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スマホスピタル町田

Xperia XZ1のバッテリー交換方法を分解から組み上げまで解説!膨張による画面浮きが解消!【町田のXperia修理店】

XperiaXZ1のバッテリー交換方法を徹底解説

Xperia XZ1(SO-01K)のバッテリー膨張により画面が浮いているとご相談を頂く機会が多くなりました。

Xperia XZ1は2017年11月なので、発売から3年半が経過しています。

バッテリーの寿命を少し過ぎたくらいかと思われますので、膨張してしまったとしても何ら不思議はありません。

 

Xperia XZ1は連絡や少々のアプリで遊ぶくらいならまだ充分使えます。

外カメラも非常に綺麗なので写真をよく撮る方にも人気が高いです。

今回はそんなXperia XZ1のバッテリー交換方法について解説させて頂きます!

 

 

Xperia XZ1バッテリー交換方法


【使用する工具】

ヒートガン(設定温度250度)

ヘラ

プラスネジドライバー

両面テープ

ピック

 

バッテリー膨張しているかどうかは一目瞭然です。

正面から見て左側の画面を横から見ると浮いていることが多いです。

バッテリー膨張により画面が浮いて変形しているXperia XZ1

これは紛れもなくバッテリー膨張です。

膨張してしまったバッテリーが内部から画面を押し上げています。

この状態は非常に危険で、本体内部にゴミも入るため様々な不具合を併発する可能性があります。

ただ、逆に言うとバッテリーが膨張しているだけなので、他に不具合がなければバッテリーさえ交換すればまだまだお使い頂くことが出来ます。

されそれでは分解開始です!

 

①画面を剥がす


Xperia XZ1は背面からでなく画面を剥がして分解する機種です。

バッテリー膨張により画面が浮いていたら分解は楽ですが、無理に画面を剥がそうとするとガラスが割れてしまう恐れがあるので注意が必要です。

電源を切っているXperia XZ1

まずは電源を切ります。

シャットダウン中のXperia XZ1

シャットダウン中…とくるくる回っているので完全に電源が切れるまで待ちます。

電源が切れたら作業開始です!

画面と本体との間にピックを挟んだXperia XZ1

まずは浮いている箇所にピックを挟みます。

絶対強引にピックを推し進めてはいけません。

ここからはヒートガンの出番です。

画面に温風を当てているXperia XZ1

画面の粘着をヒートガンで温めます。

温めることで粘着が弱まって簡単に剥がせるようになります。

温風を20秒ほど当てたら…

温風を当ててピックをスライドさせているXperia XZ1

温めた部分までピックを進めます。

このようにして粘着を少しずつ切っていきます。

ヒートガンで温める→ピックを進める、という作業を画面1周繰り返します。

粘着を少しずつ持ち上げているXperia XZ1

するとこのように少し持ち上げることが出来ます。

粘着がしっかりと切れていると…

画面の粘着を剥がしているXperia XZ1

このように画面が斜めに持ち上がります。

 

 

②画面を取り出す


次に画面パーツを本体から取り出す作業です。

画面を持ち上げたXperia XZ1

画面を持ち上げるとこのように1本の太いケーブルで本体に接続されているのが分かります。

ちなみに、横から本体を確認すると…

画面下の銀板が浮いて歪んでいるXperia XZ1

このように銀板が大きく歪んでいるのが分かります。

よほどバッテリーが膨らんでしまっているのかと思われます。

Xperia XZ1の液晶画面の接続部分

液晶画面と本体を接続しているコネクタはプラスチックパーツで固定されています。

コネクタはツメで留まっているので…

ピンセットで液晶画面コネクタを固定したパーツを外そうとしているXperia XZ1

ピンセットを使って外します。

液晶画面を固定したパーツを取り出したXperia XZ1

ツメさえ外せば簡単に取り出すことが出来ます。

プラスチックパーツを取り出せば…

液晶画面コネクタを画面から外そうとしているXperia XZ1

後はヘラを使ってコネクタを外します。

液晶画面を取り出したXperia XZ1

これで液晶画面を取り出すことが出来ました!

 

 

③バッテリーを取り出す


これで本体内部を分解することが出来ます。

Xperia XZ1は基板やバッテリーが銀板に覆われています。

ネジで固定されているXperia XZ1の内部の銀板

全部で8か所ネジで固定されているので全て外します。

使用されているのはプラスネジ

ちなみに、使用されているのは一般的なプラス型のネジです。

それと、Xperia XZ1のバッテリー交換の際に外さないといけないのはこのプラスネジ8本だけです。

銀板を固定したネジを全て外しているXperia XZ1

8本全て外します。

全て外すと…

本体内部の銀板を取り出したXperia XZ1

このように銀板を取り出すことが出来ます!

ちなみに、銀板の下部にはツメがあり、フレームに掛かるようになっています。

Xperia XZ1のバッテリーコネクタ

銀板を剥がせたらまずはバッテリーコネクタを抜きます。

本体上部の赤丸部分がバッテリーコネクタです。

Xperia XZ1のバッテリーコネクタをヘラで外す

プラスチック製のヘラを使って外します。

これで絶縁できたので、作業中に基板がショートしてしまうことはありません。

バッテリーを取り出したいところですが、その前にやっておいた方が良いことがあります。

Xperia XZ1内部にあるスピーカー

それがこのラウドスピーカーを取り出す、ということです。

ラウドスピーカーは今何も固定されていない状態です。

本体を傾けた時にポロっと取れて行方不明にならないよう予め取り出しておきます。

スピーカーを取り出したXperia XZ1

取り出して作業台の上に置いておけば無くなることはありません。

さて、それではいよいよバッテリーを取り出す作業です。

Xperia XZ1にはバッテリー固定シールがあります。

後から解説しますが、Xperia XZ1のバッテリー固定シールを剥がすには基板を取り出す必要があります。

基板を取り出すとなると非常に大変なので、当店ではヘラを使ってバッテリーを取り出しています。

バッテリーを薄いヘラで持ち上げたXperia XZ1

とはいえ、Xperia XZ1のバッテリーと本体フレームの間はかなり狭いです。

頑丈なヘラでは隙間に入らないので、まずは薄いヘラを使って少し持ち上げます。

バッテリーと本体フレームの間に隙間を作ったXperia XZ1

このようにできた隙間に指を挟むことで隙間を作ることが出来ました。

後はこの隙間に…

丈夫なヘラでバッテリーを持ち上げているXperia XZ1

頑丈なヘラを挿しこみます。

これでてこの原理でぐいっと持ち上げれば…

バッテリーを手で持ち上げているXperia XZ1

粘着をほぼ剥がすことが出来ます!

後は手で粘着を剥がせば…

本体からバッテリーを取り出したXperia XZ1

膨張したバッテリーを取り出すことが出来ました!

取り出したバッテリーを新品のバッテリーと比較してみると…

厚みが違うXperia XZ1の取り出したバッテリー

1.5倍くらいの厚みになっていました…。

あれだけ画面が浮いてしまっていたのも納得ですね。

 

 

④バッテリーシールを貼り替える


本体内部を確認してみると…

粘着テープが本体フレームに残っているXperia XZ1

このようにバッテリー固定シールが残っています。

本体下部にも粘着テープが残っているXperia XZ1

本体下部にもこのようにシールが残っている状態です。

バッテリーはこの2点でくっついているだけなので、先ほどの方法で無理なく剥がすことが出来ます。

粘着を再利用することは出来ないので除去します。

粘着テープを引っ張っているXperia XZ1

このように引っ張れば綺麗に取り出すことが出来ます。

上部の粘着テープも引っ張って剥がしているXperia XZ1

上部の粘着も同じように引っ張って剥がします。

Xperia XZ1のバッテリーシールは途中で切れることなく綺麗に剥がれます。

元々の粘着を剥がせたら…

バッテリー固定テープを貼り直しているXperia XZ1

新品の粘着テープへと貼り替えます。

強力な粘着テープでないとバッテリーが剥がれてしまって本体内で暴れます。

不安な場合は本体中央にも貼っておくなど、粘着テープの枚数を増やせば良いかと思います。

これでバッテリーシールの貼り替え作業完了です!

 

 

⑤画面接着テープ貼り替え


次に画面を固定する粘着テープの貼り替えです。

元々の粘着テープを確認してみると…

元々の画面粘着テープが残っているXperia XZ1

このように本体の縁にだらしなく残っている状態でした。

しかも埃まみれで、粘着力は皆無です。

当然ですがこれを再利用することは出来ません。

指で引っ張って粘着テープを剥がしているXperia XZ1

指やピンセットで引っ張って全て除去します。

粘着テープは途中で切れやすいですが…

粘着テープを全て除去する

ヘラなどを使って1周全部の粘着テープを除去する必要があります。

もし粘着テープが残っていると、画面がしっかりと固定せずに浮いてしまいます。

粘着テープを除去し終わった縁を確認すると…

埃が大量に付着したXperia XZ1の縁

このように多くの埃が付着していました。

バッテリー膨張で画面が浮いた状態で長期間使用されることでこのような状態になります。

埃が残っていると粘着テープは綺麗に貼りつきません

縁の部分をクリーニングしているXperia XZ1

まずはヘラを使ってある程度の埃を除去します。

1周全てヘラでクリーニングしたら…

洗浄液でクリーニングしているXperia XZ1

仕上げに洗浄液や水を浸かってクリーニングします。

クリーニング後の状態がこちらです!

縁のクリーニングが完了したXperia XZ1

埃が一切なくなりました!

これで粘着テープを綺麗に貼りつけることが出来ます!

粘着テープを貼り直しているXperia XZ1

縁1周に粘着テープを入念に貼ります。

特に本体上部をしっかりと接着するよう気を付けないといけません。

というのも、本体上部には電話する際に顔を認識して画面表示をOFFにするセンサーが付いています

粘着が甘く画面が浮いてしまうとセンサーが誤作動して電話中に画面表示されなくなります

なので当店では本体上部は特に入念に粘着テープを貼っています。

 

 

⑥バッテリーを新品に交換する


粘着テープを貼り終わったら新品のバッテリーをセットします。

新品のバッテリーを本体にセットしたXperia XZ1

Xperia XZ1の場合、特にバッテリーにツメなどついておらず、粘着テープのみで固定しています。

なので…

両面テープで本体フレームにバッテリーを固定しているXperia XZ1

粘着テープがしっかりとつくように上からぐっと押さえつけます。

これでしっかりと本体フレームと固定されました。

 

まずはこのバッテリーが正常か起動テストを行います。

画面パーツを基板に接続したXperia XZ1

液晶画面のコネクタを基板に接続します。

バッテリーコネクタを本体に接続したXperia XZ1

次にバッテリーコネクタを接続します。

電源ボタンを長押しすると…

起動チェックを行っているXperia XZ1

無事電源が入って起動することを確認しました!

このまま組み上げても大丈夫そうです。

本体にスピーカーをセットしたXperia XZ1

銀板を付ける前にラウドスピーカーをセットするのを忘れてはいけません。

ラウドスピーカーを付けたら…

銀板をセットしたXperia XZ1

銀板で本体を覆います。

本体下部に小さなツメがあるので、ちゃんと引っかけて固定します。

銀板をネジで固定しているXperia XZ1

後は外した8本のネジを全て留めます。

このネジは緩みやすいのでキツ目に締めた方が良いと思います。

液晶画面のコネクタを基板に付けているXperia XZ1

銀板のネジを留め終わったら液晶画面のコネクタを基板に接続します。

プラスチックパーツでコネクタを固定しているXperia XZ1

コネクタをプラスチックパーツで固定します。

これで液晶画面のコネクタが簡単に外れることはありません。

液晶画面を本体の縁に固定したら…

バッテリー新品交換修理後のXperia XZ1

バッテリー交換作業の完了です!

浮いていた箇所を確認してみると…

画面の浮きが解消したXperia XZ1

ぴったりとくっついて光が漏れなくなっています!

これで一安心ですね。

充電確認しているXperia XZ1

充電確認も行います。

充電器を接続すると充電反応があり、しっかりと蓄電されています。

以上がXperia XZ1のバッテリー交換作業です。

 

Xperia XZ1は画面から分解しないといけないので、膨張していない状態を分解するのが非常に難しいです。

慣れていないと液晶画面を割ってしまったり、修理後に表示異常が出てしまうことがあります。

ご自身での修理がご不安なら、当日交換が可能なスマホスピタル町田にいつでもお持ちくださいませ!

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