iPhone修理について
防水仕様のiPhone Xも水没故障する!その意外な仕組みと復旧方法とは? | スマホスピタル
iPhone Xに限らず、最近のiPhoneも
防水仕様のモデルがリリースされています。
ですので防水仕様だから、
水濡れや水没で故障することはないと
思われている方も少ないないでしょう。
ところが実際には、iPhone Xでも
「水没させてしまって動作しなくなった」
とご相談いただくことが少なからずあります。
それではどうして防水仕様のiPhone Xが
水濡れや水没故障してしまうのでしょうか?
今回はiPhone Xの防水仕様の仕組みと、
水没故障の原因、水没した時の対処法について
ご紹介したいと思います。
iPhone Xの防水仕様「IP67」とは
まずはiPhone Xの防水仕様について
お伝えしていきましょう。
防水ではなく耐水仕様のiPhone X
iPhone 7以降、今まで搭載されていなかった
「防水」機能がiPhoneにも搭載させるようになりました。
しかし厳密にいうと、その表現は正しくありません。
iPhone Xに搭載されているのは、
「防水」機能ではなく、
「耐水」の機能になるからです。
つまり、完全に水中でも使えるというわけではなく、
ある一定の条件下なら水に濡れても大丈夫
というレベルというわけです。
iPhone Xは、耐水・防塵の国際基準
IEC規格ではIP67等級に適合しています。
次は、IP67等級についてご紹介します。
国際基準「IP67」とその内容
スマートフォンの耐水・防塵のスペックを表記する時、
「IP◯◯」と表記されているのを見たことがあると思います。
これは、国際電気標準会議が定めた国際基準で、
◯◯に入る数値により、対象のスマートフォンが
どれくらいの耐水・防塵の性能を備えているか
を表しています。
◯◯の一つ目の◯の数字が防塵性能の等級、
二つ目の◯の数字が耐水性能の等級を表しており、
防塵性能は6段階、耐水性能は8段階で
区分されています。
iPhone XのIP67等級の場合、
防塵性能については最高ランクに位置し、
耐水性能についても上から2番目の
高ランクにランク付けされています。
それぞれの等級の説明でも、
防塵性能については完全な防塵構造、
耐水性能については一定の時間、
一定の水深に沈めても浸水しないレベル
と示されているため、
非常に高いレベルで耐水・防塵性能が
備わっていることになります。
耐水仕様は完全ではない?
耐水性能が発揮される条件とは
IP67等級で耐水・防塵レベルでは
非常に高い性能を持つiPhone Xですが、
その耐水性能が発揮されるには、
一定の条件があります。
そもそも国際電気標準会議が定めている
「IP◯◯」の基準も、一定の条件下で
テストされ認定されています。
iPhone Xがランク付けされている「IP67」等級だと
防塵性能では、粉塵が本体内部に侵入しないことを意味し、
耐水性能では、水深1メートルの深さに30分間沈んでも、
本体内部に浸水しないことを意味します。
この内容を見ると
「水の中に落としても大丈夫!」
と思われる方も多いと思いますが、
認定のための防水テストは一般的に
「常温・真水・一定の水圧」で行われているため、
該当する条件はかなり絞られることになります。
日常生活で水没することの多い、
トイレやお風呂、夏になると増える
海水浴やプールでの水没では、
この「常温・真水・一定の水圧」
というのとはかなり条件が違ってきます。
「防水だから安心」と過信して
積極的に使うのは、
あまりオススメできません。
時間の経過で耐水性能は低下する?!
iPhone Xやスマートフォンに備わっている
防塵・耐水性能は永久に持続すると思いがちですが、
実はそうではありません。
それはiPhone Xの耐水のための仕組みあります。
iPhone Xに限らず、多くのスマートフォンは
耐水のためパーツのつなぎ目に粘着質のパッキンで
内部への浸水を防いだり、コネクター部分に
水が付くのを防いだりしています。
防水テストを行ったときは新しいパッキンも
時間の経過で徐々に劣化していきます
そのパッキンが劣化してくると、
水を吸い込みやすくなり浸水を
防ぐことは難しくなります
またスピーカー部分には、メッシュ素材の
パッキンが備わっていますが、
それについても時間の経過で効果は
弱まってきます。
水没しなくても湿気等が内部に入り込み
それが長期化すると、コネクタ等が腐食して
故障の原因になることもありえます。
ですので特に使い始めて時間が経った
iPhone Xについては耐水性能も
初期に比べて弱まっていると
考える方がいいというわけです。
iPhone Xを水没故障から復旧させるには
耐水仕様のiPhone Xが不運にも水没したとき
様々な不具合の症状が起こってきます。
中でもよくあるのが、点いていた電源が
消えて起動しなくなるパターンです。
そうなってしまった時、
復旧させるにはどうすればよいのでしょうか?
iPhone Xの液体による損傷は保証対象外
水濡れ故障に限らず、iPhone Xが破損・故障したとき、
修理をする上で一番に考えるのは、
Appleや正規修理店での修理になるでしょう。
iPhoneXには通常1年間のメーカー保証の他、
有料のApple Care+に加入することで、
いざ故障した時に保証を受けることができます。
問題は、水濡れや水没による損傷や故障は
その保証の対象外になることです。
保証対象の修理の場合だと、無料もしくは
かなり安い金額で修理することができますが、
保証対象外の場合、修理金額もかなり高額です。
そして対応方法としては、
修理ではなく交換対応となるため、
交換修理後は正常な状態でiPhone Xを
使うことができますが、初期化済みのため
内部データは諦めないといけないのが
デメリットです。
iPhone Xの水没を自力で復旧できるのか?
水没復旧に関して一番オススメできないのが
自力での復旧作業です。
iPhoneが水没したときに、なんとか復旧させようとして、
なにかすぐにできることはないかと、
インターネットで調べたことがある方も多いと思います。
確かにインターネット上には様々な復旧方法が
掲載されていますが、正直なところオススメできません。
正しい内容のものもありますが、
中には効果が無かったり、逆に悪化させてしまう
方法もあり判別が難しいからです。
水没故障から復旧させるときの一番の方法は
単純ですが内部の洗浄と乾燥を行うことです。
そしてその作業に取り掛かるまでの時間も重要で、
早ければ早いほど復旧率はあがります。
もしiPhone Xが水濡れや水没で故障したときは、
余計なことはせず、なるべく早く修理店に
持ち込んで作業をお願いしましょう。
iPhone Xの水没故障復旧はスマホスピタル和歌山にお任せください
当店では水没故障についても
即日作業で対応しております。
水没してからの復旧作業は時間との勝負です。
水没した時は、電源を切ってなるべく早く
当店にお持ちください。
当店では水没復旧について、
完全に元の状態で使えるというわけではなく、
あくまで起動して操作が効く状態までの
復旧となります。
もちろん復旧後数年持つ場合もありますが、
数日で使えなくなってしまうこともあります。
交換修理ならずっと使えますが、
どうしても保存されている
データを取り出すことはできず
諦めないといけません。
それでもデータを残したまま復旧させることで、
そのデータを取り出せることもあるのです。
もし水没故障したiPhone Xに大切なデータが
ありましたら、諦めずに是非当店まで
お問い合わせください。
ご連絡お待ちしております。
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