【水没復旧修理】トイレに落としたNintendo Switch！

Nintendo Switch 水没復旧

お子さんがトイレにNintendo Switchを持って行き、手を滑らせて便器の中に落としてしまったそうです。
そこからすぐに取り上げましたが、左半分が濡れており電源を入れようとしても画面が映らずご来店されました。

大人からすれば
「なぜトイレに持っていった」
「トイレのときくらい我慢しろ」
と言いたくなりますが、、、
マルチプレイ中で抜けづらいとか、ランキング入りがかかった大事な場面とか
子供には子供なりの事情がありますよね。

分解

水没復旧修理はなるべく早く作業をした方が復旧率が上がります。
なのでお預かりしてすぐに作業を進めました。

Switchは背面から分解して修理を進めていきます。
背面パネルやヒートシンク等を取り外すと基板が出てきます。

こちら充電口付近にある水没確認シールになるのですが、通常は真っ白（ピンクのドット模様）な状態です。
しかし本体内部に浸水してしまい水が付着するとドット部分がにじみ出てしまいピンク色に染まります。

乾いた後でも過去に水に濡れた経歴があることがわかるようになっています。
そしてこの写真を見てもわかるように浸水した形跡がはっきりと出ています。
ちなみにゲーム機だけでなくスマートフォンなどの端末にも水没確認シールがあります。

バッテリーコネクタ

このまま分解作業を進めていきましょう。
まずはバッテリーを取り外し通電を完全に止めます。

バッテリーのコネクター部分は腐食が進んでおり変色が見受けられます。
水没してしまうとこのように腐食が出てきますね。

腐食があることで通電を妨げてしまうことがあります。
なのでこの腐食を除去していくことで改善が見られることがあります。

液晶コネクタ

こちらはゲームソフトトレー部分と、その下にある液晶コネクタ。
よく見ると液晶コネクタの一部が変色しています。
焦げたようにも見えるので水がかかってショートしたのかもしれません。
ここが原因で液晶が映らなくなった可能性が出てきました。

このように作業を進めて各種パーツを取り外したら基板を取り出して洗浄し乾燥させます。
今回は1日お預かりして乾燥させました。
実はしっかり乾燥させないと内部に水分が残っている可能性があります。
そうなるとショートしてしまう、などの危険性があるのでしっかり乾燥を行います。

乾燥後基板を本体に取り付け元の状態で動くか試していきます。

もとに戻した状態で電源を入れてみた所無事に電源が入るようになりました！
しかし映し出された液晶は水没した痕跡が見られ表示が滲んでおり、
液晶コネクタの腐食が原因なのか画面がちらつく事もありました。

液晶も交換する

お客様に連絡をして液晶交換までするか確認をして、再度分解して液晶交換修理に取り掛かりました。
水没復旧修理だけで直る場合もありますが、落とした場所や水質、水没させてからどれくらいの時間が経過したのかで状態は変化します。
なので今回のように液晶交換まで必要になってくる場合もあります。

液晶交換をした後、電源を入れてみると画面がキレイに映るようになりました。
他の箇所に不具合もなく、無事にゲームが出来るようになりましたね！

このように水没させて電源が入らなくなっても直る可能性があります！
諦める前にまずはスマホスピタルにご相談下さい。

Nintendo Switchの修理は郵送でも承っていますのですぐに来店が難しくても修理する事が可能です。
郵送修理をご希望の方はお電話またはメールにてお気軽にご連絡ください。

ゲーム修理はスマホスピタルへ

Switch以外にも様々な機種の修理を承っています！

＞　ゲーム機修理メニュー