充電ができなくなった？　それ、充電口パーツの不具合かも！【iPhone13 Pro】

ある日突然、充電できなくなり、画面がつかなくなってしまった…

「スマホが充電できなくなってしまった…」という症状でお客様が来店されました。

機種はiPhone13 Proになります。

お客様に故障してしまった経緯を伺うと、２，3ヶ月くらい前から充電器を挿しても接触が悪くなり始めたとのこと。
そしてある日突然、充電の反応がなくなり画面が映らなくなってしまったとのことです。

充電ができなくなる原因としては充電器側の問題である可能性もあります。
ですが今回は異なる充電器を用いても充電されないとのことだったのでそらく端末側に問題があると目星がついていました。

ということで今回の修理内容としては少し珍しい充電口パーツの交換修理です。

充電口は別名ドックコネクターともいうのでドックコネクター交換修理とも言います。

充電ができない、反応が悪い！というのは思っている以上にストレスなのですぐにiPhone修理に取り掛かります！

ドックコネクター交換修理

本体の分解

最初に、画面展開を行っていきます。
画面を固定している星ネジを外し、粘着を切り剥がしつつ画面を外していきます。
毎度のことですが画面と本体は強力に引っ付いているので力加減に気を付けながら画面を取り外していきます。

実は、iPhone12シリーズから、本体構造が若干変わりかなり分解が難しくなっています。
特に画面割れのリスクが高くなっているので、今までより慎重に作業していきます。

画面の展開をし終えた写真になります。

本当にドックコネクターの不良かどうか確認

次の作業として本当に充電口部分が悪くなっているのか確認していきます。

いままで充電器部分が悪いだろうという予測で修理を開始しました。
ですがまだ確証はつかめていませんので実際に新しいドックコネクターを用いて充電できるか確認します。

写真のように充電器を新しいドックコネクターにつなぎ端子部分のみを本体と接続させます。

今回はこれにより充電ができることが確認できたので原因はドックコネクターであることがわかりました♬

各パーツの取り外し

それでは、ドックコネクターの交換に移っていきます。

ドックコネクターはほとんどのパーツの下にあります。
そのため、ほとんどのパーツを取り外さなければいけません。気合い入れていきましょう(笑)

まずは端末の通電を止めます。

これは画面の交換やバッテリー交換でも最初に行う項目になります。

次に、本体基板。

基板はたくさんのセンサーからの情報を処理する部分なのでたくさんのケーブルがついています。
一つ一つ丁寧に取り外し、取り出します。

続いて、ドックコネクターケーブルの上にある各パーツ達。

ここではバッテリー　⇒　バイブレーター、スピーカーの順で取り外していきます。

その後、ついに最下層にあるドックコネクターを取り外します。

上の写真が取り外したドックコネクターになります。

組み上げ

新しいドックコネクターにパーツを変えた後は逆の手順で組み上げていきます。

いままでとはすべて逆の手順で行うのでパーツを取り外した順番が重要になります。

組み上げまで完了したらiPhone13 Proのドックコネクター交換修理は完了です。
ここまで、およそ1時間半でお返しができました！もちろんデータはそのまま！

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