iPadのバッテリー膨張は放置してると大変なことになるかも？

iPadのバッテリー膨張

iPadをお使いの方で、「画面が浮いてきたかも？」なんて思われた方らっしゃいませんか？

リチウムイオンバッテリーは劣化すると膨張してしまう事があります。

iPadやiPhoneは、基本的に画面から分解していきます。

そのため、バッテリー膨張などの内部から力が加わる場合は画面が浮いてきます。

そんなバッテリー膨張ですが今回、修理にお持ち込みいただいた機種はiPadAirになります。

お客様に、症状と経緯をお伺いしますと「半年くらい前に画面が浮いてきていたが、当時は使っていなかったので放置していたら大きく膨らんでしまった。」との事です。

半年くらい使用せずに置いていると、バッテリーが膨張していなくても起動不可になる事もあります。

バッテリーは電源が切れた状態で置いている事も劣化を速めていまいます。

スマホのように毎日１回、適度に充電するのが長持ちさせるコツです。

状態確認

端末を拝見しますと、バッテリーが大きく膨らんでしまっています。

また、バッテリー膨張によって液晶画面を大きく曲げてしまっています。

そのため、液晶画面が完全に映らなくなっています。

さらに、本体フレームも曲がってしまっています。

電源が入るかどうか試してみましたが全く映りません。

そのため、基本的な動作確認が出来ません。

修理内容

今回の修理内容は、バッテリー交換と液晶交換になります。

バッテリー膨張は交換で改善できると思われますが液晶も大きく曲がっていて映らなくなっていて交換が必要でした。

バッテリーの膨張が激しくガラスは上側と左側が完全に外れていました。

まだ付いている部分を慎重に開けていきます。

液晶も半分、外れてしまっていますのでこちらも慎重に。

それからなんといっても膨張したバッテリーを外すのが大変です。

バッテリーの負荷がかからないよう少しずつ剥離させていきます。

そして新しいバッテリーを仮付けしてみますが、それだけでは起動しないので液晶も仮付けしてみます。

２つとも交換すると起動しました！

修理結果

液晶画面とバッテリー交換でしっかりと画面が映るようになりました。

バッテリー交換をしたので本体もぺったんこになりました。

修理後の動作確認を行いましたが、問題がありませんでした。

また、お客様にデータの破損が無いか確認していただいたところ問題がありませんでした。

これで修理完了です！

まとめ

今回、バッテリー膨張のiPadを修理しました。

バッテリー膨張が起こる多くの原因が劣化になります。

しかし、バッテリーの劣化は止めることはできません。

そのため、使い方を少し気を付けるだけでバッテリーの劣化が緩やかになります。

また、バッテリーの放置は他のパーツに悪影響を与える場合が多いですので早めの修理がオススメです！