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スマホの電波が悪い原因と対処法!自分の携帯だけ電波が悪い場合も解説 | スマホスピタル

スマホの電波が悪い3大原因

スマホの電波が悪い主な原因は以下のとおり。

  1. Wi-Fi環境に問題がある
  2. モバイルデータ通信環境に問題がある
  3. スマホの設定や本体に問題がある

スマホの電波関連のトラブルは、スマホの設定ミスも中にはありますが、基本的には「Wi-Fi」「モバイルデータ通信」といった通信環境に問題があるケースがほとんどです。

ただし、一概に「通信環境に問題がある」と言ってもその原因は様々ありますので、本記事で解説する内容をもとにどこに原因があるか探り、正しく対処をしていきましょう。

Wi-Fi環境に問題がある

「Wi-Fi環境」が問題でスマホの電波が悪くなっている場合、以下のような原因が考えられます。

  1. Wi-Fi電波が弱い場所にいる
  2. Wi-Fiルーターに複数の機器が同時に接続している
  3. マンションの共用回線を使っている
  4. ポケットWi-Fiを使っている
  5. フリーWi-Fiに接続している

①Wi-Fi電波が弱い場所にいる

説明するまでも無いと思いますが、Wi-Fiは無線通信によるネットワーク接続です。Wi-Fiルーターと距離が離れていたり、壁やドアなどの障害物が沢山あるような場所では電波が微弱になり、安定した通信が出来なくなってしまいます。

よくあるのは1階リビングにWi-Fiルーターを設置しているケースです。1階では問題なく使用できていても、2階だとWi-Fi接続が不安定or未接続になってしまう。特に鉄筋コンクリート造の家は壁が完璧な障害物となり、電波を遮断してしまうことから安定したWi-Fi接続には工夫が必要となります。

まず試すべきは「5GHz」「2.4GHz」の帯域切り替え。それぞれ以下のような特徴があります。

  • 5GHz:通信速度に優れているが、通信距離が短く障害物に弱い
  • 2.4GHz:通信距離に優れ障害物にも強いが、通信速度は5GHzに劣る

Wi-Fiルーターから距離がある場合は「2.4GHz」に変えてみましょう。通信速度は5GHzに劣りますが、膨大なデータ通信を行うオンラインゲーム等をやらないのであれば、特に支障なく使えると思います。

5GHzを家全体で使いたい場合は中継器を設けてWi-Fi電波を延長するか、あるいはメッシュWi-Fiルーターを導入することで広範囲の通信が可能になります。

②Wi-Fiルーターに複数機が同時接続している

同じWi-Fiルーターにいくつもの機器を同時接続して使用すると、ルーターが過負荷状態になり通信速度が不安定になったり、ルーターが落ちてしまうことがあります。

スマホ、パソコン、プリンター、ネットワークストレージ、ゲーム機、TV、スマートスピーカー、スマートコントローラー、ネットワークカメラ等々。現在はネットワーク接続に対応したIoT家電が沢山ありますが、各機器でデータ通信を行えば膨大な通信量となり、個々の通信速度も不安定になりがちです。

同時接続が避けられない場合は、Wi-Fiルーターを増設して負荷を減らす。そもそもインターネット回線の通信速度が足りない場合は、10G光回線などの大容量通信が可能なプロバイダーと契約し、10G対応のWi-Fiルーターを用いることで通信速度は飛躍的に安定します。

③マンションの共用回線を使っている

マンションの共用回線のような通信速度に難のある回線を使っている場合、Wi-Fiの通信速度も低下します。

Wi-Fiの通信速度は、Wi-Fiルーターが接続しているネットワーク環境に依存します。つまり、いくら高性能のWi-Fiルーターを用いたところで、大元のネットワーク通信速度以上の通信を行うことはできません。

マンションの共用回線をどうこうするということはできませんので、基本的にプロバイダーと個人契約をし、自宅に個人用ネット回線を引くことになります。マンション次第ではネット回線を引き込むための工事が必要になるため、契約前に必ずマンションオーナーや管理会社から許可を取りましょう。

④ポケットWi-Fiを使っている

ポケットWi-Fiのネット通信の仕組みはスマホのテザリングと似ており、ポケットWi-Fiがモバイルデータ通信を行い、それをWi-Fi電波として飛ばしています。つまり、スマホと同様にポケットWi-Fiの電波状況が不安定であれば、そのポケットWi-Fiに接続しているスマホの通信速度も不安定になります。

また一般的なWi-Fiルーターの通信速度が500Mbps〜1.0Gbpsなのに対し、ポケットWi-Fiは10〜70Mbps。そもそもの通信速度で劣る点、電波状況によって通信速度にムラが出る点を考えると、ポケットWi-Fiが通信速度の低下を招いている可能性は十分にあり得ます。

Wi-Fiで安定したネット通信を実現するのであれば、無線ではなく有線一択です。「インターネットプロバイダーとかよくわからない」という方はスマホで契約しているキャリアに相談してみてください。基本的に大手キャリアであれば、光回線のサービス提供も行っていますので各社の窓口で相談してみると良いでしょう。

⑤フリーWi-Fiに接続している

自宅のWi-Fiではなく、近所の飲食店や商業施設などのフリーWi-Fiにスマホが自動接続している可能性も考えられます。

フリーWi-Fiはマンションの共用回線と同様、複数機が同時接続しており、回線速度も遅い場合がほとんどです。スマホのWi-Fi設定を確認し、正しく自宅のWi-Fiルーターに接続しているか確認しましょう。この際、併せてフリーWi-Fiに自動接続しないように設定すると良いでしょう。

モバイルデータ通信環境に問題がある


続いて、「モバイルデータ通信環境」に問題がある場合は以下のような原因が考えられます。

  1. 電波の弱い場所にいる
  2. 電波が混線している
  3. 通信速度制限がかかっている
  4. 通信障害が起きている

①電波の弱い場所にいる

モバイルデータ通信は、各キャリアの基地局から飛ばされている電波を拾ってネット通信を行っています。

基地局の数、プラチナバンドを持っているキャリアかどうかで繋がりやすさが異なります。特に格安キャリアに多いですが、都心部では問題なく繋がっても、地方・郊外や山間部で繋がらなくなるといったケースはよくあります。

ただ都心部にいた場合にも地下やビル群、コンクリートに囲まれた屋内などは電波が反射してしまい、安定した通信が出来なくなることもあります。

こういった場合は開けた場所に移動する。屋内であれば窓際に移動する。地下であれば地上に出るなど場所を変えてみましょう。

②電波が混線している

電波の強さが十分にあったとしても、周りに沢山スマホを持った人がいる場合は、電波が混線してしまい安定した通信が出来なくなります。例えば、新宿・渋谷・池袋といった都心部、通勤・帰宅ラッシュ時の駅、音楽ライブ・祭り・花火大会・その他フェスティバル会場などがそれにあたります。

特にイベント参加時に電波が繋がりにくくなるのはストレスかと思います。対策としてはポケットWi-Fiをレンタルするのが一番確実で簡単です。他には機種次第ですが、手動で3G回線に切り替えられる場合はあえて3G回線を使うことで4G回線の混線を避けることができます。

③通信速度制限がかかっている

モバイルデータ通信で使用する各キャリア回線は、その多くが契約中のプランに応じて月間通信量が定められています。この通信量を超えると通信速度制限にかかり、普段40〜80Mbpsのところ、128〜200kbpsまで速度が低下します。

ちなみに「ギガ使い放題」といった謳い文句をよく見かけますが、実は一度に大量のデータ通信を行った等でも通信速度制限にかかる場合があります。特に動画配信サービスの中には4K高画質のストリーミング配信を行っているものもあり、こういったサービスを通勤時等によく楽しんでいる方は、知らぬ間に膨大なデータ通信を行っているケースもあります。

現在のデータ通信量の確認は各キャリアの専用アプリやサイトから行います。どうしてもキャリア回線を通信速度制限なしで使いたい場合は、追加でデータ通信量を購入することもできます。

関連記事:通信速度制限128kbpsって実際何ができなくなるの?【スマホ】

④通信障害が起きている

通信施設の故障、台風など自然災害による影響などで、キャリア回線そのものが通信障害を起こすこともあります。

過去の事例としては、以下のとおり。

近年、携帯電話大手の大規模通信障害が複数発生しています。2018年12月にはソフトバンクやワイモバイルなどの約3060万回線が4時間25分の間つながりにくくなる障害が発生。2021年10月にはNTTドコモで29時間6分の障害が起き、推計で音声通話が460万人、データ通信は830万人以上に影響を及ぼしました。2022年7月にはKDDIで過去最大規模といわれる86時間の障害が発生。auやUQモバイルなど最大で3915万回線がつながりにくくなりました。

引用:
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d04bdbf9e585e04b63a34df1bcf509bf6983aba

大々的な通信障害が発生している場合はニュースになったり、SNS上でも話題になります。ただ一部地域のみの通信障害も意外と起きていたりもします。各キャリアの障害情報ページには最新情報が掲載されていますので確認してみましょう。

スマホの設定や本体に問題がある

インターネット環境が問題ではなく、「スマホの設定や本体」に問題があるケースもあります。

  1. Wi-Fi・モバイルデータ通信がオフになっている
  2. 機内モードがオンになっている
  3. APN設定に問題がある
  4. スマホが故障している

①Wi-Fi・モバイルデータ通信がオフになっている

当たり前ですが、スマホの設定でWi-Fiとモバイルデータ通信をオフにしている場合はそれぞれの機能は使えなくなります。

普段触ることがない設定項目ではありますが、以下のような場合の設定の戻し忘れが考えられます。
・電池消費を抑えるために外出中はWi-Fiをオフにしている
・海外旅行中にパケット通信料を発生させないためにモバイルデータ通信をオフにした

他にもうっかり設定を触ってしまったという場合も考えられるため、改めて設定を見直してみましょう。

②機内モードがオンになっている

「機内モード」とは、飛行機の離着時に使用するモードです。モバイルデータ通信・Wi-Fi・Bluetooth・GPSなどの無線通信を無効化するモードですが、端末や設定次第では一部の機能は有効化できます。

スマホに「飛行機」等のアイコンが表示されている場合は、機内モードになっているということです。機内モードをオフにすることで、これまで通りに無線通信が可能になります。

③APN設定に問題がある

稀なケースですが、APN設定に問題がある可能性があります。

APN設定とは、新しいSIMカードをスマホに挿入した際の初期設定のことで、スマホをインターネットに接続するために必要な情報を入力します。

基本的に大手キャリアの場合はAPN設定を行う必要がなく、ご存じ無い方も多いかと思いますが、格安SIMを利用する場合はAPN設定が必要になる場合があります。設定時の手動入力によるミスも考えられますので、APN設定に問題がないか改めて設定見直しましょう。

④スマホが故障している

ここまで紹介してきた内容にいずれも該当しない場合は、スマホ本体が壊れている可能性も考えられます。

パーツ破損・ケーブル断線など、物理的な破損によってネット通信にトラブルが発生することは滅多にありませんが、過去にスマホを水没させたことがある場合は別です。特にスマホ内部に水が入ってしまった場合はパーツの腐食、基板ショートなど様々な故障の原因に繋がります。

故障が原因なのか判断するという意味でも、一度スマホの修理専門店に検査を依頼してみてもいいかと思います。

自分の携帯だけ電波が悪い場合

「自分の携帯だけ電波が悪い…」という状況もあるかと思いますが、基本的には以下2点が対処法となります。

  1. 契約中のキャリアに相談する
  2. スマホの検査・修理を依頼する

契約中のキャリアに相談する

まず考えられるのは、契約中のキャリア問題です。繋がりやすさを左右する要素がプラチナバンドを保有するキャリアかどうかです。

2023年10月時点でプラチナバンドが割り当てられているキャリアは、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの三大キャリアのみとなっています。格安キャリアに乗り換えた場合、どうしても三大キャリアに比べて通信安定性は劣ってしまいます。※楽天モバイルがプラチナバンドを獲得し2024年中に提供開始予定

「自宅でも繋がらなくて話にならない」といった場合は、各キャリアの問い合わせにて相談してみましょう。キャリアによっては屋内設置の小型基地局を提供してくれるサービスなどもあります。

スマホの検査・修理を依頼する

同じキャリアを使っているのに自分のスマホだけ電波が悪いという場合は、スマホが故障している可能性があります。

故障原因がハードウェアにあるのか、ソフトウェアにあるのか。これを個人で判断することは困難を極めるため、スマホの修理専門店に検査を依頼してみましょう。

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※修理実績はiPhone・スマホ・ゲーム機の数値

基本的にデータはそのままで、最短即日修理も可能。ご予約不要で飛び込みのご来店でも無料相談・お見積りを承っております。ぜひお気軽にご相談ください。

即日iPhone修理のスマホスピタルへ_店舗一覧

2014年より、日本PCサービス株式会社にて、年間700件以上のパソコン・スマホ・タブレット修理およびお困りごと解決を行うフィールドエンジニアとして活躍した後、IT人材の育成や事業責任者として業界に従事。2021年11月、同社取締役に就任。
同年12月よりスマホ・iPhone修理のスマホスピタルを運営する株式会社スマホスピタル 取締役として、全国のスマホ修理事業を統括。
2023年5月、特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事に就任。リテラシー格差、使い方やトラブル時の正しい対処法など、スマホの正しい知識の普及のためスマートフォン整備士検定の構築に携わるなど、スマホ・パソコンをはじめIT関連業界に10年以上従事。

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