海外製の珍しい端末Jambo Phoneの水没復旧修理

Jambo Phoneの水没復旧修理

Contents

• 1 Jambo Phoneの水没復旧修理
  • 1.1 【修理前の状態確認】
  • 1.2 【部品の交換手順】
  • 1.3 【修理後の状態】
  • 1.4 【Androidの修理はスマホスピタルまで】

今回お持ち込みいただいた端末はJambo Phone です。
アプトスから2024年発売されたばかりのスマートフォンです。

【修理前の状態確認】

水に落として起動しなくなったとのことで修理にいらっしゃいました。

それでは、修理前に端末の状態を確認しましょう。

充電ケーブルを繋いで電源ボタンを押しても起動しませんでした。

状態を確認できたので早速分解していきましょう。

【部品の交換手順】

この端末は背面から分解していきます。

ヒートマットで背面を温めて粘着剤を弱らせ、隙間にピックを差し込みます。
ピックにエタノールを付着させて、少しずつスライドさせて背面を外していきます。

背面カバーを外せました。
続いて、ネジを外してフレームを取り外します。

背面カメラの下にもネジがありますが、

背面カメラを浮かせることでネジを取り外せます。

バッテリーの右側にツメがあるので、ここにスパッジャーを差し込んで、外側を持ち上げるようにすれば

フレームが外れます。同じようにフレームの浮いた部分を起点に、

全体のツメを外せばフレームが外れます。

フレームを取り外せました。

基板に液体は見られませんが、上部の水没反応シールが反応しているため、

水分は入ってきています。

再度ヒートマットで画面を温めて粘着剤を弱めてから、
バッテリーを外します。

バッテリーを取り外せました。バッテリーも水で濡れていましたので、

ヒートガンで乾かしました。
続いて基板を取り外しますが、SIMトレイを抜き取らないと基板が取り外せないため、
先にSIMトレーを抜き取ります。
基板はネジさえ外せば簡単に取り外せます。

上下の基板が取り外せました。

基板の裏側に水分が残っており、一部は腐食しておりました。

超音波洗浄機で基板を洗った後、ヒートマットとヒートガンで乾かします。

基板が乾いたら、元の状態に戻したら修理は完了です。

【修理後の状態】

修理後は正常に起動することを確認いたしました。

【Androidの修理はスマホスピタルまで】

今回の水没復旧に掛かった時間は3時間ほどでした。

１時間ほど乾燥に時間が掛かっています。
当店ではご予約の方が優先になるため電話予約、WEB予約していただきご来店頂く事をおすすめ致します。
なにか分からない事があればスマホスピタル天王寺ミオ店にご連絡ください。