iPad第6世代のバッテリー膨張？！膨張が原因で画面が外れた！【立川市】

バッテリー膨張は、内部にガスが発生しバッテリーが膨らむ現象を指します、これはいくつかの理由によって引き起こされることがあります。

主な原因としては以下の点が考えられます

1. 内部ガス生成: バッテリー内部でガスが生成されることがあります。これは、バッテリーの電解液が過剰に分解されることや、過充電や過放電が行われることによって引き起こされることがあります。
2. 電極の劣化: バッテリーの電極材料の劣化によってもバッテリー膨張が発生することがあります。電極材料の劣化によってバッテリー内部の化学反応が不安定になり、ガスが発生しやすくなります。
3. 高温環境: バッテリーは高温の環境下で使用されると、内部のガス生成が促進され、膨張が加速する可能性があります。
4. 物理的なダメージ: バッテリーが物理的な衝撃や振動にさらされると、内部のセルが損傷し、ガスが漏れることがあります。

基本的はバッテリーにはガス抜き弁がついているのですがそれでもこれらの要因でバッテリーは膨張します・・

では今回ご依頼いただいた端末を確認していきます！

お預かりしたiPad6はこのように画面が「ぱかっ」と開いています・・

画面が開いていると異物や水などが入り故障の可能性に繋がります。
そのほかに内部の圧力でガラス破損や液晶破損、基板故障に繋がります。

このままでは危険ですので、画面を開けてバッテリーの交換をしていきます！

初めに画面ガラスを開けていきます！

画面の周りには強力なテープで固定されており、簡単には開きませんが、膨張により開いているので比較的簡単に開けられます。

膨張していると、内側から外側へ圧がかかっているため、稀にガラスや液晶が破裂し破損する事もありますので、慎重に開けていきます。

iPad6の画面を開けたら次に液晶パネルを取り外します。

iPad6では、画面ガラスと液晶が別々のパーツになるため、コストを押さえて修理が可能です。

何度か修理があるiPadや膨張を放置してしまうと液晶部に汚れが付いたままになってしまいます。

液晶やガラスを取り外したらすぐそこに膨張したバッテリーがあります！

iPhoneやスマホとは違い、タブレットですのでバッテリーサイズや容量も異なります。

バッテリーコネクタも異なり、絶縁のためプラスチックを噛ませます。

膨張したバッテリーを取り外していきますが、バッテリーも強力なテープで固定されています。

バッテリーを取り外す際、穴をあけてしまうリスクがあるため慎重に取り外し、本体から電池を取り除きます。

バッテリーは基板にピンが出ており、バッテリーの金色の部分に接点して動いています。

ズレ防止等のため、ピン周りに穴が空いており、ネジ止め出来るようになっています。

盛大にバッテリー膨張していますね・・

これほどまで膨張していると発火や破裂の危険性があったのですが何もなくて本当によかったです

古いバッテリーは電池残量を空にして絶縁処理を行い当店で破棄となります。

新しいバッテリーを取り付けてから液晶画面など外したものを元に戻して修理は完了です

今回のようなバッテリーの膨張による故障は他の故障を引き起こす可能性もあります！
ですのでもしバッテリーの膨張が発覚し次第の修理をお勧めします！