【GRATINA KYF37】逆パカしてしまったガラケーの修理をご依頼いただきました！

GRATINA（グラティーナ） KYF37 修理のご依頼

今回ご紹介させていただく修理のご依頼は、スマホ修理でも、タブレット修理でもないガラケー修理です！
ガラケーは実は未だに少数ながら販売が続けられており、
社用の携帯電話などで使用されていることもあります。

今回は、GRATINA （グラティーナ) KYF37 というガラケーが逆パカして起動できなくなってしまったということです。

修理前がこちら

さて、こちらがお持ち込みいただいたときの端末の状態です。
本体と画面とが完全に分離してしまっています！
これでは使えるはずもなく、データも見れません…。

ヒンジ部分を見てみると、パーツが破損しており、
液晶パネルのケーブルも完全に千切れてしまっている状態でした。

また、ガラケーの修理パーツは流通がありませんので、こういった場合には同型機をもう1台用意して、
必要な部品を入れ替えたり、内部基板を移し替えることで修理を行なうことになってきます。

KYF37の分解と内部の基板の移し替え

早速分解していきます！
初めに、粘着テープで貼りつけられているダイヤルパッドのシートを剥がしていきます。
すると内部にネジが出てきますので、全てのネジを外していきます。
本体裏側のバッテリーカバー内にもネジがあるのでこちらも取り外しておきます。

ネジを外すと基板が外せるようになります。
この時、裏側に液晶パネルのケーブルがコネクタに接続されているので破損させないよう注意が必要です。
(今回は既に断線していますが）

今回は基板を移し替えることで修理を行ないますので、もう1台の本体も同じように分解していきます。
画面が繋がっていると、どうしてもバランスが悪く分解し辛いので、
パーツに負荷をかけないよう慎重に作業します。

両方の基板が外れたので、あとは入れ替えて逆の手順で組み立てていきます。
データそのままで修理完了！

ということで無事に起動ができる状態になりました。
内部データもそのまま残っているので、見れなくなっていたものも引き継ぎ可能となっています。

ガラケーの修理をご依頼いただくことは比較的稀ですが、
今回のようにデータを消さずに修理ができることも多いです。
故障してしまいお困りの際にはお気軽にご相談ください。