【Switch Lite】水没による起動不良を基板洗浄で復旧！

【Switch Lite】水没による起動不良を基板洗浄で復旧！

今回はNintendo Switch Liteの水没復旧修理のご紹介です。
お預かりした端末は、過ってお風呂に落としてしまい電源が入らなくなったとのことでした。
水没反応シールを確認すると赤く反応しており、内部にしっかり水分が侵入している状態でした。

内部は広範囲に腐食

本体を分解すると、基板のあちこちに白い腐食跡や水滴が残っていました。
Switch Liteは一体構造のため、水が入り込むと乾燥しにくく、放置するとすぐにショートやサビが進行します。
さらに、ファン周辺やスティック部分にも湿気が溜まり、通電状態では危険な状態でした。

基板洗浄で復旧を試みる

まずは全体を分解し、基板を取り外して専用の洗浄液で徹底的にクリーニングします。
その後、乾燥工程を行い、腐食部分には絶縁処理を施しました。
再度組み直して動作確認を行うと、無事に電源が入り正常起動を確認！
ゲームの読み込みやボタン操作、音量調整なども問題なく動作しました。

水没復旧後の注意点

今回のように基板洗浄で起動が戻るケースはありますが、水没端末は長期利用にリスクがあります。
内部の腐食は目に見えない部分にも残るため、後から再発する可能性があります。
そのため、修理後はできるだけ早めにデータのバックアップを取り、再び水に近づけないよう注意が必要です。

まとめ

Switch Liteのようなポータブル機は水没リスクが高く、わずかな水でも故障につながります。
今回は基板洗浄によって復旧できましたが、放置時間が長いと復旧が難しくなります。
電源が入らなくても諦めず、早めの洗浄処理が復旧の鍵になります。