すぐに電源が落ちてしまうiPad6のバッテリー交換

1/5(水)は、能美市内のお客様のiPad6のバッテリー交換修理についてです。

バッテリーが100％の表示でもすぐに電源が落ちてしまうとのこと。

典型的なバッテリーの劣化の症状です。

バッテリーを交換すれば、問題なく動作するようになるかとは思いますが、iPadの修理については、基本的に修理のご依頼があってから部品の発注を致しておりますので、部品到着まで少々お待ちして頂くことになります。

では、実際の作業へと移りましょう。

iPadは前面の液晶画面側から内部の基盤等にアクセスして行くことになります。

iPhoneなどと違って画面が大きく、また画面を留めている粘着テープも強力かつ大きなものが使われているため、画面にひび割れがある場合、取外し時に最悪割れてしまうこともございます。

割れの程度によっては大丈夫かもしれませんが、画面にひびがある場合は最悪画面の方の交換も必要になる旨をご了承ください。

…今回のお客様はガラスフィルムだけ割れている状態だったので、問題なかったんですけどね。

iPad6については、液晶とタッチパネルが分離しているタイプのもののため、液晶画面も取り外して行きます。

液晶画面の下にバッテリーが隠れているので、バッテリーの接続を切ってやってから、タッチパネルと液晶画面のコネクタを取外して、本日メインのバッテリーを取外してしまいます。

バッテリーもiPhoneなどと比べると非常に大きいため、固定している粘着テープもやっぱり強力になってきます。

こちらを取り外して、ようやくバッテリーの仮付けです。

仮付け状態で問題なく動作するようですので、後は元通りに戻して行き、作業完了です。

今回はバッテリーの膨張の影響か液晶画面に赤いシミが出来ておりました。

恐らく膨張したことにより液晶画面の一部が圧迫されて、一部の色の出力がおかしくなってしまったのかと思われます。

若しくは、100％でもバッテリーが持たないということでしたので、充電しながらのご使用でバッテリーからの熱によって一部色抜け状態になってしまったのかもしれません。

今回は、画面が暗いときに目立つけど、通常のご使用においては気にならない程度だったのでそのままお持ち帰り頂いたのですが、バッテリーの劣化・膨張によって液晶画面や他の部品に影響が出てしまうこともございます。

何かしらの症状が出てきたようでしたら、出来るだけお早めにバッテリー交換や機種変更などをご検討して頂ければと思います。

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