iPod Toutch2の電池交換で膨張して浮いた画面が元通り！ハマグリ化修理もスマホスピタル町田にお任せを！

iPod Toutch2の電池パック膨張が進んで画面が大きく浮いている、ということで修理のご相談を頂きました。

実際の本体がこちらです。

本体上部の画面が大きく浮き上がって1cmほど隙間が出来てしまっていました。

これでは本体内部に異物が入ってしまいます。

更に画面内を確認すると…

液晶の一部がフロントパネルに触れてしまって変色してしまっています。

電池パック交換をすれば、画面浮きや変色はもちろん、充電持ちが悪い症状も改善させられることが出来ます！

それでは今回はiPod Toutch2の電池パック交換について写真付きで解説いたします。

iPod Toutch2電池パック交換

【使用する工具】

クラフトナイフ(平刃)

プラスネジドライバー

はんだ小手

ピンセット

iPod Toutch2は表面のタッチパネルを剥がして分解する機種です。

本体フレーム、パッキン、フロントパネル、という構造です。

赤線部分の本体フレームとパッキンの間にヘラを挿して、それぞれを固定しているツメを外します。

それでは作業開始です！

①タッチパネルを取り出す

今回は電池パックが膨張して画面が浮いているので…

赤線部分から分解します。

当店では平刃のクラフトナイフを使って…

タッチパネル側のツメを外しています。

なるべくパッキンを傷つけないよう注意が必要です。

画面一周分のツメを外します。

するとこのように持ち上げることが出来ます。

そのまま横に…

このように開きます。

上に開くとケーブルを痛めてしまう恐れがあるので注意が必要です。

タッチパネルは本体上部にコネクタに接続されています。

プラスチック製のヘラを引っ掛けて上に持ち上げることで…

コネクタを外すことが出来ます。

コネクタを外せたら…

タッチパネルを本体から取り出すことが出来ました！

②液晶画面を取り出す

液晶を持ち上げたいのですが、その前に上部にはみ出しているテープを剥がします。

少しテープがはみ出しているので…

ピンセットなどでつまみます。

そのまま持ち上げて…

このように剥がします。

液晶の端を持って持ち上げると…

このように大きく開くことが出来ます。

そして液晶の下には合計8店のネジがあります。

ネジの形状はプラスです。

ドライバーを使い、8点全てのネジを外します。

ネジを外し終わったら…

この通り銀板を持ち上げることが出来ます。

銀板の下には液晶画面のケーブルが伸びています。

このケーブルもコネクタで付いているだけなので…

まずはプラスチック製のヘラを引っ掛けます。

そのまま上に持ち上げることでコネクタを外すことが出来ました。

これで液晶画面を本体から取り出せました。

③電池パックを取り出す

次に電池パックを取り出す作業です。

電池パックは基板にはんだ付けされています。

そしてはんだの接点には絶縁テープが貼られています。

まずは絶縁テープを剥がします。

これで接点があらわになったので…

はんだを当てて溶かします。

接点を綺麗に剥がすことが出来ました。

これで膨張したバッテリーを本体から取り出すことが出来ました。

iPod Toutch2の場合、電池パックは銀板に接着されています。

とても強力に接着されているので、安全に剥がすために粘着剥がしを使います。

粘着剥がしを吹きかけ…

ヘラを使って粘着を剥がします。

粘着剥がしを使うことで安全に電池パックを取り出すことが出来ました！

取り出した電池パックを通常の電池パックと比較すると…

厚みがこんなにも違います！

あれだけ画面が浮くのも納得ですね。

電池パック膨張を放置すると最悪の場合発火することも考えられます。

決して浮いている画面を無理やり押し込むなど、電池パックに負荷をかける行為は控えて頂き、早急に交換されることをお勧めします。

④本体を組み上げる

膨張した電池パックを取り出せたら新品の電池パックを本体に接続します。

バッテリーの接点を…

このように合わせます。

電池パックと基板の接点の位置が合ったら…

はんだ小手を使って接合します。

しっかりとはんだ付けが出来たら…

接点に何かが触れた際にショートないよう、絶縁テープを貼っておきます。

本体の凹みに電池パックをセットして…

次に液晶画面のコネクタを基板に接続する作業です。

こちらも位置を合わせて、正しい位置で上から押し込みます。

押し込むことで接続できるのですが、コネクタの位置がずれた状態で押し込むと基板が故障します。

この作業は簡単なようで非常に難しいです。

コネクタを接続出来たら…

バッテリー上に銀板を被せます。

ネジ穴を確認してズレていなければ…

ネジで銀板を固定します。

ネジ留めが出来たら…

液晶をセットします。

液晶に触れると指紋が残るので、決して触れないように注意です。

次にタッチパネルを接続します。

位置を合わせて…

コネクタを上から押し込みます。

接続出来たら起動確認を行います。

電源ボタンを長押しすると…

この通りしっかりと起動して操作できることが確認できました。

これでiPod Toutch2の電池交換完了です！

しっかりと充電されて溜まっていくことも確認します。

電池パックを新品に交換することで…

あれだけ浮いていた画面がすっきりと本体フレームに収まっています。

別の角度から見てもこの通り！

液晶の変色も無くなって、これで古いiPod Toutchでも安心してお使い頂くことが出来ます。

今回ご紹介させて頂いた通り、スマホスピタル町田ならiPod Toutch2でも難なく電池パック交換を承れます。

Appleさんではとっくに受付終了してしまっているような機種でも当店なら対応可能ですので、同じようにお困りの際はぜひご連らくださいませ！

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