バッテリーが膨張してガラスが浮いてしまっている「iPad4」のバッテリー交換修理

バッテリーが膨張した

今回お持ちいただいたのは膨張したiPad4のバッテリー交換修理になります。
発熱を頻繁に起こしていたらしく、気が付いたらガラスが浮いてきたとの事でお持ちいただきました。

確認してみるとバッテリーが膨張している事で、下から押し上げられている事でガラス面が浮いてしまっていました。

では、早速分解と膨張したバッテリーの交換を行っていきます。

①分解

分解に関して気を付けないといけない事

iPadは粘着でガラス面が固定されています。
分解時には熱を加え、粘着を弱めてから開けていきますが、

iPadシリーズの中でも粘着が強いiPad4

分解時にガラス割れなどが起きないように慎重に分解していきます。
また今回は、膨張によりガラスが曲がっています。

分解時に勢いよくガラスが浮いてしまう事で割れてしまう可能性もあるので、
より慎重に分解していきます。

②分解後

さて、慎重に分解を勧めていき、ガラスは割れずに開ける事が出来ました。
後は液晶を取り外しバッテリーを交換していきます。

③バッテリー交換

iPad4のバッテリーは2つ付いていますが、実際にバッテリーを確認してみると両方ともしっかり膨張しておりました。
発売から6年程経っている機種なので、経年劣化によりここまで膨張したのでしょう。

膨張バッテリー交換時の注意点としては、

外装が破れる事により、発火の恐れがあります。
こちらも慎重に本体から剥がしていく必要があります。

さて、バッテリーも取り外し、新しいバッテリーを取り付け、
組み上げれば修理完了です。

今回膨張の影響で液晶やタッチパネルなどの痛みも気にしていましたが、
組み上げてみれば動作も問題なくしっかり作動しています。

バッテリーの膨張は意外と多い症例になります。

今回のように膨張してガラスが浮いてきているなど
お持ちのタブレット、スマートフォンなどでございましたら
修理交換をお勧めいたします。