【iPhoneXR】水たまりに落としてしまったiPhone…

iPhoneが大変な事になってしまって…というお電話お頂き、ご来店されたお客様

なんと水たまりにiPhoneを落としてしまったとのこと。

では早速修理に取り掛かります！！

【Before-修理前-】

今回お持ちいただいたiPhoneがこちら↓

もともとの破損や故障はなかったそうですが、
使用中に落としてしまい、その際に水たまりの中に入ってしまったとの事。

素早く拾い上げたものの、その時点でガラスも破損しており、
電源は切った方が良いのでは？と電源を落としたのが昨日の事。
今日、おそるおそる電源を入れるとこの状態だったそうです。

タッチ操作はある程度効くそうですが、
画面に出たノイズの範囲や位置が変わったり、
タッチの反応が無いこともあるそうなので、
今も故障が進んでいるのかもしれません。

iPhoneXRであれば、ある程度の防水性能はありますが、
画面のガラスにヒビが入っているとなると心配です。
しかし、お話を伺う限りではすぐに拾い上げたそうなので、
その短時間で内部にどれぐらい水が入ったか…
そして、一晩経った事がどう影響しているか…

【水没の危険性】

内部の基板に直接浸水してしまいますと、故障の原因にもなり

水没の症状によって、本体以外にも様々な箇所に異常がみられるケースがあります。

例えば、画面の液晶にシミが入ってしまったり、真っ暗になってしまうなどのパーツ破損

スピーカーの音がおかしくなってしまったり、充電することができないなど

機能の面で使うのに支障が出てしまうといったケースも…

最悪の場合、完全に電源がつかなくなってしまい、

本体がダメになってしまうこともございます。

精密機器がゆえに少しの浸水が致命的なダメージになるという事があるのです。

そして何よりiPhoneの水没で一番恐ろしいのが…

本体がダメになってしまうと、中に入っているデータを抽出することがかなり困難になってしまいます😨

写真やアプリのデータ、電話帳やゲームなど 大切なデータが全て水泡となることもございますので

普段からの使い方にもしっかり気を配る必要があります⚠

データのバックアップをこまめに取ることやクラウドやSDカードに保存することによって

もしもの場合に備えておくことをおすすめいたします！

【After‐修理後-】

無事修理が完了いたしました！！

故障した元の画面を取り外すと、内部にはさほど水がはいった様子はありませんでした。
水没検知シールも白いままでしたし、ガラスが割れた部分の周辺も同様です。

別の画面パネルであれば表示やタッチ操作にも問題なく、故障は画面パネルのみでした。

落とした際に画面ガラスが破損し、それと同時に液晶も故障。
内部に水は入らなかった様子ですが、液晶には影響が出た様です。

その他、カメラやマイク、スピーカーにFaceID等も機能していますが、
確認し切れない部分もあるかもしれません。
お客様には早めにバックアップを取っていただくようお願いいしてお返し致しました！！

【まとめ】

第一世代のSEを除く6s以降のiPhoneには、
防水、防塵対策がされていますが、
それは水や塵が「入らない」わけではなく、
水や塵が「入りにくい」と考えるべきです。

11以降のiPhoneは「IP68」という防水・防塵性能があるのですが、
それでも水没故障での来店もあります。

スマホが精密機器である以上、水分は大敵です。
何年もお風呂で使っていて平気だったのに、
急に動かなくなったと持ち込まれたiPhoneを解体すると、
内部はビショビショに濡れていた…という事もあります。

iPhoneを裸のままお風呂で使い、
ときには湯船に落としたこともあるが平気！という方もいます。

また、内部に水が入ったとしても、すぐに故障等の影響が出る事もあれば、
何日も経ってから影響が出る事もあります。

使い方はそれぞれですが、基本的は水分は避けるようにしてください！