大東市野崎　【iPhone12Pro】水没によるブラックアウト

水没したときの対処法

皆様、一度はお風呂場などに精密機器を持ち込んだことがあるのではないでしょうか。

最近では入浴時に音楽を聴いたり動画を見たりする方が増えたかと思います。

ですが、スマートフォンのモデルによっては防水機能を持ち合わせていないものがございます。

特にユーザーが多いiPhoneは防水機能が一切ございません。

ここで、iPhoneが防水性があると思っていた方は要注意です。

では、iPhoneが水没するとどうなるのか、

そして水、没した際の対処法をお伝えします。

まずは、水没したときにどのような症状が起きるのかをご紹介します。

一番多いのは起動不良です。

起動不良とは、何をしても電源が付かない時の状態を指します。

では、なぜ起動不良が多いのかと言うと水が浸入することで、

基板を故障させてしまうからです。

精密機器は電気を通し起動した状態を維持させています。

このことから、水は電気を通しやすいので一気に電力が放出され、

基板がショートし起動不良となる事例がとても多いです。

次に多いのが、液晶不良です。

こちらは、起動した状態で液晶が映らない症状か、

または起動不良＋液晶不良の2パターンが多いかと思います。

この場合は、画面交換を行うことで元通り起動させることが可能です。

他にもバッテリーの故障やドックコネクター（充電口）の故障など、

水没の具合により故障部分も変わってきます。

対処法

ここで、もしも水没してしまった時の一時的な対処法をご紹介いたします。

まずは、絶対に充電をしないでください。

起動しないからといって慌てて充電していまう方が多いです。

ですが、先程言っていた通り電気がが一気に放電し、基板の故障に繋がります。

絶対にやめましょう！

そして次は、とにかく乾燥させることです。

水没後すぐに、修理店へ持ち込めない場合は乾燥させておくのが大切です。

なぜなら、中に水分が残った状態だと錆びついたりしやすく故障の原因となります。

上記の事を守り、速やかに修理店へ持ち込むことが重要です。

iPhone12Pro　水没による液晶不良

今回お預かりしたのは、水没による液晶不良です。

まずは修理前の状態をご覧下さい。

画面が全くつかず、ブラックアウトした状態でした。

そしてバックカメラのレンズを見てみると、

一部水滴により曇っている個所がありました。

お客様自身は、水に落としたことが無かったものの日頃お風呂場に持ち込んでいたとのことでした。

中を開け確認すると、しっかり水没反応シールが赤色に変色していました。

本体・画面どちらもシールが変色しているとなると、かなり重度の水没です。

では、画面を交換していきます。

画面交換は約30分程で完了です。

操作にも不具合なくデータもそのままでお返しする事が出来ました。

最後に

一度水没すると、修理をしても完全に元の正常な状態に戻すことはできません。

必ずバックアップを取り、また故障した時の為に備えておくことが必要です。