画面に黒いシミのようなものが！？画面の交換で修理可能です！

本日は、画面の端に黒いシミのようなものが出来てしまったiPad Pro 11インチ 第4世代の修理についてです。

このシミのようなものは液晶漏れと呼ばれ、画面内部に強い衝撃が加わったりすることで発症します。

液晶漏れは自然に症状が直るようなことはなく、時間の経過とともに症状箇所が広がってしまったりすることもございます。

いざ買い換えようとした際に重要な箇所が見えない…

なんてコトが起きないように、早めに対処しておきたい症状ですね。

では、実際の修理作業へと移りましょう。

まずは、画面の取り外しからです。

強力な両面テープで固定されているので、加熱マットやヒートガンなどで画面縁を加熱してテープの粘着力を弱めます。

画面を加熱しすぎると画面自体の破損を招くので、バッテリー交換などで画面の再利用が必要な場合は要注意です！

粘着力が弱まったら、画面と外装フレームの間にヘラなどを挿し込んで、粘着テープの切り離し作業です。

ヘラ等を奥に挿し込み過ぎると、これまた画面の破損に繋がったり、センサーのケーブルを切ってしまったりする恐れがあります。

画面の粘着テープの切り離しが終わったら、上部センサー部品コネクタを外します。

コネクタが外れないように金属プレートがネジ留めされているのを隙間から外していきます。

ケーブルが短いので無理して断線させないように注意する必要があります。

なお、このケーブルが断線してしまうとFace IDの使用が出来なくなってしまいます。

後は画面のコネクタを外せば、ようやく画面部品が取り外せます。

画面部品が外せたら、センサーケーブルを新しい画面へと移植して、後は元通りに組み立て直すだけです。

組みあがったら動作確認です。

表示やタッチは勿論ですが、Face IDにも問題がないかを確認しましょう。

…特に問題が見られなかったので、これにて修理完了です。

Face ID搭載のiPad機種は、今回の機種と同様な設計をされているので、分解難度が非常に高いです。

Face ID機能が無くても構わないという方はDIY修理をしてみても良いかもしれませんが、Face IDがないと困るという方は当店のような修理店にご依頼して頂けましたらと思います。

◆スマホスピタルアル・プラザ小松店舗ページ