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ドックコネクター交換修理(充電部分)

スマホスピタル町田

iPad Pro 12.9 第4世代の充電口交換修理方法を写真付きで解説!充電しない/接触が悪い症状が改善!

2018年11月に発売されたiPad Pro 12.9 第3世代とiPad Pro 11 第1世代から、充電口がライトニングからType-Cに変更されました。

Type-Cに変更されることによって様々なメリットがあります。

①充電速度が早い

②iPadProからiPhoneやiPodなどを充電できる

③映像・音声をテレビなどに出力できる

④優先のキーボードやマウスを接続できる

⑤ハブを使ってUSBメモリなどが使える

タブレット以上パソコン未満といったところでしょうか。

先日発表された「M1チップ搭載iPadPro」はパソコンを凌駕しているかもしれませんね。

さて、Type-Cによって多くのメリットがあるわけですが、当然デメリットもあります。

当店ではiPad Pro 12.9 第3世代/iPad Pro 11 第1世代が発売された約2年半ほどで、充電口交換ご依頼を約60件頂いておりました。

他の機種と比べて多い(壊れやすい?)印象なのですが、以下の要因が考えらます。

①ライトニングと比べて充電口が大きいので異物が入りやすい

→異物が噛んだまま充電器を挿すことで内部の接点が故障

②iPadシリーズで初めてType-Cが搭載された機種だから

→前例がないので耐久性が想定より弱かったり予期せぬ不具合が発生する

①はキャップを付ける、②は極力充電回数を抑える、充電中は本体を動かさないなどして防ぐことが出来ます。

ただもし壊れてしまったら…?

今回は全国の修理店でも、まだまだ前例の少ないであろうiPad Pro 12.9 第4世代の充電口交換修理作業を写真付きで解説いたします!

iPad Pro 12.9 第4世代充電口交換修理

①画面を剥がす


当店でもまずは複数の充電ケーブルを使って充電確認を行います。

充電器を挿してみるも…

充電器を挿しても一切反応しないiPad Pro 12.9 第4世代

充電ケーブルを認識せず、本体下部の充電ケーブルのアイコンが消えません。

角度を変えると充電反応が出ることがあるのですが、今回は全く反応が出ませんでした。

それでは分解開始です!

iPad Pro 12.9 第4世代も従来のiPadと同様、表面のガラスを剥がして分解します。

ヒートガンで画面を温めているiPad Pro 12.9 第4世代

まずはヒートガンで画面を熱して粘着を弱めます。

ある程度温めたらクラフトナイフを画面とフレームの間に挿しこみます。

出来た隙間にピックを挿しこみ…

ヒートガンで作った隙間にピックを入れたiPad Pro 12.9 第4世代

このように隙間を作ります。

挿しこんだピックから少し離れたところをヒートガンで温めてピックを移動させて…という作業を1周繰り返します。

ピックを入れる深さに要注意です!

iPad Pro 12.9 第4世代は画面内部にケーブルが通っている箇所があります。

ピックを深く入れすぎるとそのケーブルが傷ついてしまったり液晶が損傷したりします。

ピックを入れるのは3~4mmを目安に作業を行います。

画面を剥がして隙間にピックを挟んでいるiPad Pro 12.9 第4世代

一度剥がした場所にはピックを挟んで、くっついてしまわないようにします。

1周全ての粘着を剥がしたら画面を持ち上げます。

画面を剥がして持ち上げたiPad Pro 12.9 第4世代

②内部のネジやコネクタを外す


画面と本体はケーブルで接続されています。

勢いよく持ち上げると断線するので注意が必要です。

慎重に持ち上げると…

FaceIDセンサーが基板に繋がっているiPad Pro 12.9 第4世代

まずは本体上部にFaceIDセンサーケーブルがついています。

そして本体下部にも…

液晶画面のケーブルが本体に繋がっているiPad Pro 12.9 第4世代

液晶表示やタッチセンサーのケーブルが付いています。

これらを外さないと画面を開いて作業することが出来ません。

本体上部のFaceIDセンサーケーブルを外す作業を行います。

通常のドライバーでは長くてネジを回すことが出来ません。

短いドライバーを使ってFeceIDケーブルを固定したプレートを外そうとしているiPad Pro 12.9 第4世代

当店ではこのような非常に短いドライバーを使ってネジを外しています。

FaceIDセンサーケーブルのコネクタは小さな黒い鉄板で本体に固定されています。

上下のネジを外すことで…

FaceIDセンサーケーブルを固定したプレートを外したiPad Pro 12.9 第4世代

このように鉄板を取り出せました。

後はプラスチック製のへらを使ってコネクタを持ち上げることで…

FaceIDセンサーケーブルを外したiPad Pro 12.9 第4世代

このようにFaceIDセンサーケーブルを外すことが出来ます。

これで大きく画面を開くことが出来ます。

ちなみに、FaceIDセンサーケーブルを断線してしまうとかなりまずいです。

というのも、FaceIDセンサーケーブルはiPadの基板とセットになっているので、違うFaceIDセンサーケーブルを接続してもFaceIDは使用できません。

従来の指紋認証と同じですね。

なんので絶対にケーブルを切らないよう要注意です!

ちなみに、スマホスピタル町田なら切れてしまったFaceIDケーブルを繋げる修理も行えます。

作業中にFaceIDを断線してしまったら当店へご相談くださいませ。

さて、FaceIDセンサーケーブルのコネクタを外して画面を大きく開いたら次は本体下部のネジを外します。

画面を持ち上げたiPad Pro 12.9 第4世代

本体下部には合計5つのプラスネジで鉄板が固定されています。

この鉄板によって充電口コネクタが基板に固定されています。

ネジを全て外して…

液晶画面のコネクタを止めたプレートを外したiPad Pro 12.9 第4世代

本体から鉄板を取り出しました。

これで充電口コネクタを外すことが出来ます。

充電口コネクタはプラスネジ2本で本体フレームに固定されています。

充電口を固定したネジを外そうとしているiPad Pro 12.9 第4世代

左右のネジを外すことで取り出せるようになります。

充電口を取り出したiPad Pro 12.9 第4世代

このように充電口パーツを取り出すことが出来ました!

使用されている充電口パーツはiPad Pro 12.9 第3世代/iPad Pro 11 第1世代と全く同じです。

ちなみにiPad Pro 11 第2世代も同じ充電口パーツです。

今回充電が出来なくなってしまった原因はこちらです。

充電口が黒く変色しているiPad Pro 12.9 第4世代

充電口の左端が黒く変色してしまっているのがお分かり頂けると思います。

どうやらお風呂場で使用されていたそうで、お風呂から上がってすぐに充電器を挿してしまったとのことでした。

恐らくお風呂場で充電口が湿気ている状態で充電することでショートしたのかと思われます。

クリーニングしてみるもこのショートはどうすることも出来ませんでした。

充電口を新品に交換したiPad Pro 12.9 第4世代

パーツを新品に交換して充電確認を行います。

充電器を接続すると…

充電口交換して本体を元通りくみ上げたiPad Pro 12.9 第4世代

交換前は充電しても充電ケーブルのアイコンが消えませんでしたが、パーツ交換することでアイコンがしっかりと消えるようになっています。

本体が充電ケーブルを認識している証拠です。

そのまま充電を続けると…

充電口交換することで充電できるように改善したiPad Pro 12.9 第4世代

この通り、無事充電が溜まって電源が入りました!

本体内部のデータは全て残っている状態で復旧成功です!

今回ご依頼頂いたiPad Pro 12.9 第4世代は、画面を剥がす作業が非常に難しいです。

慣れていないとガラスが割ってしまう恐れがあるのと、内部の液晶を傷つけやすいです。

なので修理を受けているお店は全国でも限られています。

分解未経験でこのiPad Pro 12.9 第4世代の分解を試みるのは非常に危険です。

スマホスピタル町田なら難なく即日修理出来ますので、充電できない、接触が悪いなどお困りでしたらぜひご相談くださいませ!

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