膨張してしまったPixel6のバッテリーの交換修理

Pixel6のバッテリーの交換修理

今回お持ち込みいただいた端末はPixel6です。
Googleから2021年発売されたスマートフォンです。

【修理前の状態確認】

今回のお客さまは、バッテリーが膨張しているとのことでご来店されました。
作業前に状態を確認します。

バッテリーが膨張して端末の右側に隙間が出来てしまっています。
状態を確認できたので早速分解していきましょう。

【部品の交換手順】

この端末は画面から分解していきます。
正常な状態の端末なら、最初に画面をヒートマットで温めますが、
今回の端末はバッテリーが膨張しているため熱を加えてはいけません。
幸い、今回はバッテリーの膨張で隙間ができているので、
隙間をピックで広げるだけで簡単に開きます。

画面が開きました。
続いて画面を取り外しますが、
画面のケーブルを覆っている銀色のカバーが若干取り外しにくいです。
左側から右側に向かって斜めに押し込むようにして力を入れると外れやすいです。

画面を取り外しました。
バッテリーが見えましたが、まだバッテリーは取り外せません。
先に左側の銀色のフレームを取り外します。
バッテリーの右上、左上、下に黒いテープが付いていますが、これをバッテリー剝がします。
バッテリーを交換した後で、この黒いテープをまた付けるので、
完全に剝がさずに、バッテリーの上に付着している部分だけ取り外します。
銀色のフレーム部分のネジを全て取り外したら、フレームを持ち上げます。

銀色のフレームを取り外しました。
これでバッテリーのケーブルにアクセスできるようになったので、
ケーブルを取り外してからバッテリーを交換します。
バッテリーは裏側の強力な粘着剤で固定されているので、
本来はヒートマットで温めるところですが、
今回は膨張していて温めると危険なので、無水エタノールとヘラだけを使用して外していきます。
バッテリーは膨張していて底面に隙間ができているので、何も異常が無い時のバッテリーと比較して、
比較的簡単に取り外せます。
バッテリーを取り外せたら、元の状態に戻して動作確認を行います。

【修理後の状態】

バッテリーを交換して画面を圧着しましたが、
画面が膨張の影響で浮いてくるといったことはありませんでした。

【Androidの修理はスマホスピタルまで】

今回のPixel6のバッテリー交換に掛かった時間は、圧着の時間を含めて100分ほどでした。
Androidの修理は基本的に当日修理が可能ですが、
機種や修理箇所によっては部品を取り寄せる必要があるので、即日修理ができないことがあります。
当店ではご予約の方が優先になるため電話予約、WEB予約していただきご来店頂く事をおすすめ致します。
なにか分からない事があればスマホスピタル天王寺店にご連絡ください。