【iPhone8】自力修理で壊れたiPhoneを修理させて頂きました

自分でスマホやゲーム機などを自分で分解したことはありますか？

10年近く前はスマホなどの電子機器が故障したら買い替えかメーカー修理しかありませんでした。

今ではYouTubeなどでほぼ全てのスマートフォンやゲーム機の分解動画を視聴できます。

また、Amazonなどで修理用パーツ、修理用キットも販売されています。

海外では「修理する権利」を求める声が大きくなっており、自分で修理する環境は整いつつあります。

2022年4月にAppleがセルフサービス修理プログラムを始めるというニュースも記憶に新しいですよね。

自己修理に失敗してしまったiPhone8

ただし、自分でスマホを分解修理する行為にはその分リスクが伴います。

今回の修理依頼は、自分でバッテリーを交換した際に

画面とインカメラのケーブルが切れてしまったiPhone8です。

分解してみると、画面のケーブルが根本からスッパリ切れていました。

工具の差し込みすぎや分解時に力を加えすぎたと推測できます。

カメラのケーブルは銀板の外し忘れでしょうか、端子の根本の部分が切れていました。

画面とインカメラケーブルを交換し、修理完了です。

1時間もかからず修理が終わりました。

そのバッテリー、本当に大丈夫？

今回、お客様が付け替えたバッテリーは最大容量を増やすタイプの物でした。

このようなバッテリーにはPSEマークも付いていません。

バッテリーの最大容量を増やすことで確かにバッテリーの持ちは良くなるかもしれませんが、

本体基板への悪影響が無いとも言い切れません。

当店のような修理業者が使うことはまず無いバッテリーです。

一般の人が気軽に修理できるようになった反面、知識や技術の共有が不十分だと筆者は感じます。

趣味で自分のサブ機を分解するならまだしも、

普段使いしている自分のスマホを分解するのはまだまだリスクが高いのではないでしょうか。

もしご自身で修理する際は入念な下調べをおすすめします。

どうしても不安な方は是非当店にご来店ください。