充電しても残量が減っていく充電故障のSwitchを修理します

充電故障のNintendoSwitch（ニンテンドースイッチ）をお持ちいただきました！

故障の詳細は・・・

ある日突然充電がたまらなくなってしまって今はバッテリー切れで電源が入らないという事でした。

一応充電器を繋いだ時に画面のバッテリー表示もカミナリのマークが出て反応はしていたのにバッテリー残量が増えずに減っていったという事だったので、充電が正しく行えていないと思われます。

ただ、現状の電源が切れた状態では充電器につないでも全く反応がないので詳しく調べていく必要がありそうです。

修理作業・・・

一先ず分解して充電回路全体を確認していきます。

充電のUSBポートについては特に破損はなくICチップなども問題はありませんでしたが、一部分だけ破損を確認しました。

破損箇所は2R2 coilという電子部品。

このコイルの片側が断線してしまっていたのが正常に充電が出来ない原因となっていました。

この電子部品は滅多に壊れるような場所ではないですが、充電中などのコイルが発熱している状態のときに落してしまったり衝撃を加えてしまったことでクラックを起こしたのだと考えられます。

今回のSwitchはコイル自体が破損していたので、古い２R２コイルは取り外して別の部品へと交換を行いました。

このように交換しています。

交換後は組み立ててテストを行いました。

修理結果・・・

さっきまでは無反応だったSwitchでしたが充電器を繋ぐと充電マークが表示されました。

この表示が出てからしばらく充電を続けていくと電源起動も確認できました。

充電残量も10％、20％、30％と問題なくたまっていくのを確認して今回の修理は終了。

充電テストも含めて１時間ほどの作業でした。

今回の充電故障は比較的レアケースではありますが同様の故障が起きている場合は、同じ修理にて改善が出来るかもしれません。

修理実績が豊富な当店では様々な故障パターンも対応していきますので何かあればお気軽にご相談くださいませ。