水に濡れてしまったiPhone11Pro…iPhone修理店スタッフが【水没したときの対処方法】を解説！

やってはいけないNGな行動

続いて絶対にやってはいけない行動を紹介していきます。

1. 振って水分を飛ばす
   よくやってしまいがちですが、濡れたスマホを振ることは絶対にNGです。
   振ってしまうと余計に内部に水が入り込んでしまう危険があります。
   冷静にまずは電源を切り、外部の水を拭き取りましょう。
2. ドライヤーで乾かす
   iPhoneは精密機器なので熱に弱くなっています。
   その為、パーツが熱で破損する恐れがあります。
   その他にも内部の水分が蒸発して余計に症状が悪化することもあります。
3. 充電器に挿しこまない
   電源が入らないからと充電器を挿し込むのはNG！
   通電して基板やパーツがショートしてしまいます。

焦っちゃうと思いますが一度、深呼吸をして冷静に適切な対処をしていきましょう！

水没復旧修理開始

さて、お客様からお預かりしたiPhone11Proの水没復旧作業をしていきます。

残念ながら一度、水没してしまうと端末が不安定となってしまうので長く使えなくなります。

こまめにバックアップをして使い続けるか、データ移行ができるうちに機種変更するか

しか選択がなくなります。

お預かりしたiPhone11Pro

なんとiPhone11Proには背面割れがありました。

iPhone7からは耐水性能が標準化されましたが、画面割れや背面割れがあると当然、

性能が無いに等しくなります。

画面割れしたときにすぐにiPhone修理をオススメする理由の一つでもあります。

それでは、iPhone11Proの分解をしていきましょう。

画面展開

最初に充電口左右のネジを外します。

次に画面を固定している粘着を切り取っていきます。

画面展開してみると水がたくさん入り込んでいました。

ケーブルの取り外し

次に画面と基板を繋ぐケーブルを取り外します。

ショートが怖いのでまずはバッテリーのケーブルを必ず初めに外します。

ケーブルはプレート下にあるのでネジを外し、プレートを取り外します。

バッテリーの接続が解除できたら、次に画面のケーブルを外していきます。

各種パーツの取り出し

画面を外すことができたら次にカメラやセンサーなどパーツ・基板を外していきます。

繊細なパーツが多い為、断線や傷をつけないよう注意しながら作業を進めます。

洗浄・乾燥

パーツの分解ができたら、専用の機械を使ってパーツや基板など洗浄していきます。

洗浄ができたら、しっかりと乾燥させていきます。

水没復旧修理完了

乾燥ができたら最後に元通り組み立てていきます。

水没復旧修理後の写真は撮り忘れていますが、無事に電源が入りました。

「データはそのまま」なのかお客様に確認できてからお返ししています。

iPhone修理はスマホスピタル熊本下通店へ

今回は水没復旧修理のご紹介でしたがいかがでしたでしょうか？

本ブログが皆さんのお役に立てたら嬉しく思います！

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