水没反応って何？　水没のアレコレ

記事としては間が開いている中の人2です。

ちょっと前にiPadの水没の話があったので今回は水没について

すこし説明できたらと思い筆をとった次第でございます。

店頭で初期不良への保障の話をする際水没反応という言葉を使わせていただいてます。

まずがこちらをご覧ください。

左側の中央辺りにピンク色のものが見えると思います。

こちらが水没反応と呼ばれるものになります。

水没前は白いのですが水気に反応し下にある染料が染み出てこうなると思ってください。

この方の修理内容はバッテリーの劣化で動作自体は問題ありませんでしたが

こちらの端末については水没したことがあると扱う形になります。

水没端末となると当店では本来つけている初期不良に対する保障がなくなり

今後の動作について責任がもてなくなります。

水没すると何が起こるかということですが正直何がどう壊れているか、ダメージがどんなのかついて

分かりかねる部分があります。だからこそ保障できない形になっています。

かくゆう私は過去にスマホを覚えている範囲で既に4台ぐらい水没させている

いわば水没のプロ（（笑））です。

経験上の話になりますが水没後すぐにうんともすんとも動かなくなってしまった端末もあります。

直後は使えていましたが半日ぐらいで徐々に動かなくなってしまった端末もあります。

落として2ヵ月たった今でも動いている端末もあります。（実話ですよ、流石にいきなり壊れると困るので家でのサブ機扱いですが）

修理に持ち込まれた端末だと液晶に水シミができてしまったとかロゴループしてしまうとか

異常に発熱してしまうとか様々な症状をみてきました。

当店で水没端末に対して行う修理として水没復旧作業というものがございます。

こちらですが一度分解して基板等についてしまった汚れや不純物を落として綺麗にすることで

端末を復旧させるというものになります。

この作業をしないと汚れ等が原因でパーツの故障が起こりうる可能性や

うまく起動できない場合があります。

こちらだけで治る場合もあればパーツが故障している場合もあります。

パーツの故障についてはそのパーツの交換が必要となってきますので

復旧作業費+パーツ代という形で費用が追加されていきますのでご了承くださいませ。

では水没したときどうするのが正解なのか？

こちらについては上記のように端末ごと状態が違うので正解というのが難しいものになっています。

ただ、動くならできる限り早めに電源を落としていただきたいとは思います。

こちらですが基板やパーツ等のショートを防ぐための処置になります。ショートすると確実にその部分は壊れていますので要修理になります。

もしそのまま使うというのであれば確実にバックアップをとっておいてください。

最悪バックアップがあればデータ移行ができるので端末を諦めるという選択肢をとることができます。

上にも書いてますが電気が流れる＝故障するリスクはあるのでこちらを踏まえた上で行動になります。

時々いらっしゃいますがドライヤー等で温めて蒸発させるのだけは避けてください。

機械の天敵は色々あり水はもちろんのこと熱もよくありません。

ドライヤー等で温めてしまうとそれによるダメージも発生し壊れる原因にもなりますのでお止めください。

基本的に水没してしまった端末については時限爆弾な部分がどうしてもありますので

長期間使うことへのリスクが高く早めの機種変更が必要なものと思っていただきたいです。

また避けられなかった水没もありますがお風呂や洗濯など注意していれば避けられる水没もあります。

快適な生活のためにも避けられる水没は避けたいところですねといったところで今回は終了となります。