水に濡れたiPhoneの修理、復旧率について

スマホの水濡れ、と聞くと修理業者としてもヒヤリと来る内容ですが

今回はお客さまより水没させてしまい起動が出来なくなってしまったご相談を頂きました。

始めは水没後も問題なく使えていた、

けれど段々挙動が怪しくなり

最終的には気付いたら起動も出来なくなっていたとの事でした

問題なかったからそのまま使用していたら…というのはよくある内容です

水没の影響はかなり本体に影響を与えてしまいます

放置して手遅れになってしまうと

いくら水没復旧の作業を行っても

最悪直らなくなってしまう、復旧率がその分下がってしまうことになります

修理時間について

本体電源すら入っていない状態でしたので、

まずは一度中を分解し状態の確認、

そして基板などのパーツを取り外し

腐食や水分を専用の機械で一度超音波洗浄にかけて飛ばす作業からとなります。

ほとんど全分解に近い形になるのですが、

乾燥なども含めての作業になりますので

基本修理時間は2~3時間は最低で頂くことが殆どです。

こちらはどちらも水没の跡がある端末です。

分解後中に入っている水滴が取り除かれた状態ですが、

中の水が既に乾燥していたとしても実は一度水が入っていることが

確認が目で取れるところがあります。

それは

1枚目の写真だとかなり分かりやすいのですが…

ピンク色っぽく見えるところ、分かりますでしょうか？？

画面から伸びているケーブルの横、実はここは本来色は白色なんです。

水に濡れてしまうと

この白色のシールのような部分は赤色(厳密にはピンクという感じですが)

に変色するんです。

過去に水に濡らしたかどうかも、ここでパッと区別がつきます

乾燥、洗浄合わせ作業が終わればパーツを組み上げ直し

動作の確認を行います

そこで起動しなければパーツの交換が必要になってくることがありますので

店舗にて確認させていただき

見積変動がある場合は相談をする流れになります。

直っても起動不可などの症状が再発するリスクは0ではありませんので

普段からこまめにバックアップを取るようにしましょう！！

以上水没復旧修理についてご案内させて頂きました。

お困りの際はご相談くださいませ。