パネルが浮いたGalaxyS6edge。バッテリーの膨張は早めのバッテリー交換を！

Galaxy S6 edge

Contents

1 今回はGalaxy S6 edgeのバッテリー交換をご紹介します。
2 店舗紹介

今回はGalaxy S6 edgeのバッテリー交換をご紹介します。

いつも通り使っていたときに、違和感を感じ、
端末を確認してみると前までは無かった隙間が出来ていると気づき、
何か起きてしまう前にとご来店されました。

一見普通に見えますが……

横から見ると一目瞭然。フレームとバックパネルにぱっくりと隙間ができてしまっています。
カバーを付けていたのでなかなか気づかず、いつの間にかこうなっていたとのことでした。

劣化したバッテリーは化学反応の過程で余計なガスが発生してしまいます。
そのガスが次第にバッテリーパックを膨らませ、さらにはバックパネルまで押し上げてしまうのです。
放置すれば大爆発……することはめったにありませんが、絶対ないとも言えず危険な状態には変わりません。

バッテリーの膨張は今回ご紹介しているGalaxy以外のスマホやタブレットでも起こる可能性があります。
スマホスピタル佐賀駅前店ではバッテリー交換をはじめ、
さまざまなiPhone修理、スマホ修理を
中のデータはそのままで即日修理対応しております！

修理内容等によっては部品の取り寄せなど修理完了まで日数を頂く場合がありますので、ご了承ください。
また郵送修理も承っておりますのでお困りの事がありましたら、
総務省登録修理業者のスマホスピタル佐賀駅前店へ
お気軽にお問い合わせください。

それではバッテリー交換修理に入ります。

まずはバックパネルを剥がすところから。多くのAndroidスマートフォンと同じように、
強力な両面テープで貼り付けられているので温めて粘着を弱めながら剥がしていきます。
Galaxyシリーズは塗膜のガラス吸着が弱いのか、塗装が本体に残ってしまい透明なガラスだけ剥がれてしまうことがあります。

下写真はヒートガンで温めながら剥がしているところ。
剥がしたところがまたくっつかないように、ピックを差し込んで防いでいます。
また横に滑らせて少しずつ剥がしていく際にも使います。
ミュージシャン以外でピックを使うのは修理業者くらいではないでしょうか？

トランプも同様によく使います。
好きな大きさにカットしやすく安価で大量に手に入り、電気を通さないためです。
スマホ修理は、本来の用途に使われなかったピックやトランプの犠牲の上に成り立っているのです（大げさ）。

バックパネルが剥がれました。ミドルフレームは2枚あり、
外側に露出する金属フレームと、ディスプレイや基板をネジ止めするプラスチックフレームです。

つまり次はネジを外して金属フレームを外す作業が待っています。
SIMトレーはフレームの上部側面に差し込むようになっており、先に外しておかないとひっかかって金属フレームが外せません。

気づかず無理やり外そうとすると基板にビシィとヒビが入って、
ガラスがズギャァァンと割れて、あーあエライコッチャ……取り返しのつかないことになります。

配線状態の確認

ベテランスタッフたる筆者にはもちろんそんなこともなく、極めて安全に金属フレームが外せました。
ここに至って初めて気づきましたが、バッテリーケーブルが基板の下を通って右上に出ています。

てっきりここまでくればすぐにバッテリーを外せると思いましたが、
基板を外さなければバッテリー交換できないと分かりました。

基板の取り外し作業

いくつかコネクターを外した本体をアップで。

ネジはすでに外してあるので基板はフレームに乗っているだけです。
余談ですがドックコネクタ周辺がサブ基板として独立しているので、
もし充電できなくなった場合はドックコネクタだけ交換することも可能ですね。

またドックコネクタは頻繁に充電ケーブルを差し込むためどうしても破損しやすい箇所です。
メイン基板と一体化している場合の修理はかなり面倒なことに。

基板を外して、ようやくバッテリーを外せるようになりました。

見比べれば分かりますが、バッテリー上側の黒い部分が基板の下に潜り込む設計になっています。
大抵のスマホではバッテリーを最後に取り付けることが多く、
どうしてこんな面倒なことにしたのかと設計者を問い詰めたい。
反省があったのか、S7以降はバッテリーを最後に取り付けるように（＝交換が簡単に）なりました。