水没後使えていたiPhone11Proが突然電源が落ちて起動不可になった。水没復旧修理のご紹介！

水没により電源が入らなくなったiPhone11Proの復旧依頼

iPhoneが水没し電源が入らない！？

今回ご依頼頂いた端末はiPhone11Proの水没させてしまい電源が入らなくなった端末の修理依頼を頂きました。

元々iPhone11Proには防水・防塵性能があり、IP68等級まで耐えられる様になっています。

ですが、長期使用により防水性能となるテープの粘着力が弱まったり、落とした衝撃で歪みが発生している可能性があり、水没してしまいます。

どのスマホの防水性能・防塵性能は永続的に維持されるものではないので、半年以上～1年以上経過するスマホには要注意です。

仮に永続的に防水性能があるスマホでも無意味！？

iPhone12シリーズからiPhone15シリーズでは、IP68等級 深さ6m,最長30分と適合される様になっており、防水性能・防塵性能が良くなってきていますが、問題点は他にもございます。

今後、IP6XやIPX8の様に完璧に仕上げたとしてもバッテリー劣化が問題となります。

バッテリーは早くて1年半～3年程で劣化が進み、電池の持ち具合が悪くなる他、膨張するリスクがございます。

バッテリーを長持ちさせる機能もiPhone15では搭載されましたが、必ずバッテリーは劣化します。

バッテリー以外でも、端末を落としたり、強い衝撃を与えてしまう事で画面ガラスにヒビ割れが入ったり、歪みが発生し水没のリスクがございます。

年月が経過したスマホは水回りの使用の際にはご注意下さいませ。

iPhone11Proが水没してしまい電源がつかない端末の修理へ

Apple iPhone11Proは2019年9月に発売されたモデルになります。

iPhone11とiPhone11Pro、iPhone11ProMaxの3機種が発売されました。

今回は、水に濡らしてしまい、その後動作はしていたものの、数時間後には電源が入らなくなったとの事でした。

もし、水没させてしまった際には、早急に大切なデータのバックアップをお取り頂くか、電源を切って修理屋さんへ持ち込むことをオススメします。

電源が入らなくなったiPhone11Proがこちらになります。

水没してから24h以内との事でしたので、電源を付けずそのまま分解していきます。

内部には水滴が残っており、水没サインのテープも反応していました。左側にあるカメラ下にある赤いテープは元々は白いテープになります。

水滴がつくことで赤く反応し判断できる仕組みとなります。

本体側の他に、画面にも水没判定シールが貼られています。

まずは画面とバッテリーコネクタを外し、水滴の除去と乾燥を行います。

水没の状況によっては基板を外したり、各種パーツ類を外します。

ある程度乾燥が完了したら動作チェックを行っていきます。

今回は、水没により、色んなパーツが故障しており、最低限でもディスプレイと充電口の交換が必須でしたので修理していきます。

画面は、フロントセンサーパーツを移植し完了となります。

充電口には色んなパーツが接続されており、それぞれ外していく必要がございます。

故障した充電口パーツを取り外し新しい充電口パーツを取り付けていきます。

今回は、故障箇所が他にもあり、FaceID(顔認証)やバイブレーションなど故障箇所しています。

データ救出が目的ですので最低限での修理を行い修理完了となります。

修理まとめ・料金など

水没した端末は復旧出来てもいつまで使用できるか保証が出来ません。

復旧した際には早急にバックアップをお取り頂き様子を見ながらご使用頂くか、買い替えを推奨しております。