ライトニングケーブルでの充電が出来なくなってしまったiPhone11の修理

本日は、ライトニングケーブルでの充電が出来なくなってしまったiPhone11の修理についてです。

この場合、ケーブルの断線やバッテリーの劣化なども疑われるのですが、当店備品のケーブルでも充電が出来ませんでした。

また、ワイヤレスでは正常に充電が出来ているとのこと。

こうなると、ドックコネクターの部品の破損が一番怪しいところとなってきますね。

早速、ドックコネクター部品を交換してみて、様子を確認してみましょう。

まずは、本体下部の特殊ネジを取り外して、画面を固定する粘着テープの取り外しです。

ヘラや吸盤などを用いて、本体と画面の間に隙間を作って、そこにプラスチック製のピックなどを差し込んでスライドさせ粘着テープを切り離していきます。

ピックを奥まで差し込み過ぎると画面が破損してしまう恐れもあるので、要注意ですね。

画面を固定する粘着テープを切り離し、画面を開けるようになったら、バッテリーの接続を解除してから画面を取り外してしまいます。

次は、充電口部品のケーブルの上にあるバイブレーターやラウドスピーカー、simトレー部品の取り外しです。

取り外し自体は特に難しいことはないのですが、ネジの長さや種類が所々違いますので、そちらを覚えておいて作業をする必要がございます。

ここまで外せれば、後は充電口部品のケーブルを剥がして、新しい部品に交換、元通りに組み立て直して動作確認となります。

…無事、ライトニングケーブルで充電が出来るようになりました。

これにて修理完了です。

ドックコネクター部品の交換の場合、取り外す必要が出てくる部品が多くなってくるので、多少手間だったりするのですが、iPhone11だと基板を外す必要がないので比較的交換はしやすい方となってきます。

他のお客様の対応などが無ければ、40分ほどで交換出来ますかね。

ワイヤレスで充電が出来れば、問題ないと言えば問題ないのですが、充電速度が遅くなってしまうのがネック。

利便性と修理費用とを比較して頂き、修理するかそのまま使用するかをご検討して頂けましたらと思います。

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