落として縦線が表示されるようになったGalaxy S20+の画面交換修理

Galaxy S20+の画面交換修理

今回お持ち込みいただいた端末はGalaxy S20+です。
Samsungから2020年発売されたスマートフォンです。

【修理前の状態確認】

今回のお客さまは、スマートフォンを落としてから画面に紫色の縦線が表示されるようなったとのことでご来店されました。
作業前に状態を確認します。

たしかに画面の右側に紫色の縦線が表示されています。
状態を確認できたので早速分解していきましょう。

【部品の交換手順】

この端末は背面から分解していきます。
背面をヒートマットで温めて粘着剤を弱めてから、
パネルオープナーを使用して少しずつ画面を浮かせていきます。
画面を浮かせながら、隙間に無水エタノールを流し込むと、より画面が浮きやすくなります。
隙間ができたら、隙間にピックを差し込み、ピックで粘着剤を切り裂くようにして隙間を広げていきます。

背面カバーを取り外せました。
続いて上部のカバーを取り外します。
銀色のカバーと黒色のカバーがありますが、今回取り外すのは銀色のカバーだけです。

銀色のカバーのネジを取り外したら、
そのまま取り外さず、少し浮かせてケーブルを取り外します。
画像では、カメラの上に見える横に３つ並んだコネクタの真ん中のコネクタです。
このコネクタを先に外さないと、銀色のカバーを取り外した際にケーブルが断線する可能性があるので、
忘れずに取り外しましょう。

カバーを取り外せたら、下部のユニットを取り外します。
ネジを外すだけで簡単に取り外せます。

ユニットを取り外しました。
Androidの多くの機種はバッテリーの下にディスプレイケーブルがあり、
画面を交換する際に、バッテリーも一度取り外さないといけませんが、
この機種はバッテリーを取り外さずに画面を取り外せます。
ここから画面を再度ヒートマットで温め、粘着剤を弱らせてから画面を外していきます。
Galaxy製のディスプレイは、他のメーカーのディスプレイより強固に粘着剤がいるため、
画面を外そうとするとかなりの確率で画面が破損してしまいます。

画面は破損しましたが、なんとか取り外せました。
新しい画面を取り付けて、元の状態に戻します。

【修理後の状態】

画面交換後、正常に映像を表示することを確認しました。

【Androidの修理はスマホスピタルまで】

今回のGalaxy S20+の画面交換に掛かった時間は、
画面を圧着する時間を含めて2時間ほどでした。
Androidの修理は基本的に当日修理が可能ですが、
機種や修理箇所によっては部品を取り寄せる必要があるので、即日修理ができないことがあります。
当店ではご予約の方が優先になるため電話予約、WEB予約していただきご来店頂く事をおすすめ致します。
なにか分からない事があればスマホスピタル天王寺店にご連絡ください。