Xperia 1 水没復旧修理からのデータを復旧成功事例！

水没してしまったXperia 1からのデータ復旧依頼！

ご相談内容としては以下のような感じでした。

「水没させてしまったのですが修理出来ますか？」

「バックアップもしていなくて機種変更したらデータが消えちゃうのが嫌で何とかデータをとれるように出来ないでしょうか・・・」

完全に水の中に落として浸水してしまったらしく、現状は全く反応が無く何も動かない状態でした。

分解して中を見る以前に、

カメラのレンズ内側にたくさん水滴がついていることからも多量の水が浸水してしまっていることがわかります。

今回のご依頼では水没故障の修理を進めていく事となるのですが、

水没で壊れたスマホが復旧するかしないかというのは内部の電子基板という部分が無事かどうかで決まります。

水没の場合ではスマホ内部に水が入りますから

、箇所によっては水分によって電子回路のショート（短絡）を起こしてしまっているケースもあります。

また、ショートした時の発生する火花によって、

配線ケーブルの一部が燃えて欠損していたり焦げてしまって動作不良が起きていたり、

腐食による不具合が発生していることが多いです。

中でも電子基板という部品にダメージがあると、

取り換えのきかない部分なので復旧が困難との判断となります。

水没故障の復旧修理では、

スマホを分解して細かなところまで点検・洗浄し水没の影響を取り除くことを目指して作業を進めます。

修理の前の段階で確実に復旧できるかどうかというのがわからないので、

実際に修理を行ってみて初めて、復旧するかどうかという事を判断できます。

Xperia 1 水没復旧修理の様子！

スマホを復旧させるために実際にどのような作業を行っているのかというと大まかな流れでは、

分解→点検→洗浄→乾燥→動作テスト（→部品交換）　この段階でようやく起動復旧の可否がわかります。

その後、部品を組み上げて端末の状態に戻していきます。

今回のXperia１という機種では、背面のカバーを分離させてから分解が始まります。

背面カバーは強力な接着テープで固定されているので熱を利用しながら分離作業を行いました。

背面カバーの下にはミドルフレームがあり、ネジを外すとそのフレームを取る事が出来ます。

ミドルフレームを外すことで中の電子基板が見えてくるのですが、水滴もまだ残っていたり基板上の腐食も見られました。

画面に映っているのがバッテリーと電子基板を繋ぐケーブルなのですが、その周囲は腐食が強く見られます。

こういった腐食は洗浄溶剤を使いながら取り除いていきます。

さらに詳しく見ていくために各パーツの接続されたケーブルを外し、パーツごとに分かれる様に分解していきました。

また、電子基板を詳しく点検するとICチップなどへの腐食がかなり多く、重点的に洗浄をしていきました。

こういった腐食などを目視でしっかり確認していく事が重要です。

電子基板や各パーツの点検を終えたら、ばらしていたパーツを元の位置に組み戻していきました。

組み上げ後、すぐに電源は入りませんでしたがバッテリー切れの状態だったらしく、

充電していく事でゲージが溜まっていくのが確認出来ました。

その後、電源を入れて確認したところ無事に起動が確認出来ました。

ひとまず起動復旧しましたが、これで安心できないのが水没故障。

各機能が作動しているか確認が必要です。

水没の影響でカメラがショートして壊れていたり、

ディスプレイやタッチセンサーに異常が有ったりという事もあります。

今回のXperiaは点検でも各機能の動作確認がとれました。

とはいえ水没をした端末は何があるかわかりませんので、

復旧した後は速やかに大事なデータのバックアップやサルベージをする事をおススメいたします。

水没の復旧修理の結果！

上述したように今回のXperiaは無事に復旧に至りました！

電源の入らないような状況でしたが、これにてデータの救出が出来るようになります。

水没の場合は端末はその後もしばらく使えるかどうかというところまで保証できない修理になりますので、

復旧した大事なデータはバックアップをしたりSDカードなどの外部メモリーに移動しておくといいと思います。

最近のスマホでは防水性能があるという機種が多いですが、

防水機能があっても必ず水没しないというわけではありませんので、

お風呂での使用は避けた方がより安全だと思われます。

水没の故障の場合は復旧困難なほどダメージを負ってしまうこともあるので、

まだそんな水没なんてさせたことが無いという方も今一度お気を付けくださいませ。

今回修理した端末

機種名：Xperia 1（エクスペリア　ワン）

発売時期：2019年6月

型番・モデル番号：802SO　（モデル番号は背面に記載があり、SO-03LやSOV40も同一機種）

※ソフトバンクから購入した場合は背面にモデル番号の記載がなく、SIMトレーを外したところにあるタグを見て確認することが出来ます。

「このシールを剥がさないでください」の下左側にあるのがモデル番号になります。

修理のご依頼は？

もしお使いのスマホが壊れてしまった場合はお近くのスマホスピタルへお電話頂くか、

又は直接店舗までご相談にお越しいただければと思います！

その際は故障に至った経緯や故障の状態などをお申し付けください。

また、ご自身で型番・モデル番号の確認が出来る方は事前にお調頂けるとスムーズにご案内が出来ます。

ご郵送での修理受付も行っておりますので、ご希望の方は事前にご相談お願い致します。

修理についてご不明な点などお気軽にご相談くださいませ！

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