HUAWEI P20lite液晶交換しても改善しない!? 基板を修理すれば直るかも！

今回の修理速報はHUAWEI P20 liteの画面交換

HUAWEI P20 liteを落としてガラスが割れてしまったというお客様。
なんでも、一度自分で修理しようと部品を取り寄せたそうです。

バックパネルを外したまでは良かったのですが、新しい液晶を仮付けしても表示は
改善されないどころか悪化しており、もうお手上げということでお持込されました。
詳しく伺うと、修理前は液晶表示自体はできていたそうでなんです。

ということは、自分でスマホ修理したときに基板を傷つけた可能性が考えられます。
とりあえず出来る限りはやってみますとお預かりして基板の様子を見てみると……

うーん、ざっと見て目立つ傷はありません。

画面交換したのに治らない？

スマホ修理の画面交換の工程の一つに「仮付け」というものがあります。
悪い画面を外した後に新しい画面のコネクタだけを接続して、動作チェックをする作業です。

画面の仮付けは出来る機種と出来ない機種があります。
HUAWEI P20 liteのようにバックパネルを剥がしてすぐにディスプレイコネクタがある機種であれば、
ここに新しいディスプレイを付け替えて正常に画面表示されるか確認ができます。

内部構造で修理の難易度が大きく変化

ちなみに、HUAWEIとASUSのスマホはどれも内部構造がよく似ていて、
大抵は画面の仮付もしやすくなっています。
他にも、例えばiPhoneも画面仮付は簡単に出来る方です。

Xperiaに関してはZシリーズなどに関しては仮付が困難な機種が多いです。
同じXperiaでも、XZシリーズに移行してからはやりやすくなり、修理もしやすくなりました。

また、同じメーカーでも機種によって

• 本体の大きさ
• バッテリーの大きさ
• カメラの個数
• ボタン配置

などが違うので、当然内部構造も違ってきます。
ZenFone 5とZenFone 5Zのように、機種名が違っても処理能力が違う（＝基板のみが違う）だけで
画面やバッテリーは流用可能な場合もあります。

お預かり端末の状態確認

上の画像が、今回お預かりした端末です。

試しに当店の在庫のフロントパネルを仮付けしてみましたが、
やはり結果は同じ、虹色の画面が映るだけでした。

今回は修理の過程でお客様が自ら破損させた可能性が高そうですが、
落とした衝撃が基板にまで達して起こる場合もあります。
または、水没の影響で基板にサビが発生して次第に悪化するケースも考えられます。
特に蒸し暑い季節やアウトドアなど楽しむ方は、お気をつけて下さい。

いずれにせよ、基板の破損となると部品交換だけでは改善できません。
ここからスマホ修理するとなると、しばらく預かって工場に送り、基板自体の修理を試みるしかありません。

基板修理に出す

お客様に基板修理についてご説明したところ、
「バックアップを取っていないので直る可能性があるなら1～2ヶ月でも待つ」
ということで基板修理でお預かりすることになりました。

最初は画面表示出来ていただけに、なぜスマホ修理前に念の為バックアップしておかなかったのか、と悔やまれます。
バックアップしてあれば基板修理を待たず新しい端末に機種変更できたでしょうし、
普段からバックアップしていればそもそも修理を考えず、即機種変更したかもしれません。

やっぱり重要、こまめなバックアップ

修理にお持込される方はバックアップの重要性は理解しているものの、
結局バックアップしていないのでデータを取り出すためには修理するしかない方が大多数を占めます。

• やり方がわからない
• 面倒
• パソコンやWifi環境がない
• iCloudやGoogleドライブの容量が足りないが有料プランにしたくない（できない）

……などなど。
苦手な人や環境がない人にとってはハードルが高い、というのもわかります。
修理だけではなく、データバックアップを教えてほしい、一緒にやってほしいというお客様のサポートも
承っていますので、興味のある方はぜひご相談ください。

基板ってこんなかんじ

修理する基板はこちら。

左下がディスプレイコネクタ、主板と書いてあるケーブルは下側のサブ基板につながっています。
上側がメイン基板なので、メイン基板につながるケーブル、という意味で主板と書いてあるようです。
こんなところでHUAWEIが中国のメーカーということを認識させられます。

故障原因発見？

サブ基板コネクタの隣が指紋センサーのコネクタです。

さらに隣がバッテリーのコネクタでオレンジ色のケーブルでバッテリー本体とつながっています。
また、右上の金色の端子はアンテナ線です。

よーく見るとディスプレイコネクタの右下そばに基板を削ったような跡があります。
さらに、コネクタ下側に小さな四角形のチップが4つ並んでいますが、

もしかして右端も本来はチップが付いているのでは……？

HUAWEI P20 lite自体は何度も修理していますが、流石にこんな小さいところまでは覚えていません。
写真を送って基板修理する工場に問い合わせてみると、やはりこれが原因の可能性は高そうです。

でもチップがなくなっていたらどうしようもないのでは？というと、そうでもありません。
筆者はプラモデルが趣味で電飾をしたこともあるのですが、

既製品ではなく、LEDや抵抗を個別に買って自分ではんだ付けしたものをプラモ内に組み込みます。
そのためパーツ探しも自分で行うのですが、極小サイズのチップもパーツショップでは普通に売られているのです。
個人購入できるくらいなら当然工場でも入手可能。
つまり工場なら同じものがある可能性は高い＝修理できる、ということです。

結論：バックアップは大切！

パーツ交換で改善しない場合は基板修理で対応可能、という案件でした。

チップ抵抗やチップコンデンサの破損なら交換は可能。
メモリ破損は載せ換えるとデータが消失しますが、起動は出来るようになるかもしれません。

そのため、こまめなバックアップで不測の事態に備えるのが一番ですね。

スマホ修理ならスマホスピタル佐賀駅前店まで

本日、スマホ修理の基板修理をご紹介しましたが

「不器用だから出来るか不安」

「家に道具がない」

「パーツの種類がいっぱいあって、どれを選べばいいか…」

など、実際に自分でやるとなると懸念点は多いかと思います。

そんな時は「スマホスピタル佐賀駅店前」にお任せ下さい！

データはそのまま修理可能！

スマホスピタル佐賀駅前店では、

• データはそのままの修理作業
• 最短即日修理作業

を行っております。

もちろん、iPhone以外のスマートフォン、タブレット、ゲーム機等の修理も受付中です！

詳しい料金などは下記バナーから！

(参考：任天堂Switch Liteのスティック交換ってできるの？ゲーム機修理もスマホスピタル佐賀駅前店へお任せ！)

スマホ・タブレットの高額買取も！

また、当店では不要なスマホ・タブレットの買取も行っております！

詳細は下記バナーから！！

公式LINEもありますので、下記バナーから友達登録よろしくお願いします！

本日の記事は、総務省登録修理業者 スマホスピタル佐賀駅前店からお送りいたしました！