バッテリーの充電が出来ず電源が入らなくなってしまったiPhoneSEの修理について

本日は、充電が出来なくなってしまったiPhone SE(初代)の修理についてです。

症状としては、充電ケーブルを挿すと充電マークは出るけれどもいつまで経っても電源は入らないとのこと。

そうなると、充電機能自体は活きていると考えられるので、バッテリーが劣化して充電して溜まる電気量より電源をONにしようとして消費する電気量の方が多い状態となってしまっていると考えられますね。

バッテリー以外の原因も考えられない訳ではありませんが、ひとまずはバッテリーを交換して様子を見てみましょう。

まずは、本体下部の特殊ネジを取り外して、画面を固定している粘着テープの切り離しからです。

吸盤やヘラを用いて、本体と画面に出来た隙間に非伝導性のプラスチック製のピックなどを差し込んでスライドさせ粘着テープを切り離します。

SEの画面のケーブルは上側にあるので、そちら以外の粘着テープを切り離して、画面を持ち上げましょう。

次はバッテリーの接続を解除して、バッテリーの取り外しです。

なお、画面を取り外した方が作業はしやすいのですが、画面を開きケーブルを曲げすぎるとケーブルが断線してしまい画面自体が使用出来なくなってしまう恐れがあります。

敢えて画面は取り外さずに交換作業をするのが吉です。

バッテリーの交換が済んだら後は元通りに組み立て直して、動作確認です。

…無事電源が入り、充電も出来ました。

これにて修理完了です。

スマートフォンなどに使用されているリチウムイオンバッテリーは、その劣化に伴い充電マークなどが出ても充電が溜まらないといった症状や再起動ループに陥るといった症状が出ることもございます。

また、iPhoneの場合ではリンゴループに陥ることもございますね。

勿論、バッテリー以外にも充電口や基板側に問題がある可能性もない訳ではありません。

バッテリーの交換をして症状が改善しないかを確認するだけであれば、調査費用が必要にはなってしまいますが、比較的安価に済ますことも出来ます。

宜しければバッテリーだけでも交換してみて修理が可能かを試すだけでもして頂けましたらと思います。

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