充電できないiPhone12Proはドックコネクター交換で解決！

充電できずに電池切れ…何とか使えるように！

今回は、充電ができなくなり使えなくなってしまったiPhone12Proをご紹介。
iPhone12系ではまだ少ないドックコネクター交換修理です。
お客様に故障してしまった経緯を伺うと、3ヶ月くらい前から少し押し込まないと充電ができなくなったとのこと。
さらに、少し斜めに傾けたりして充電をしていた様子。
ついに昨日充電ができなくなったそうです。そしてそのまま電池切れに…。

こうなってしまったらどうしようもありません。
どうやらワイヤレス充電はできるようですが、やはりケーブルを使った充電の方が楽なのでとご相談いただきました。

充電ができない、反応が悪い！というのは思っている以上にストレスなのですぐにiPhone修理に取り掛かります！

ドックコネクター交換修理

本体の分解

最初に、画面展開を行っていきます。
画面を固定している星ネジを外し、粘着を切り剥がしていきます。
実は、iPhone12シリーズから、本体構造が若干変わりかなり分解が難しくなっています。
特に画面割れのリスクが高くなっているので、今までより慎重に作業していきます。

何とか画面の展開ができました。

起動の確認と動作の確認

次に新しいバッテリーを接続し、問題なく起動するか確認します。
極稀に、本体基板やドックコネクター以外の故障が原因でこのような症状になる場合があります。
お預かりした端末の状態を正確に把握するため、しっかり動作の確認を行いましょう。

問題なく起動はしましたが、充電器をさしても充電反応はありません。
どうやらドックコネクターの故障で間違いないようです。念のため、新しいドックコネクターを接続し、充電ができるかまで確認します。

各パーツの取り外し

それでは、ドックコネクターの交換に移っていきます。
毎度そうですが、ドックコネクターはほとんどのパーツの下にあります。
そのため、ほとんどのパーツを取り外さなければいけません。気合い入れていきましょう(笑)

まずは、本体基板。
iPhoneのパーツの中でも中枢部分なのでリスクを避けるためにも最初に取り外していきます。
たくさんのケーブルがたくさんついているので一つ一つ丁寧に取り外し、取り出します。

続いて、ドックコネクターケーブルの上にある各パーツ達。
ちなみにiPhone12から分解の手順が少し複雑になり、パズルを解くように丁寧にパーツを取り外さなければいけません。
全てのパーツが取り外せたら、本体フレームに貼りついているドックコネクターを取り外します。

交換・組み上げ

新しいドックコネクターを取り付けたら、あとは逆の手順で組み上げていきます。
今までの機種より、使われているネジの種類と数が増えているので間違えないように注意です！

組み上げまで完了したらiPhone12Proのドックコネクター交換修理は完了です。
ここまで、およそ1時間半でお返しができました！もちろんデータはそのまま！

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