあります。

特に就寝前などiPhoneの状態を随時確認できないという場合は、バイブレーションをオフにしたり、おやすみモードをオンにしたりして、振動で動かないようにする工夫をするとよいでしょう。iPhoneケースも素材によっては、ずれ防止に役立ちます。

iPhoneと充電器の間に何か置いてある

ワイヤレス充電は、電磁誘導方式を使って充電を行っているので、iPhoneと充電器の間に無駄なものが挟まると充電効率が著しく低下します。

ワイヤレス充電のためのコイルが入っているiPhoneの背面と、充電器の間になにかがある場合は、必ず取り除いてから充電してください。

磁気を帯びたクレジットカードや、ICカードのようにRFIDチップが搭載されたものをワイヤレス充電器に置いている場合やiPhoneケースに挟んでいる場合は、ワイヤレス充電器を使用することで破損の恐れがありますので注意しましょう。

ケースやカバーの厚さが3㎜以上ある

iPhoneに付けているケースやカバーに厚みがある場合は、通電しにくくなりワイヤレス充電に支障をきたす場合があります。

ケースやカバーの厚みが3mm以上ある場合は、一度ケースやカバーを外してワイヤレス充電できるか確認してください。

アクセサリーが影響している

iPhone本体やケースにつけたアクセサリーが、ワイヤレス充電を妨害している可能性も考えられます。

iPhoneにスマホリングなど、大きめのアクセサリーを取り付けていないでしょうか。厚みのあるアクセサリーを付けたままの状態では、ワイヤレス充電が正常に作動しません。充電する前に、ワイヤレス充電器に反応するかどうか確認する必要があります。

また、厚みのほかにアクセサリーの素材が原因となっている可能性もあげられます。ワイヤレス充電器を利用する場合は、金属製のスマホリングは付けないほうが無難です。

金属製のケースやカバーを使っている

金属製のiPhoneカバーやケースを付けている場合は、金属が電波干渉を起こしてしまい、正しく充電できません。金属製の場合は、一度外してワイヤレス充電できるか確認してみてください。

金属製のケースやカバーは正常な充電が行われないだけでなく、iPhoneの発熱にもつながり危険です。金属製のケースをつけているときはワイヤレス充電ではなく、通常の充電方法にするか、必ずケースを外すようにしましょう。

充電器のACアダプターの出力が弱い

意外と見落としがちですが、ACアダプターの出力が弱いと充電できるまでの時間がかなり長くかかってしまい、ワイヤレス充電できないと思っている可能性があります。

基本的に、ワイヤレス充電器で使用するACアダプターは別売です。ワイヤレス充電器の取扱説明書を見て、推奨されているACアダプターの出力を確認してみましょう。

手持ちのACアダプターの出力が推奨出力より低い場合は、ACアダプターを出力の高いものに交換すると上手く充電できる可能性が高いです。

ソフトウェアに問題がある

上記で紹介したトラブルでない場合は、iPhoneそのものに原因がある可能性も考えられます。

たとえば真っ先に考えられるのが、iPhoneに入っているソフトウェア「iOS」に不具合が生じているケースです。iPhoneが何らかの理由で一時的な不具合を起こしている場合は、再起動すると正常に戻ることがあります。

再起動を試してみてもワイヤレス充電が利用できないときや、そのほかのトラブルが生じているときは、iOSのアップデートも試してみましょう。ソフトウェアそのものに問題があるときは、最新のバージョンにアップデートすることで症状の改善を見込めます。

アップデートを行うときは十分なバッテリー残量を確保しておくことが必要です。アップデートの途中でバッテリーが切れてしまうとソフトウェアの破損やデータの消失を招いてしまうことがあります。バッテリーが途中で切れないよう、バッテリー残量が十分にある状態でiPhoneを操作してください。

周辺機器に不具合がある

iPhoneやアクセサリーなどに原因がない場合は、周辺機器の状態も確認してみましょう。たとえば充電器のアダプターやケーブルなどに不具合があると、充電機能が作動しなくなります。

アダプターやケーブルはほぼ毎日使用するため消耗しやすく、使用期間が長ければ経年劣化を起こします。一見すると異常がないように思えても、内部で断線が生じているかもしれません。

充電口に汚れが溜まっていないのに電源を入れ直しても充電できないときは、周辺機器の交換を検討しましょう。

iPhoneが熱くなっている

iPhoneは長時間使用したり、負荷のかかりやすいアプリを起動させたりしていると、本体が熱くなることがあります。多少の発熱であれば問題なく各機能は動作しますが、あまりにもiPhoneが熱くなっている場合は、ワイヤレス充電ができなくなることもあります。

反応しないときは無理に充電しようとせず、一度iPhoneと充電器の温度が下がるまで放置することが解決のポイントです。普段からできる対策として、iPhoneや周辺機器を涼しい場所で保管することも大切です。

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ニーズに合ったワイヤレス充電器を選ぶ方法

iPhoneのワイヤレス充電器は、複数の種類があります。使い場所に合わせて「平置き」「スタンド」「マウント」のいずれかを選びます。

そのほかケーブルが煩わしく感じる方にはモバイルバッテリー型がおすすめです。モバイルバッテリー型はケーブル不要で手軽に持ち運べるメリットがあります。一方で、バッテリー残量を多くしたいと考えると、サイズも大きくなる点に注意しなくてはなりません。

ワイヤレス充電器の中には、iPhone以外のデバイスにも使える多機能型もあります。自分がどのような目的で使用するのか考えたうえで、最適なタイプを選びましょう。

iPhone本体の故障が疑われるときはプロに相談しよう

ここまで紹介した方法を試しても改善されなかった場合は、iPhone本体が故障している可能性が高いです。

より詳しく原因を調べてもらうためには、メーカーであるAppleや携帯キャリア、iPhoneを扱っている修理専門店に相談してみましょう。

Appleやキャリアのサポートへ問い合わせる

iPhoneメーカーのAppleや、携帯キャリアのサポートセンターを調べて問い合わせる方法があります。

もしiPhoneの故障と判断されたときは、問い合わせた先がAppleの場合、アップルストアへ修理の予約を取って修理をしてもらうか、郵送での修理となります。

携帯キャリアの場合も保証内容によって異なりますがキャリアでは修理できないため、いったん預かりとなり、修理完了後手元に戻ってくる形になるでしょう。

スマホ修理専門店へ相談する

Apple認定の方法ではありませんが、iPhoneの修理をしているスマホ修理店へ相談する方法もあります。

スマホ修理専門店へ相談するメリットは、iPhoneの故障であった場合、その場ですぐに修理を行ってくれるところです。即日修理でない専門店であっても、キャリアやAppleに行くよりも対応が早いことが多いでしょう。

スマホスピタルでもiPhoneの修理を承っております。スマホスピタルは総務省登録修理業者なので、Apple認定修理店ではありませんが安心して修理をご依頼いただけます。

全国に80店舗展開しており、お近くのスマホスピタルへ持ち込みいただければ、その場で原因を診断し即日修理も可能です。

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まとめ

iPhoneのワイヤレス充電は、置くだけで充電してくれるので見た目も非常にスマートで便利です。突然の充電できない不具合のときは、まず落ち着いて原因を特定していくところからはじめてください。

原因がわからない、一時的に充電できてもまたすぐに充電できなくなる場合は、iPhoneの故障も考えられます。ぜひスマホスピタルへご相談ください。

2014年より、日本PCサービス株式会社にて、年間700件以上のパソコン・スマホ・タブレット修理およびお困りごと解決を行うフィールドエンジニアとして活躍した後、IT人材の育成や事業責任者として業界に従事。2021年11月、同社取締役に就任。
同年12月よりスマホ・iPhone修理のスマホスピタルを運営する株式会社スマホスピタル 取締役として、全国のスマホ修理事業を統括。
2023年5月、特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事に就任。リテラシー格差、使い方やトラブル時の正しい対処法など、スマホの正しい知識の普及のためスマートフォン整備士検定の構築に携わるなど、スマホ・パソコンをはじめIT関連業界に10年以上従事。

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