iPhone 8 リンゴループ、リカバリーモードとの格闘。復旧に成功するか？

お持ちいただいた端末は、iPhone 8

表液晶ガラス、背面ガラス、カメラレンズ、充電口（ドックコネクタ）、

外観は全く無傷で綺麗な端末でした。

リンゴループ（延々と再起動を繰り返す）状態が続き、データを諦め初期化をされ、

その後リカバリーモードの表示のままに成ってしまったそうです。

iPhone 8 に限らずリカバリーモードの表示のままの端末の復旧は殆ど無理で、

使えるようになった例は僅かで、基本無理に近いといって良いでしょう。

此方がリカバリーモード表示の iPhone 8 です。

先にリンゴループの解説です。

iPhone の電源を入て起動する際に、端末を動かす iOS にエラーが起きていないか確認が行われます。

問題が無ければ、機械（部品）が正常に認識動作しているか確認が行われます。

以上を通過して初めて端末が動き始めます。

どちらに該当するのかは、先ずアップデートを行います。

アップデートとは？

エラーが発生している iOS を新しく正しい状態に修復してあげることを意味します。

端末の空き容量が無い場合は新しい iOS を入れるスペースが無く、

データを諦め初期化しか方法が有りません。

リカバリーモードとは？

アップデートを行う際に、パソコンとライトニングケーブルで端末を繋ぎ、

ボタン操作によって、「これからアップデート又は初期化をしますよ。」を意味します。

冒頭にとりあげたように、何もしていない状態でリカバリーモードの状態の端末は、

多くが機械（部品）の何処かの破損に寄るもので特定が困難。

端末の電子基板に問題がある場合は、お手上げです。

当店にある部品で、一つ一つ探って行くしか方法が有りません。

外観に異常が無いので分解する必要は無いように思えますが、頑張りましょう！

答えは、あっさりと見つかりました。

取り出した、iPhone 8 のバッテリーです。

元に戻す事も視野に入れますから、丁寧に取り出します。

「角」が白く破れてしまっています。

バッテリーの破損が原因と特定するのはまだ早く、新しいバッテリーを借り付し

再度「初期化」を行います。

「初期化」により、無事「リカバリーモード」から脱することが出来ました。

非常に稀なケースで、iPhone 8 のバッテリーが破れているのはこれまで２回しか見たことが有りません。

後はアクティベートして終了です。

良かったですね。

でも実は、この一連の作業は分解と組み上げは当店のスタッフ。

パソコンをわざわざお持ちいただき「初期化」を行っていただいたのは、端末をお持ちいただいた

お客様。

共同作業による、リンゴループ、リカバリーモードからの復旧でした。

お互い喜びの瞬間でした。

お互い「有難うございました」の嬉しいひと時でした。

再度、ありがとうございます。

「アップデート」「初期化」は当店でも行っております。

復旧が不可能だった場合は、部品交換、アップデート、初期化の費用は頂かずに、

調査費２７５０円（税込）だけ頂いて元に戻してお返しです。

時間が掛かる場合もございますのでご了承ください。

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