iPhone 12 画面表示なし、約30分で復活ッ！！

画面がつかなくなったiPhone 12！

今回は、iPhone 12の画面交換修理のご紹介です。

お客様が来店されたときにはこの状態。
全く画面が表示されていませんでした。

ガラスは割れていないのに表示されない……という症状、結構あるんです。
その理由は様々ですが、画面さえ交換すれば直ることが多いです。
早速分解して原因を探っていきましょう！

画面展開

ネジを外して、パカッと開きます。
ベテランの修理スタッフになると中を見ただけである程度機種がわかります。
iPhone 12以降はバッテリーが正面から見て右にあるので分かりやすいんですよね。

iPhone 11以前のバッテリーは、ずーっと左側でした。
カメラが大型化したことで基板を収めるスペースが減ったことが原因と言われています。

上写真を見ればわかりますが、バッテリーが左側（写真では中央上）にあった場合、
基板は空いたスペース（写真では右上と中央下）に分かれて収まることになります。
パーツが増えると組み立てが面倒になるし、製造工程も増えるはず。

画面取り外し

バッテリーやディスプレイのコネクタを外して、フロントパネルと本体が分離できました。
フロントパネルにはイヤスピーカーが取り付けられているのでこれも取り外し、
新しいフロントパネルに載せ替えます。

昔の（ホームボタンがある）機種はホームボタンも載せ替えないといけないので、もうひと手間かかりました。
ホームボタンの有無については未だに賛否分かれる根深い問題ですが、
少なくとも修理の観点から言うと手間が減るので「なくしてくれてありがとう！」というところ。

AndroidはiPhone Xよりずっと前からホームボタン無しが主流になっていたし、
それでもしばらくはホームボタンのある機種を選ぶことも出来ました。

選択肢の多いAndroidユーザーは変化を受け入れやすく、
ずっと同じデザインでほとんど変えてこなかったiPhoneは「いまさらデザイン変えるなよ！」と反発を生んでしまった……
ってことでしょうか。
こだわりが強いと言うか、柔軟性がないと言うか……ｗ

それはともかく！
イヤスピーカーの移植が終われば後は、元通り組み直すだけです！

修理完了

はい、この通り！
壊れる前同様のきれいなガラスになりました。

パスコード入力が表示されているということは……
そう、自分が設定した状態のまま＝データはそのままなんです。

スマホスピタル熊本下通店の修理は

メーカー修理と何が違うかって、やっぱりココが一番大きい！
データそのままでの修理が可能。
なぜなら壊れた部分だけ交換するから。

正常に操作できてバックアップ取れるならともかく、
操作できなかったらあきらめるしか無いんです。
メーカー修理だったら。

一方メーカー修理が修理店より勝っているのは、確実に直してくれる。
直しようがない場合は新品交換してくれる。
ということです。
うん、そりゃあ……メーカーにしか出来ないわ。

どちらが良いというものでもありません。
できることが違う、ただそれだけのことです。

修理店はその場で修理するので、部材があって、原因がはっきりしている修理ならその日のうちに終わります。
メーカー修理だと郵送なので1週間位かかることが多いです。
最近は即日修理できる直営店がでてきたり、
ユーザーが自分で修理できるよう純正パーツ販売をはじめる動きもありますけど。

そうは言っても近くに直営修理店がない、自分で修理なんて出来ない！
という方はベテラン修理スタッフにお任せ下さい！