タッチ反応がないiPhone12miniの修理！タッチ不良の原因は何だったのか？

【iPhone12miniのタッチが出来なくなった】

という症状の修理依頼を頂きました！お持ち込みいただいた際の状態がこちらです。

この写真では『0』をタッチしてますが全く反応しません・・

辛うじて画面の下1センチ程はたまにタッチが反応してくれるのですが
そのほかの場所は一切反応しないので画面ロックを解除する事も掛かってきた電話に出る事も出来ません。
とくに画面がキレイに表示されているだけ、操作ができないのはもどかしいですよね

この様な症状の場合は画面のタッチセンサーが何らかの影響(衝撃や水没、経年劣化等)
が原因で故障してしまっていることが多く、ほとんどが画面交換修理で改善されます。

とにかくまずは画面を開けてみます

画面を開いてみると・・なんと水没してました！
写真右上のあたりに水滴があるのが分かるでしょうか？iPhoneを正面から見た時の左上の位置になります。

iPhoneの耐水性はどんどん性能が上がっているのですが過信していると気が付かない間に水没してしまっているパターンが結構あるんです。

耐水性はもしもの時の為の保険くらいに留めておいてお風呂などの水回りでの使用は絶対に避けてくださいね！！

このiPhone12miniのタッチが効かなくなってしまった原因は『水没』ですね。

とにかくまずは画面を外して水分を全て取り除きます。

その後、乾燥させた画面で再度組み上げてタッチ操作が復活したか確認しましたが残念ながら元画面のタッチは復活しませんでした。
元画面のタッチセンサーが水没の影響で故障してしまっているので画面交換修理を行います。

新しい画面を取り付けて・・・

しっかりとプレートもネジで固定します。

水没反応シールは本来は白色なのですが濡れると反応して赤になるのです。このiPhoneは上部にあるシールが真っ赤になっていますね。
水分を除去したので元々あった水滴は綺麗に無くなりました。

全て組み上げたiPhone12miniがこちらです！

しっかりとタッチが反応するようになりましたー！

タッチが出来るようになったので全面タッチが効いているか
カメラや通話・通信などの動作チェックを行ない
特に問題なく使用できるようになっていることを確認させて頂きました。

今回の端末のように一度でも水没してしまった端末では急に故障が発生するリスクなどが高まるため
そういった注意点をお伝えをしてからお返しさせて頂きました。

このiPhone12miniの様にタッチが効かなくなくなった、実は水没していたという症状はとても多いのです。
特に冬場はお風呂で使用される方が多いため気が付かない内に水没させてしまったなどですね。

耐水機能を司っている耐水テープは経年劣化や温度差などで劣化してしまうのですが
劣化した耐水性というのは購入時よりも水に対して弱くなってしまっています。

そしてそのまま弱った耐水性でお風呂で使用してしまったら・・・
みなさんもくれぐれも水没にはお気を付け下さいね。
即日対応、データを取り出したい、急に壊れて困っているなどなどご相談くださいませ！