充電していたら突然起動画面でフリーズして電源が入らなくなったiPhone Xを修理

iPhone Xの起動不良故障の修理案件がありました。

持ち込み時の現状としては電源が入らなくなっており、音も鳴らず全く反応がない様な故障状態です。

この状態ではパソコンと接続しても全く反応が無い為バックアップも行えません。

写真や連絡先を取り出すためにはどうすればいいか困ったらしく、iPhone修理専門店の「スマホスピタル大丸札幌店」までお越しいただきました。

故障に至る経緯

充電器に接続して充電を行っていてそのまま長時間放置していたところ、気が付いた時にはiPhoneXが起動画面になっていて（アップルロゴの画面）フリーズしていたようです。たまに画面が暗転したりしますが、再度起動画面に変わって同様に固まってしまう状態になってしまったとの事。

その状態から、充電残量が無くなるまで待ってみたら、今度は全く電源が入らない故障状態に陥ってしまったそうです。

この様な場合の故障原因は、見た目から判断することは出来ない為、実際に故障機を分解をしながら調査をしつつ改善策を模索していく形になります。

とはいえ、これまでの数万件の修理実績からして、似たような故障や修理の経験則がある為、まずは可能性の高そうな部分をあたっていきます。

再起動を繰り返すような症状は、バッテリーに問題が起きているかシステムファイルに異常が起きている事が多いです。

そのあたりを踏まえながら分解して調査していきます。

作業開始からわずか数分。

！？

電源の入らなくなっていたiPhone Xの起動に成功しました！

つい先ほどまでうんともすんとも言わなかったこのiPhone Xですが、作業後に無事ホーム画面にたどり着きました。

その後の動作も問題無く動いています。

今回はどのような作業によって電源起動に成功したのか。

それはバッテリーの放電です。

iPhoneに限らずandroidスマホなどの精密機器は内臓バッテリーの力で動いています。

バッテリーは充電が過剰に行われたり、急激に電流が流れたりすることで異常をきたすことがあります。

OSによって充電も管理されている為、基本的にはそんなに簡単に異常が起きたりはしないのですが、運が悪いといとも簡単にバッテリーに故障が発生します。

そういったバッテリーのトラブルが起きた場合に、バッテリー放電が有効なケースが見られます。

作業時間が長くかかる事も覚悟していましたが、素早く電源復旧に持って行けたのはよかったです！

故障した原因や起きている症状を診断して、最適な処置を施す。

お医者さんの診療の仕事にとても近いと感じます。

医療は数百年の歴史がありますが、スマホ診療にはまだまだ数年しか歴史がございません。

人は人ですが、スマホは年々変わり続けていく為、診療も困難を極めます。

それでもスマホスピタルグループは全国最多の修理実績を武器に適切な修理・診断を行わせていただいております。

iPhoneの故障でお困りの場合はスマホスピタル大丸札幌店までご相談くださいませ。