無くしたと思ったら洗濯機から見つかったiPhone 8の水没修理

今回はiPhone水没修理です！

修理依頼機種はiPhone 8でした！

家の中で携帯が見つからなくて探していると、洗濯が終わったばかりの洗濯機の中から見つかったという事でした。

洋服のポケットに入れたまま洗濯物一緒に紛れ込んでしまったのでしょう・・・

間違ってスマホが入ったまま洗濯してしまったということでiPhoneを修理に持ち込みして頂く事例は意外と多いです！

水没故障といっても、雨で濡れた・お風呂に落とした・ジュースをこぼしたといったように状況も違えば故障度合いも様々あるのですが、洗濯してしまった場合は損傷が大きいことが多いです。

洗濯機で回したというのは数十分の間、洗濯槽に浸かっている上に、洗濯用洗剤や柔軟剤などの溶液が混じっていたり、中で攪拌されることも故障につながりやすいです。

そして、今回のお客さんはもともと画面が割れていたということで画面のひび割れから水が侵入しやすいので防水機能も無い状態で洗濯しているため、大きい損傷が予想されます。

端末を預けて頂いたら早速修理作業を始めていきました！

修理開始時は、電源が入らず全く動かない状態です。

まず、画面の部品を取り外していくのですが、中にどれくらい水が残っているのかが見てわかります。

細かな部品も分解していき、電子基板を洗浄と点検していきました。洗浄と乾燥で約2時間程度の時間はかかります。

一通り洗浄が終わり、しっかり乾燥させた後、起動可能かチェックします。

リンゴマークは点きました！

しかし、ホーム画面までは進みません。

再起動を繰り返している状態です。

特に水没したiPhoneの場合、部分故障が原因でこのようなリンゴマークループになってしまっていることがあります。

この段階でロジックボードの損傷か、水没によるバッテリーの不具合、その他のケーブル異常が考えられます。

一か所ずつ原因を探りながら各パーツを交換していきます。

原因部品はインカメラにあるとわかったので、部品交換した上で起動してきます！

すると・・・

無事に起動しています！

液晶画面自体は浸水の後遺症でバックライトの光り方にムラが出ているのですが、問題なく動かすことが出来るため、修理費用を抑えるためにも修理せずにお渡しすることになりました。

無時起動してデータ救出に成功したのですが、お渡し後も急に使えなくなってしまう事も十分可能性のある故障なので、お早めにバックアップを行っていただければと思います！

もし、ご自宅にはバックアップ環境が無いという方は別のiPhoneへのデータ移行の代行なども行っておりますのでお気軽にお申し付けください！が

PCでバックアップを取れない方、データのバックアップの仕方がわからない方など、スマホスピタル札幌にご相談下さい！