画面が割れてしまったiPad8の修理について。液晶の表示が無事であれば、タッチパネルだけの交換にて修理が可能かもしれません。

本日は、画面が割れてしまったiPad第8世代の修理についてです。

iPadはAirやmini、Proなどでなければ、タッチパネルと液晶画面が分離しております。

そのため、液晶画面さえ無事であれば、タッチパネルの交換にて修理が可能です。

今回は全面的に画面が割れてしまっているのですが、液晶の表示には何の問題もございませんし、タッチ自体も問題なく効くようです。

後は、割れたタッチパネルの取り外しの際にホームボタンのケーブルなどの破損させずに済むように加熱マットやヒートガンを駆使して慎重に作業していきたいところですね。

では、実際の修理工程へと移りましょう。

まずは、タッチパネルの取り外しからです。

かなりひび割れているので、綺麗に取り外すのは非常に難しいです。

まぁ、新しい部品と交換するので、綺麗に外す必要性はあまりございませんが、ホームボタンは移植が必要となるので、ホームボタンのケーブル部分は断線などさせないように十分に注意して取り外しを行っていきましょう。

タッチパネルを固定している粘着テープが剥がれたら、その下にある液晶画面を固定しているネジを取り外し、更にその下に隠れているバッテリーの接続を解除します。

バッテリーの接続が解除出来たら、液晶画面部品とタッチパネル部品を取り外して、タッチパネルを新しい部品に交換、後は元通りに組み立て直して動作確認です。

…タッチやホームボタン、touch　IDの機能などにも問題がないようですので、これにて修理完了です。

iPadの修理は、iPhoneなどと比べると画面の取り外しが難しいこと、部品交換後に画面を接着剤で固定することから手早く済む交換修理でも短くとも60分ほどは必要となります。

また、接着剤が完全に固着するまでには約1日ほどのお時間が必要となりますので、修理後約1日ほどはあまり触らないでいた方が良いかもしれません。

修理ご依頼時にご説明するように致しますが、その旨覚えておいて頂ければと思います。

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