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スリープボタン交換修理

スマホスピタルアル・プラザ小松

電源ボタンが押し込めなくなってしまったiPhoneSE(第2世代)の修理について

本日は、電源ボタンが効かなくなってしまったiPhoneSE(第2世代)の修理についてです。
電源ボタンが効かなくなってしまう原因は実は結構あります。
①内部にホコリなどのゴミが詰まって、物理的にボタンが押し込めない場合
②本体を落とした衝撃によるボタンやその周辺の変形により、物理的にボタンが押し込めない場合
➂電源ボタン等ケーブルの断線等
④部品固定金具の破損

①や➁が原因の場合、掃除やフレーム・ボタンなどの研磨により修理可能な場合も多いので、交換部品がなくとも対応可能なこともございます。
➂や④が原因の場合、交換部品がないと対応出来ません。
機種などにより、部品の在庫が無い場合もございますので、出来れば事前にお問い合わせ頂くことをおススメ致します。

では、実際の修理工程へと移りましょう。
まずは画面を固定している星形の特殊ネジを外して、画面を取り外します。


作業中の事故を防ぐため、画面のコネクタを取り外す前に、バッテリーのコネクタを外しておきましょう。
画面が外れたら、電源ボタン部分へのアクセスが出来るように基板を取り外します。
基本的には繋がっているケーブルやネジ外せば、難なく基板も取り外せますが、メインカメラのケーブルの下に隠しネジがある点とsimトレーの抜き忘れに注意して作業しましょう。
基板が取り外せれば、後はボタンを固定している金具を取り外すだけです。


ただし、ゴミなどが詰まっている場合、金具の取り外しのための遊びの部分がほとんどなくなってしまっていたりして、取り外しは難しいです。
その場合は、交換用の金具やボタン部品を用意しておいて、無理矢理取り外す方が手っ取り早いかもしれません。
ちなみに今回は、無理矢理取り外すにあたって、ボタン固定金具が壊れてしまっております。
丸い金属がボタン固定金具についていることで、ボタンを押し込むが可能になるため、要交換ですね。
こちらの交換が済めば、後は元通りに組み立て直して、動作確認です。
完全に組み立て直す前に、ボタンを押した感触がちゃんとあるかを確認してから組み上げるようにしましょう。

 

iPhoneの電源ボタンの故障については、最悪修理しなくとも使用自体は可能だったりします。
電源のONは充電器を挿せば大丈夫ですし、画面のスリープは設定画面のアクセシビリティから『Assistive Touch』をONにすれば出来なくもありません。
とはいえ、操作に一手間が必要となってしまいますし、電源のOFFやボタン操作による強制再起動などは出来なくなってしまうのが難点…
メインで使用されるスマホであれば、修理しておいた方が何かと便利でしょうね。
お困りの際にはお気軽にご相談頂けましたらと思います。

 

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