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水没復旧修理

スマホスピタル町田

Switch Liteの水没修理方法を写真付きで解説!作業費用は4950円と安い!

SwitchやSwitch Liteが水没してしまった、というご相談は全国から日々頂いております。

今は随分と落ち着きましたが、多い時期は1日に2~3台は水没復旧作業のご依頼を頂いておりました。

水没させてしまうシチュエーションは様々ですが、お子様の予期せぬ行動により水没するケースが多いようです。

当店ではトイレやお風呂で水没してしまった、とご相談頂くことが多いです。

この他にも、持ち運んでいたらカバンに一緒に入れていたお茶がこぼれていて…だったり、中には洗濯してしまった!というケースもあります。

Switchはリビングから出さない、持ち運ばないなどルールを決めることでこれらの事故を防げるかもしれません。

今回はトイレに水没してしまい電源が入らなくなったというSwitch Liteの水没復旧修理手順をご紹介させて頂きます!

Switch Lite水没復旧作業

①外装を剥がす


まずは分解作業です。

Switch Liteの背面パネルは合計8本のネジで固定されています。

Switch Liteの本体上部のネジ

まずは上部に2本。

これらはどちらのプラスネジです。

Switch Liteの本体下部のネジ

そして下部にも2本。

上部と同じ大きさのプラスネジです。

Switch Liteの背面パネルのネジ

そして背面に4本です。

この背面だけYネジが使わています。

Yネジを外してズームで見ると…

Y形状の特殊ネジを使用しているSwitch Lite

文字通り、Yの形をしています。

この形状は非常に潰れやすく、自分で分解しようとしたら潰れてしまった、というご相談が多いです。

当店なら潰れてしまったネジの取り出しも出来ますが、ネジを外す際は慎重に回すよう注意が必要です。

ゲームカードが入っていないか確認しているSwitch Lite

外装を剥がす前にソフトトレイが入っていないか確認します。

ゲームソフトが入ったまま外装を剥がそうとするとゲームソフトが破損します。

分解前に必ずチェックが必要です。

SDカードが入っていないか確認しているSwitch Lite

SDカードトレイも同様です。

microSDカードが入っていないかしっかりとチェックします。

どちらもチェックが終わったら、背面パネルを剥がす作業です。

クラフトナイフを使ってフレームと本体の隙間を作っているSwitch Lite

背面パネルと本体の隙間にヘラを挿し込みます。

本体上部はイヤホンジャックが邪魔して背面パネルを剥がしにくいので、下部から開けていきます。

当店では分解の際、ヘラではなく薄く隙間に入りやすい平らな刃のクラフトナイフを使っています。

ただクラフトナイフは深く入れすぎると本体を傷つけるので扱いが難しいです。

多少フレームが変形しても安全に分解したい!という方はプラスチック製のヘラをお勧めします。

背面パネルを本体から剥がしているSwitch Lite

背面パネルを少し浮かせることが出来ました。

このまま背面パネルを持ち上げ…

背面パネルを剥がしたSwitch Lite

本体部分から取り出すことが出来ました。

②内部のパーツを取り出す


次に内部のパーツを取り出す作業です。

基板が銀板で覆われたSwitch Lite

背面パネルを剥がすと、Switch Liteの本体内部はこのような構造になっています。

基板やバッテリーは銀板に覆われています。

銀板は計4箇所プラスネジで固定されています。

ネジを全て外すことで…

基板を覆った銀板を剥がしたSwitch Lite

銀板を外せます。

銀板を止めているネジは各所長さが違うので、バラバラにならないよう注意が必要です。

充電口横に水没確認シールがあります。

通常は白なのですが、ピンクに反応してしまっています。

この部分まで水が掛かった、ということです。

まず行うべきは絶縁です。

本体基板に接続されたケーブルを外したSwitch Lite

バッテリーコネクタを抜くため、上に被っているケーブルを抜きます。

この黄色のケーブルの下にバッテリーコネクタが隠れています。

バッテリーコネクタを持ち上げたSwitch Lite

平らなピンセットで挟んで持ち上げます。

ここで注意すべきがバッテリーコネクタの抜き方です。

強引に抜こうとすると基板側のバッテリーコネクタが根こそぎ取れてしまいます。

自己修理によってコネクタが根こそぎ取れてしまった!という方は今まで3名いらっしゃいました。

コネクタ部分をピンセットで挟んで…

バッテリーコネクタを外したSwitch Lite

上に持ち上げることで簡単に外すことが出来ます。

ちなみに、バッテリーコネクタの上に被っていたケーブルですが…

ケーブルが腐食しているSwitch Lite

よく見ると変色してしまっています。

写真では分かりにくいですが、左は白っぽく、右は黒っぽくなっています。

軽くショートしてしまったようです。

このように腐食している箇所は接点洗浄液でクリーニングを行います。

本体内部のネジを外しているSwitch Lite

バッテリーコネクタを外せたら後は各々パーツを取り出します。

Switch Liteは外すべきネジが非常に多いです。

修理歴6年以上の当店のスタッフでも、最初は戸惑うほどのネジの多さでした。

ヒートパイプを取り出したSwitch Lite

本体内部のネジを外してはこのようにパーツを取り出す、という繰り返しです。

パーツはコネクタで基板に接続されているので、腐食していたら洗浄液でクリーニングする、という作業です。

ゲームソフトトレイを取り出したSwitch Lite

今回のSwitch Liteはソフトトレイは綺麗な状態でした。

ソフトトレイは内部が腐食しやすいので、エアダスターなどで埃や水を飛ばしておきます。

基板の所々が腐食しているSwitch Lite

そして気にすべきは基板です。

パーツだけでなく、基板もこのように腐食していることが多いです。

基板が水に濡れること自体は大きな問題ではありませんが、水に濡れている状態で電気を通すことでショートしてこのように白くなっていまうのです。

ショートしている箇所にも接点洗浄液を使って細かくクリーニングします。

サブ基板を止めたネジを外しているSwitch Lite

メイン基板だけでなく、本体右側のサブ基板も同様に分解が必要です。

こちらも無数のネジで本体に固定されています。

本体上のパーツを取り出しているSwitch Lite

ネジを外してはパーツを取り出す、という作業を行います。

全てのネジを外すことで…

サブ基板まで取り出したSwitch Lite

本体からサブ基板を取り出せました。

各パーツの腐食具合を確認します。

コネクタを見てみると…

コネクタが腐食しているSwitch Lite

やはりこのように腐食してしまっています。

信じられないかもしれませんが、このような一見腐食に見えないような状態でも電源が入らなくなるのです。

この黄色のケーブルは画面パーツのコネクタです。

金色の接点が黒く変色してしまっているので、恐らく水が付いている状態で画面表示しようとしてショートしたのかと思われます。

黒い変色部分が取れないので画面交換が必要かもしれません。

ひとまず別の箇所のクリーニングを続行します。

本体から基板を取り出そうとしているSwitch Lite

基板に接続されているケーブルやアンテナ類を外せたら、基板を本体から取り出します。

取り出した基板とサブ基板を超音波洗浄機に入れて、見えない汚れまで徹底的に落とします!

 

③起動確認


洗浄が終わったらアルコールに浸けて引き上げ、1時間半ほど風を当てて乾燥させます。

乾燥が終わったら本体を組み上げ、動作確認を行います。

ただ、今回は元のパーツでは電源が入りませんでした…。

本体は熱くなるものの、画面に何も表示されない状態です。

先ほどの画面パーツコネクタが黒く変色していたのが問題なのかもしれません。

そこで液晶画面を新品に交換してみます。

ケーブルを仮付けしてみると…

液晶画面を仮付けすることで画面表示されるよう改善したSwitch Lite

この通り、無事電源が入って操作することが出来ました!

内部のデータも消えずに残っています!

この状態でソフトを読み込むか、スティックは反応するかなど動作確認を行い、液晶画面以外には異常がないことを確認しました。

当店で作業を行う場合、この時点でお客様にご連絡します。

①修理費用

②修理にかかる時間

③水没による今後考えられるリスク

をお伝えして、修理を続行されるか決めて頂きます。

特に③のリスクについてです。

今回の様に水没してしまった電子機器は今後いつどのような不具合が起こるか分かりません

もちろん、何もなくずっと快適に使用出来る可能性はありますが、例えば突然電源が入らなくなる可能性もあります。

このようなリスクを、今の本体の状態を踏まえて説明させて頂きます。

今回はこのリスクを踏まえて、液晶画面を交換させて頂くことになりました。

液晶画面の交換となるとまたなかなか大変な作業です。

また基板を取り出して…

本体から基板を取り出したSwitch Lite

本体フレームに留まっているネジを外します。

液晶画面交換修理中のSwitch Lite

バッテリー側のネジも外して本体内のフレームを取り出すことで、液晶画面を交換することが出来ます!

Switch Liteの液晶画面は本体を文字通りバラバラに分解しないといけないので修理難易度が非常に高いです。

液晶画面交換まですることで…

液晶画面交換で表示されるよう改善したSwitch Lite

やっと復旧させることが出来ました!

本体内部に保存されていたデータなど、全て残った状態で復活です!

Switch/Switch Liteの水没復旧作業の当店の作業手順は以下の通りです。

①本体を分解

②内部の洗浄乾燥

③起動テスト

この段階で起動すれば基板洗浄費用のみ頂いてお返しです。

復旧しなければパーツ交換を試します。

・パーツ交換で復旧→お客様に連絡して作業を進めるか確認

・パーツ交換で復旧しない→お客様に連絡して基板修理まで進めるか確認

当店ではSwitch/Switch Liteのパーツをほぼ全て常備しているので、パーツ交換までで改善する症状なら即日返却出来ます。

そして基板まで故障していても、基板修理することで今まで200台を超えるSwitch/Switch Liteの復旧に成功しています!

膨大な知識と経験から、基板修理まで進めた水没の復旧率は約92%です。

お持ちのSwitchやSwitch Liteが水没してしまってお困りでしたら、ぜひ一度スマホスピタル町田へご相談くださいませ!

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