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Xperia1のバッテリー交換方法を解説!自分ですることは可能か | スマホスピタル
最近、Xperia1の電池持ちが悪くなって不安を感じているユーザーもいるのではないでしょうか。電池持ちが悪くなるのは、バッテリーの寿命が近づいているサインのひとつだと考えられます。バッテリーを交換すれば、電池持ちが改善される可能性があります。
本記事ではこれまでにバッテリー交換をした経験がないユーザーに向けて、Xperia1の基本的なバッテリー交換の方法をわかりやすく解説します。バッテリー寿命を延ばす使い方も併せて解説するので、ぜひこれからのAndroidの活用に役立ててください。
Contents
Xperia1の基本のバッテリー交換方法
スマホのバッテリーはリチウムイオン電池が使用されているため、いずれ寿命を迎えます。そのまま使用し続けると予期せぬ不具合が起きる可能性もあるため、バッテリー寿命のサインを察知したらできるだけ早めに交換しましょう。
最初に、Xperia1の基本的なバッテリー交換の方法を解説します。
契約しているキャリアでバッテリー交換
Xperia1のバッテリーは、契約しているキャリアで交換可能です。受付方法やバッテリー交換まで流れは、キャリアごとに異なります。
ドコモでのバッテリー交換
ドコモでは、ドコモショップまたはオンライン修理受付サービスでバッテリー交換を受け付けています。オンライン修理受付サービスの料金と修理期間は、全国のドコモショップと同様です。代替機は最短翌日に届き配送料もかからないため、自宅に居ながらドコモショップと同等のサービスが受けられます。
ドコモのオンライン修理受付サービスでバッテリー交換する流れは、次のとおりです。
- ドコモの公式サイトにアクセス
- 「オンライン修理受付サービス」のページを開く
- 「お手続きサイトへ」をタップ
- dアカウントのIDとパスワードを入力
- 画面の案内に従って必要事項を入力
- 修理の依頼完了
- 代替機と修理機種お預かりキットを受け取る
- Xperia1を修理機種お預かりキットに入れて発送
- Xperia1の検査と修理の実施
- 修理完了後にドコモがXperia1を発送
- Xperia1を受け取る
- 返送専用箱に代替機を入れて発送
すでに生産が終了しているモデルでも、修理受付終了まではドコモショップまたはオンライン修理受付サービスでのバッテリー交換が可能です。
モデル名 | 修理受付可能期間 |
Xperia 1 II SO-51A | 2024年5月末で終了予定 |
Xperia 1 SO-03L | 2023年12月末で終了予定 |
バッテリー交換の修理費用は10,000円程度が目安ですが、Xperia1の購入時にケータイ補償サービスに加入している場合は上限が3,300円(税込)になります。
なお、修理期間はXperia1を発送してから1~2週間程度が目安です。
ソフトバンクでのバッテリー交換
ソフトバンクでは、ソフトバンクショップまたはオンライン修理受付でバッテリー交換を受け付けています。ソフトバンクのオンライン修理受付でバッテリー交換する流れは、次のとおりです。
- My SoftBankにログイン
- 画面の案内に従って必要事項を入力
- 修理の依頼完了
- 代替機を受け取る
- 佐川急便にXperia1を引渡す
- Xperia1の修理実施
- 修理完了後にソフトバンクがXperia1を発送
- Xperia1を受け取る
- 代替機返送キットに代替機を入れて発送
バッテリー交換の修理費用は16,500円(税込)~かかりますが、あんしん保証パックプラスに加入している場合で保証期間内であれば無料です。保証期間を過ぎていても、修理費用から20%の割引きが受けられます。なお、修理期間はXperia1を発送してから2週間程度が目安です。
auでのバッテリー交換
auでは、au Style/auショップまたは電話でバッテリー交換を受け付けています。電話でバッテリー交換する流れは、次のとおりです。
- 故障紛失サポートセンターへ連絡
- KDDIから返送キットを発送
- Xperia1を返送キットに入れて発送
- Xperia1の修理実施
- 修理完了後にKDDIがXperia1を発送
- Xperia1を受け取る
故障紛失サポートに加入している場合は、修理期間中に代替機を利用できます。代替機は、Webまたは故障紛失サポートセンターから申し込み可能です。すでに修理受付を終了しているモデルもあるため、公式サイトの「修理受付対応状況」で事前に確認しておきましょう。
バッテリー交換の修理費用は、故障紛失サポートに加入していれば最大5,500円(税込)です。なお、修理期間の目安は10日程度になります。
ソニー公式のバッテリー交換サービスを利用
Xperia1のバッテリー交換は、製造元であるソニーでも受け付けています。ソニーにバッテリー交換を依頼する場合、出張修理と引き取り修理、持ち込み修理のいずれかから選ぶことが可能です。出張修理と引き取り修理は、次のさまざまな方法で依頼できます。
- Web
- My Sonyアプリ
- LINE
- チャット
- メール
- 電話
ここでは、Webでバッテリー交換を依頼する手順を解説します。
- ソニーの公式サイトにアクセス
- 「修理の目安料金の確認、修理の申し込み」のページを開く
- 製品型名を入力
- 故障症状を選ぶ
- 修理可能診断を受ける
- 修理料金の目安を確認
- 修理の依頼完了
なお、ソニーの公式サイトでは修理費用や期間の目安が公開されていないため、事前に確認しておくようにしましょう。
最寄りのスマホ専門業者へ依頼
Xperia1のバッテリー交換は、キャリアやソニーのほかに最寄りのスマホ専門業者でも受け付けています。キャリアにバッテリー交換を依頼する場合、Xperia1の発送作業が必要なことに加えて1週間から2週間程度の時間がかかります。
一方で最寄りのスマホ専門業者なら、飛び込みでのバッテリー交換に対応しているところも少なくありません。スマホ専門業者によっては即日返却も可能なので、手軽かつスピーディーにバッテリーを交換できます。
修理費用はスマホ専門業者ごとに異なるため、事前に複数社の公式サイトをチェックしたり見積もりを依頼したししておきましょう。
スマホ専門業者のスマホスピタルでも、Xperia1のバッテリー交換を承っております。電気用品安全法上の技術基準に適合した高品質なバッテリーを取り扱っているため、交換後に不具合が起きる心配もありません。
Xperiaシリーズの場合、7,000円~10,000円程度でバッテリー交換が可能です(2021年12月時点)。修理時間は最短15分で、通常料金からの割引サービスもございます。
Xperia1のバッテリー交換をお考えなら、ぜひスマホスピタルにご相談ください。
Xperia1のバッテリー交換は自分でできる?
バッテリー交換のおもな依頼先はキャリアやソニー、スマホ専門業者です。外部に依頼しなくても、バッテリー交換は自分でもできないわけではありません。しかし、自分でバッテリー交換する際にはいくつかの注意点があります。
ここでは、自分でバッテリー交換する際の注意点や手順を解説します。
交換は可能だけれどリスクあり
Xperia1のバッテリー交換を外部に依頼すると、当然ながら費用がかかります。キャリアの場合、保証サービスに加入していれば無料または通常よりも安い料金でのバッテリー交換が可能です。一方で、保証サービスに加入していない場合の料金は10,000円程度です。
費用を抑えるために、自分でバッテリー交換したほうが良いと考えるユーザーも少なくないでしょう。バッテリー交換は自分でもできないわけではありませんが、失敗するリスクがあります。失敗するとメーカーの保証対象外になったり、電波法違反になったりする可能性があるので注意しましょう。
Xperia1のバッテリー交換に必要なもの
Xperia1のバッテリーを自分で交換する場合、いくつかの道具が必要です。バッテリー交換に必要なおもな道具は次のとおりです。
- 新しいバッテリー
- Xperia専用のドライバーセット
- ケースオープナーキット
- ドライヤー
手元にない道具は、Amazonや楽天市場などの通販サイトで購入できます。通販サイトの中には、バッテリー交換に必要な道具がすべて揃った専用のキットが販売されています。新しいバッテリーは、キャリアのオンラインショップで購入可能です。
自分でXperia1のバッテリー交換をする際の手順
それでは、Xperia1のバッテリー交換を自分で行う手順を解説します。
- Xperia1の電源をオフ
- 背面パネルを外す
- 基板周囲のプレートを外す
- バッテリーを外す
- 新しいバッテリーをセット
- 基板周囲のプレートを装着
- 背面パネルを装着
- 電源をオン
背面パネルが外れにくい場合は、ドライヤーで温風を当てると粘着が緩んで外しやすくなります。基板周囲のプレートは複数のネジで留められており、場所によってサイズが異なるので注意が必要です。最後に本体の電源をオンにする際には、きちんと充電できるかを確認しましょう。
Xperia1のバッテリー寿命に関する基本
スマホのバッテリーにはリチウムイオン電池が使用されているため、いずれは寿命を迎えます。寿命のサインに気づいているにも関わらずそのまま使用し続けると、Xperia1にさまざまな不具合が起きるので注意しましょう。
ここでは、Xperia1のバッテリー寿命に関する基礎知識を解説します。
バッテリーの寿命は約2年
Xperia1の本体とバッテリーは、同じタイミングで寿命を迎えるとは限りません。多くの場合、本体よりも早いタイミングでバッテリーが寿命を迎えます。バッテリーの使用期間は、リチウムイオン電池が使用されていることから100%の充電で500回程度が目安です。年数に換算すると2年程度になります。
これは500回フル充電するとバッテリーが使用できなくなるのではなく、最大容量が80%程度まで落ち込んでしまうということです。ただし、バッテリーの寿命はあくまでも目安です。ユーザーの使い方次第では、バッテリーの寿命が延びることや縮むこともあります。
バッテリー交換をしないと起きる問題
バッテリーの寿命が近づくと、おもに次のようなサインが現れます。
- 電池持ちが悪い
- 動作が重い
- 本体が熱くなる
- 勝手に電源が落ちる など
Xperia1を使用中に、本体が熱くなる現象に遭遇したことがあるユーザーも多いことでしょう。本体が熱くなるのは、充電しながら本体を操作しているときや3Dグラフィックを多用したゲームをプレイしているときなどに起こりやすいとされています。
Xperia1のバッテリーに負荷がかかったことで発熱し、本体にも温度が伝わるからです。バッテリーに負荷がかかり続けるといずれ膨張し、発火や爆発などの重大事故につながる危険性があるので十分に注意しなければなりません。
古いモデルはバッテリー交換ができない場合も
人気が高いXperiaシリーズは、2010年の初代発売以降さまざまなモデルが販売されてきました。バッテリー交換を希望しても、古いモデルはすでに受付終了している可能性があるので注意しましょう。キャリアの修理窓口やスマホ専門業者でも、対応モデルは決まっています。
未対応のモデルの場合、交換に必要な新しいバッテリーの入手さえ難しいケースもあります。フリマサイトやオークションサイトで未対応モデルのバッテリーが出品されていることもありますが、個人売買はトラブルを招きやすいので避けたほうが良いでしょう。
Xperia1でバッテリーの寿命を延ばす使い方
Xperia1のバッテリーは、2年程度で寿命を迎えるのが一般的です。しかし、ユーザーの使い方次第ではバッテリーの寿命を延ばし、Xperia1を快適に長く使用できます。ここではXperia1でバッテリーの寿命を延ばす使い方を解説するので、今からできることはぜひ試してみてください。
STAMINAモードに設定
Xperia1には、「STAMINAモード」と呼ばれるモードが標準装備されています。STAMINAモードとは一部の機能を制限して消費電力を抑え、電池持ちを良くする機能です。効果は利用状況によって変動しますが、Xperia1の電池持ちを良くしたいときに有効な手段になります。
それでは、Xperia1でSTAMINAモードを設定する手順を解説します。
- 設定アプリを開く
- 「バッテリー」をタップ
- 「STAMINAモード」をタップ
- 「今すぐ有効にする」をタップ
- STAMINAモードの設定完了
「今すぐ有効にする」をタップすると、画面上に表示される電池の使用可能時間が延びるので確認してみてください。また、STAMINAモードは電池の残量が減ったときにだけ自動で有効に切り替える設定もあります。
- 設定アプリを開く
- 「バッテリー」をタップ
- 「STAMINAモード」をタップ
- 「自動的に有効にする」をタップ
- 「有効にする電池残量」のスライダーを調整
- STAMINAモードの自動切替設定完了
不要な通信やアプリを切る
Xperia1のバッテリー寿命を延ばすためには、消費電力をできるだけ抑えるのが近道になります。消費電力を抑えるためには、BluetoothやWi-Fi、GPS、テザリングなどの不要な通信は細目に切るようにしましょう。
バックグラウンドで実行中のアプリが多いと電力を消費しやすいため、使用しないときには終了する習慣をつけるとバッテリー寿命を延ばすことにつながります。また、Xperia1の各種機能は設定状況によって消費電力を抑えられます。
例えば、画面を通常よりも明るく設定している場合は暗めに調整したり、バックライトの点灯時間を短くしたりなどです。
充電中はXperia1を使わない
電池の残量が少なくなったときには、充電しながらXperia1を操作するユーザーも少なくないでしょう。充電しながらスマホを操作する行為は「ながら充電」と呼ばれており、実はバッテリーの寿命を短くするリスクがあるので注意が必要です。
特にフル充電の状態になっているにも関わらずながら充電を続けた場合、バッテリーへの負荷がかかりやすいとされています。バッテリーに使用されているリチウムイオン電池のデメリットは、熱に弱いことです。ながら充電でバッテリーに負荷がかかると熱を発するため、劣化しやすくなります。
十分にバッテリー残量が減ってから充電
Xperia1を充電するタイミングは、電池の残量に関わらず就寝中が習慣になっているユーザーも多いでしょう。しかし、電池の残量が十分ある状態でのフル充電を繰り返すと、バッテリーに負荷がかかって寿命を縮める可能性があるので注意が必要です。
バッテリーの寿命とされている充電回数は、残量に関わらずフル充電で1回とカウントします。フル充電が維持され続けるのもバッテリーの劣化につながるため、残量が100%になったら速やかに充電器から外すように心がけましょう。
Xperia1のバッテリー交換の疑問
最後に、Xperia1のバッテリー交換の疑問と解答を紹介します。
大手キャリアは契約なしでもバッテリー交換可能か?
中古スマホ専門店やオークションサイトなどではXperia1シリーズの中古が販売されているため、大手キャリアのほかに格安SIMでも契約可能です。格安SIMで契約している場合、販売元が大手キャリアのXperia1であればバッテリー交換に対応してくれる可能性はあります。
ただし、各キャリアの保証サービスは利用できません。保証サービスはキャリアで購入してから1年以内で、自然に故障したとみなされる場合だけが対象だからです。バッテリーの劣化が自然に故障したとみなされても、初回の購入から1年以上経過したXperia1は保証の対象外です。
販売元が大手キャリアでも、契約していないことを理由にバッテリー交換を断られるケースもあります。大手キャリアにバッテリー交換を依頼する際には問い合わせし、難しいようであればソニーやスマホ専門業者を頼りましょう。
家電量販店でバッテリー交換は可能か?
家電量販店の中には、スマホのトラブルの相談を受け付けているところもあります。しかし、受け付けているのは相談のみのケースが多く、基本的にバッテリー交換には対応していません。なぜなら、家電量販店では新規契約または機種変更がメインだからです。
そのため、Xperia1のバッテリー交換はキャリアやソニー、スマホ専門業者の窓口に相談しましょう。
バッテリー交換でデータは消えるのか?
Xperia1のスマホ本体の中には、データを保管する基板が埋め込まれています。基板を交換するとデータが消えるため、通常はバッテリー交換を依頼する前にバックアップを取っておく必要があります。
しかし、スマホスピタルをはじめとするスマホ専門業者では基板自体を交換しないため、データを残したままの修理が可能です。バックアップを取ったり復元したりする作業が面倒な場合は、スマホ専門業者にバッテリー交換を依頼すると手間が省けます。
Xperia1のバッテリー交換はキャリアやスマホ専門業者に依頼しよう
Xperia1のバッテリー交換を自分でもできないわけではありませんが、故障や電波法違反などのリスクが大きいです。キャリアやソニーなどの外部に依頼すると、費用はかかりますが安全にバッテリー交換が行えます。
しかし、バッテリー交換の依頼先によってはXperia1の返却までに1~2週間程度の時間がかかり、初期化される可能性もあります。すぐにバッテリーを交換したいなら、飛び込みにも対応してくれるスマホ専門業者がおすすめです。修理費用はスマホ専門業者ごとに異なるため、事前に公式サイトで確認しておくと安心です。
Xperiaの修理費用などの詳細はこちら>>
Androidのバッテリー交換費用などの詳細はこちら>>
更新日:2023/06/23
2014年より、日本PCサービス株式会社にて、年間700件以上のパソコン・スマホ・タブレット修理およびお困りごと解決を行うフィールドエンジニアとして活躍した後、IT人材の育成や事業責任者として業界に従事。2021年11月、同社取締役に就任。
同年12月よりスマホ・iPhone修理のスマホスピタルを運営する株式会社スマホスピタル 取締役として、全国のスマホ修理事業を統括。
2023年5月、特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事に就任。リテラシー格差、使い方やトラブル時の正しい対処法など、スマホの正しい知識の普及のためスマートフォン整備士検定の構築に携わるなど、スマホ・パソコンをはじめIT関連業界に10年以上従事。
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