New3DSLLを自分で修理したところ動かなくなった データ救出のご依頼を頂きました！

任天堂New3DSLLのボタンが壊れたから自己分解により修理をしたところ、電源が入らなくなったとのご相談を頂きました。

New3DSLLなどのNew3DSシリーズや2DSシリーズは公式の販売が終了してしまい、本体価格が高騰しています。

修理は公式でもまだ受け付けている状態ですが、いずれは終了してしまいます。

スマホスピタル八王子店では、既に終了している、3DSや3DSLLの修理にもご対応可能です！

パーツの仕入れが可能な限りは修理対応しておりますのでお気軽にご相談下さいませ。

電源が入らなくなったとの事で心当たりが無いか聞いたところ、特になし。との事でしたので、調査を行います。

本体の裏側から分解していき、基板をチェックします。

ぱっと見ではわかりにくいですが、一箇所破損している箇所があります。

この長細いケーブルですが、ケーブル自体には問題ない状態ですが、ラッチ部(基板の固定金具)が故障しています。

このラッチを上に上げすぎた事により、ケーブルが緩んでしまい認識していない状態でした。

New3DSLLでは、一定の箇所に不具合があると電源が落ちたり、電源がつかないリスクがあります。

分解方法等の動画がありますが、注意点を説明しない動画などもあるため自己分解は知識が必要です。

また、違う箇所では、マイクパーツが紛失・破損していました。

こちらも同様にラッチが破損しています。

電源がつかない原因は、先程のラッチ部ではありません。応急処置として絶縁テープで補強し固定してあげます。

今回の電源がつかない原因は、サブ基板側に問題があります。

一部ショートして焦げている箇所があり、分解途中でなにかあったのでしょう…。

サブ基板には、バッテリーの接続先にもなるため、こちらも重要なパーツになります。

サブ基板交換後は問題なく動くようになりましたが、ラッチ部破損の影響で衝撃が加わると電源が落ちてしまいます。

データ救出を目的とした修理ですので、新しい端末を用意して頂き、データ移行となります。

自己分解により故障した事例は数多くございます。

最近では、ジョイコンの故障やスイッチ本体の故障などもご相談を頂いております。

自己分解される前に、バックアップを取り、事前に調べることを推奨します。