雨に濡れながらiPhone12miniを使用した結果画面が映らなくなった！防水性能を過信し過ぎに注意⚠

雨に濡れたiphone12miniの復旧依頼を頂きましたのでご紹介！

iPhone12miniを雨の中使っていたところ、画面の明るさが明らかおかしくなり、一部光りだしたり暗くなったりするようになり、数分後には画面が真っ暗になり付かなくなったとの事でご相談を頂きました。

iPhone12miniには、水深6メートルで最大30分 IP68等級の防水・防塵がございます。防水・防塵の性能には条件があり熱などには弱いため注意が必要です。

今回の水没の原因ですが、長期使用による経年劣化によって防水性能が低下している事です。

2020年に発売されたiPhone12シリーズのiPhone12miniですが、3年も経過しているため、防水シールの粘着が弱まっている可能性がございます。

防水性能は永続的な物では無いため数年が経過しているスマホですと簡単に水没してしまいます。

買った新品や1年未満のスマホは防水・防塵がしっかりしているため分解が困難な時がございます。

数年後には簡単に開いてしまうほど粘着が弱まっている事が分解しているとわかります。

雨によって水没してしまったiPhone12miniですが、内部的には動いている様で、バイブレーションや通知等が来ており画面だけが映らない状態です。

早速分解し内部を確認していきます。

濡れた様子はほとんど無いようにに見えますが、simトレーに付いている”水没したか判断出来るシール”が赤くなっていました。

SIMトレーを確認してみましたが、赤色にはなっていませんでした。あくまで貼ってるシールに水がかかった場合に変色するため、今回は避ける形で別の箇所から水が入ってしまった様です。

まずは、画面やバッテリーを固定しているプレートを外し、バッテリーコネクタと画面ケーブルを外します。

次にフロントセンサーを固定している金具とケーブル取り外します。

画面を分離させ、内部の水没状況を確認し軽く乾燥させます。

画面が映らない状態だったため、新しい画面を取り付けた所問題なく映るようになりました。

画面を交換するには、画面に取り付いたフロントセンサーパーツを移植+TrueToneの移植を行います。

iPhone12シリーズでは画面が有機ELとなった事により今回の様な画面が付かなくなるケースがございます。

有機ELが故障すると今回の様に画面が映らなくなったり、一部映らない、画面上に線が発生などがございます。

LCDとは違った破損で、画面が付かないと区別がつきにくくなります。

水没した端末ですので、復旧後はお早めにバックアップをお願いしております。