亡くなったご遺族のiPhone Xを修理したいというご依頼

iPhone Xの修理のご依頼がありました。

タイトルにある通り、亡くなったご遺族が使用していた遺留品のiPhone Xが壊れた状態で残っているので修理したいというご要望でした。

実は２台のiPhoneがあったそうですが、そのうちの片方はアクティベーションロックの状態になってしまっていて何も動かせなく、もう一台のiPhone Xはパスコードなどがわからないが初期化が出来たとの事でした。

iPhone Xはガラス面にひび割れしている箇所があったので、キレイに直そうと思ったそうです。

お客さんのプライベートな内容なのであまり深入りは出来ないのですが、修理に来られるお客さんはそれぞれいろいろなご事情を持たれているな、と改めて感じます。

さて、今回の修理したiPhoneはこちらになります。

実際のiPhoneX

初期化状態なので中にデータは残っていませんが使用は可能です。

この様にガラス面の上部にひび割れがある状態でした。

修理をするためには画面全体を新しい部品に交換が必要になります。

ひび割れた画面は取り外し新しい部品と交換を行いました。

修理後、傷のないキレイなガラスの画面へと交換が完了しています。

作業完了から少し後に、お客さんが受け取りに戻って来られました。

「ありがとう。」

そのたった一言だけで、修理してよかったと心から思います。

遺留品のiPhoneの場合はパスコードロックの解除が出来なかったり、AppleIDとそのパスワードがわからなくて初期化も出来ないといった事案が多く発生しています。

パスコードは、何かメモが残っていたりしない限り解除するのは困難です。

パスコード入力を11回間違えてしまうと端末が完全にロックされてしまうセキュリティシステムがある為です。

どこぞの海外企業では、このiPhoneのパスコードロックのセキュリティシステムを無効化させて、パスコードの入力試行回数を増やすことでパスコード解除を行っているところもある様です。

しかし、1台の解除金額が1万ドル以上かかる上に、iOSによっては同じ方法では解除が出来ない可能性があります。

それほどiPhoneのパスコードロックのシステムは強固なので覚えておきましょう。

画面の修理依頼などは大丸札幌店にて毎日受付を行っておりますので、どうぞお気軽にお問合せ下さい。