他の店で部品が手に入らず修理を断られたLibero 5G IIIの基板移植修理

Libero 5G IIIの基板移植修理

Contents

• 1 Libero 5G IIIの基板移植修理
  • 1.1 【修理前の状態確認】
  • 1.2 【部品の交換手順】
  • 1.3 【修理後の状態】
  • 1.4 【Androidの修理はスマホスピタルまで】

今回お持ち込みいただいた端末はLibero 5G IIIです。
ワイモバイルから2022年発売されたスマートフォンです。

【修理前の状態確認】

落として画面が映らなくなったとのことで修理にいらっしゃいました。
この端末は稀少なため部品が出回っておらず、
修理するには、お客様にもう１台同じ端末を用意いただき、
基板を移植するしか修理方法がありませんでした。

それでは、修理前に端末の状態を確認しましょう。

左が大事なデータが入っている端末で、右側が新しく用意していただいた端末です。
左側の端末は電源を入れても画面は何も表示されず、左側の端末は正常に起動しました。
状態を確認できたので早速分解していきましょう。

【部品の交換手順】

この端末は背面から分解していきます。

ヒートマットで背面を温めて粘着剤を弱らせ、隙間にピックを差し込みます。
ピックにエタノールを付着させて、少しずつスライドさせて背面を外していきます。

背面カバーを外せました。
続いて、ネジを外して上部のカバーを取り外します。

上部のカバーを取り外せました。
再度ヒートマットで画面を温めて粘着剤を弱めてから、
バッテリーを外します。
続いて基板を取り外しますが、SIMトレイを抜き取らないと基板が取り外せないため、
先にSIMトレーを抜き取ります。
基板はネジさえ外せば簡単に取り外せます。

バッテリーと基板が取り外せました。
もう１台も同じ状態まで分解して、基板を入れ替えて元の状態に戻したら修理は完了です。

【修理後の状態】

修理後は正常に画面が表示されることを確認いたしました。

【Androidの修理はスマホスピタルまで】

今回の基板の移植に掛かった時間は90分ほどでした。
部品の取り扱いがどこにもない端末も、同じ端末を用意していただければ是非ご気軽にご来店ください。
当店ではご予約の方が優先になるため電話予約、WEB予約していただきご来店頂く事をおすすめ致します。
なにか分からない事があればスマホスピタル天王寺ミオ店にご連絡ください。